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ケータイ刑事銭形泪25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今週の「名曲探偵アマデウス」の放送は新作ではなかった(ファイルNo.031・ヴィヴァルディ「四季」の再放送でした。)ので、ピンチヒッターとして「銭形泪」に務めて貰います。(次の「名曲探偵アマデウス」の新作は6/14のチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」なので、来週、再来週も同様となります。)


今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は通算で25話となる2nd.12話の「千里眼を持つ女 ~全てをお見通し殺人事件」に突入です。初回となる今回は、サブタイトルにある言葉から「千里眼」についてと、この物語でTVに出演したちゃんがこのように言われていたことから「助手」について、そしてこの物語では活躍することになる「ハンディ・カメラ」について、そして高村さんが口にした「まぐれ」について記します。

尚、約2年11ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

千里眼」:遠隔地の出来事を、あたかもその場にいるように直覚的に感知する神秘的な能力のこと、またはその能力を持つ人のことを言う。仏教に於いては、この能力のことを「天眼通」と言う。

英語では「Clairvoyance」と言い、透視能力や予知能力という超能力の一種として認識されることもあって、英語では「Second Sight」と言う場合もある。

明治末期に「千里眼事件」と言われる騒動が日本で起こっている。これは、御船千鶴子という女性が「千里眼」能力の持ち主として注目されるようになった。当時23歳の彼女の能力を見出したのは義兄の清原猛雄であって、千鶴子は清原の元で千里眼による体内透視による治療を行うようになる。これを東京朝日新聞が取り上げ、千鶴子の透視能力の実験を行うことになる。最初の実験では透視は高い的中率を誇ったが、それから二ヶ月弱の後、より厳重に封印されたカードを使っての再実験では、透視は失敗する。が、方法によっては的中したことで、脚光を浴びる。更に、少人数を集めて公開実験をすると、千鶴子の得意な方法では的中するが、カードのすり替え事件が前に行われていたことから、彼女の能力に疑問視する声があり、結局、能力を証明することが出来なかった。翌年、千鶴子は自殺して、真相が明らかにされなかった。また、「念写」を行う長尾郁子について報道され、実験を行うが、妨害工作があったとして、別の騒動になり、これも証明できないまま郁子が病死したこともあって、「千里眼は科学にあらず」とされ、真偽が解明されることはなかった。

この事件があったことにより、「千里眼」はインチキというレッテルが貼られ、仕掛けのあるマジックの一種と見なされるようになった。現在でもそれが覆されることなく、千里眼事件によって定着した認識がされている。

助手」:仕事の補助をする人のことをいう。英語では「Assistant」と呼ばれる。尚、大学などの教育機関に於いては「助手」という名称の学校職員がいる。(これは英語で「Reader」という。)

大学の助手は、教授や助教授の職務を助けるのが職務である。(2007年の学校教育法の改正によって「助教授」が廃止され「准教授」が設置されることになったが、厳密には「助教授」が「准教授」という名称変更ではない。「助教授」は「教授の職務を助ける」ことが職務であるが、「准教授」の職務は「教授」と同じである。)

それ以外でも、様々な職業において、助手は存在する。(乱暴な言い方をすると、アルバイトで雇われる人も助手ということが出来る。)良く知られているのは、漫画家のアシスタントであり、漫画家の仕事を助けるのが職務である。

そう言えば、を演じた黒川芽以さんだが、現在はNHKの「名曲探偵アマデウス」では名曲探偵・天出臼夫(あまで・うすお)の助手・響カノン(ひびき・かのん)を演じていますが、ちょっと面白いところでもありますね。

ハンディ・カメラ」:「ハンディ」とは英語の「Handy」であって、「手際の良い」「扱いやすい」「便利な」「手近な」という意味である。一方、ここで言う「カメラ」はビデオカメラのことである。つまり、手頃な大きさであって、扱いやすく、持ち運びが出来るビデオカメラのことである。(スタジオで使うようなテレビカメラは大型のものであって、持ち運びできる様なものではありません。)また「カムコーダー」と言う場合もある。

具体的な製品名を記すと、SONYの「ハンディカム」と言うことになる。(「ハンディカム」はSONYの登録商標である。が、業務用の持ち運びできるビデオカメラは「ハンディカム」と言われるように、業界においては半ば普通名詞化している。)特に、ベータカムはアナログ・テレビの時代では、プロであれば誰でも使っていたというようなスタンダードな存在になり、スタジオから外に出ての撮影(ニュースなども含まれる。)においてはベーカム(「ベータカム」のこと)は当たり前のものになっていた。

現在では、デジタル化、HD化が行われていて、フォーマットもデジタルハイビジョン方式であるAVCHD方式が主流になっている。

まぐれ」:「まぐれあたり」のことであり、その省略形である。尚、漢字で記す場合は「紛れ」と記し、「まぐれあたり」は「紛れ当り」または「紛れ中り」と記す。(「紛れ(まぎれ)」と同じ漢字を使うが、意味としては全く別である。(「まぎれ」は「まぎれる」と同じで、物の中に入り交じって目立たないようになる、弁別しにくくなる、という意味である。))

偶然に当たること、を意味しているが、良い結果が得られた場合の偶然を意味していて、「偶然事故にあった」というような悪い出来事に対しては使われない。また、「まぐれ」という言葉には「偶然」という名詞としての意味もある。(「紛れ当りのホームラン」というのは良く言われる言葉である。→打たれた方にとっては悪い結果であるが、打った方からすればよい結果であり、打った方の立場で考えるので「まぐれ」という言葉が使われる。)

ちなみに、英語では「Fluke」というが、この日本語は「フロック」という言葉がある。また、「まぐれだよ」と言う言い方は「It was pure luck.」という言い方がある。

 

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