LEON RUSSELL『THE BEST OF LEON RUSSELL』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1976年にリリースされたベスト・アルバムである。彼のキャリアを考えると、初期の名曲が詰まっていると言うことになるスワンプ・ロックの雄としてカリスマを誇る彼であるが、そういう時代を象徴する内容のベスト盤であり、アメリカの土埃を感じさせてくれる内容である。
収録曲は以下の全12曲である。『Roll Away The Stone』『Delta Lady』『Tight Rope』『Out In The Woods』『Shoot Out On The Plantation』『Stranger In A Strange Land』『Hummingbird』『Song For You』『Lady Blue』『Bluebird』『This Masquerade』『Back To The Island』。
お薦め曲は、この中では彼の代表曲である『Song For You』とヒット・シングル『Tight Rope』ということになる。それ以外では『Delta Lady』『Roll Away The Stone』『Lady Blue』『Bluebird』『This Masquerade』という所をピックアップしておく。
サウンドの方は'70'sの曲という雰囲気が強いが、現在でも根強い人気のあるブルース系ルーツ・ミュージック(当時は「ルーツ・ミュージック」という言い方はしていませんでしたが...)は今も昔も魂に叫びかけてくれるものであり、心を和ませてくれるものである。日本ではブルース系の音楽というのは今一つ指示されないものの、じっくりと聴きたい所である。また、このジャンルに足を踏み入れるには、名曲『Song For You』があるだけに、入門用とするのもよろしいかと...
尚、ベスト盤ということでは収録曲数が少なく、時間的にも短いのだが、本ベスト盤はLP時代にリリースされたものなので、これは仕方のない所である。ただ、下手にボーナス・トラックを追加すれば、長いキャリアのある彼のベスト盤ということでは中途半端な感じになってしまうので、彼のキャリアの初期を知るベスト盤ということでよろしいかと。(彼のキャリアを追うのなら、他にもベスト盤がリリースされているので、そちらをどーぞ。)
↓同名のベスト盤ですが、これらは別物です。
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