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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その107) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「占い師」ということにします。但し、純粋な占い師ではなく、幅を広げて呪術的なことを行う人ということで述べていく。(純粋な占い師となると「ケータイ刑事」では「M1」に登場した1人ぐらいに鳴ってしまいますから...)「ケータイ刑事」からは「・3話」と「・4話」、そして「・3rd.8話」の3本を、「007」からは「死ぬのは奴らだ」を取り上げます。

ケータイ刑事」:「・3話」。「黄色い鳥は見ていた! ~風水師殺人事件」という物語で、ここに登場するのは風水師であって、正確には占い師ではない。また、事件の被害者が風水師のMr.ロバという物語である。

事件現場はMr.ロバの自宅ということで、風水師の自宅が舞台となっているが、部屋に置かれている家具などの配置は、当然の如く、風水になぞられて置かれてあった。

Mr.ロバは、顧客の弱みを握ると、それをネタにしてゆすりを行っていたということで、それを止めさせようとした弟子ともみ合いになっている内に、ナイフがMr.ロバに刺さって死んでしまったということで、Mr.ロバの風水というのは実に怪しいものでした。

ケータイ刑事」:「・4話」。「暗闇の惨劇! ~陰陽師殺人事件」と言う物語で、ここに登場するのは占い師ではなくて「陰陽師」である。また、先の第3話に続いて、2話続けてちょっと怪しい物語となっていました。

日本陰陽師協会本部で殺人事件があったという通報があり、現場にやってきたちゃんと五代さんだったが、その時にはまだ殺人は起こっておらず、そこにいた陰陽師の1人(4人の陰陽師がいたが、全員がいかがわしい)が、死体が現れると予言した。で、次期理事長を決める安倍晴明ご降臨の儀式が始まり、そこで殺人が起こった。この儀式というのが、またまた怪しいものであって、暗闇の中で行われたものであった。参加者たちは全員が手を繋いでいた、というのもまたまた怪しいところである。

結局、時期理事長の座を奪うことが目的で、現理事長が殺されたという組織の内紛騒動ということでした。

ケータイ刑事」:「・3rd.8話」。「タキシード刑事来日! ~ムータコ殺人事件」という物語。物語の大筋は「・4話」のリメイクといって良いような展開の物語でした。また、タイトルにあるように、タキシード刑事が登場した物語でもありました。

尚、ムータコというのは、新興の降霊術であって、韓国のムーマンと日本のいたこを足したようなものということである。→それだけで、如何にもインチキ臭さを感じるもので、儀式の呪文も「パンニナニハサムニダー」「ハムパンニハサムニダー」「キュウリモハサムニダー」というようなものであって、降霊を行うの出はなくてハムサンドを作るようなものでした。(ただ、韓国語ではもっと別の意味があるのかも知れませんが...)2ヶ月前にソウルのムータコ本部で降霊術師が凍死しているのが発見され、被害者の3人の弟子が容疑者となったが決め手が無く、犯人逮捕に至らずにいたが、その3人がムータコ東京支部で行われる降霊に呼ばれ、被害者の霊を降霊させて、直接真犯人を聴いて決着をつけることになる。そんな所に真犯人を殺すという殺人予告が日本と韓国の警察に届いたという事件である。(日本からはちゃんと松山さん、ソウル市警からタキシード刑事がやってきた、ということです。)

・4話」のように、儀式が始まり、暗闇の中で行われ、参加者たちは手を繋いでいる中、京支部代表の剣山が殺された。動機は、既に降霊の力を失っていた2人(ソウルと東京の被害者)は、それを隠すために依頼者の下調べを行い、力を持っているようにしていたが、このままではムータコがダメになると考えての殺害でした。

ということで、「ケータイ刑事」からは3本を取り上げたが、いずれもが怪しげなものであって、いずれもが占い師と呼べるものでは無いのだが、占いに対するイメージって、こういうようなものということでしょう。そもそも「当たるも八卦当たらぬも八卦」と言うように、100%言い当てるものではないということを言っているぐらいですから...

007」:「死ぬのは奴らだ」。1973年のシリーズ第8作で、3代目ボンドのデビュー作である。3代目ボンドになると、敵がスペクターではなくなるのだが、最初の敵は時代を先見するかのような麻薬でアメリカを支配しようと企む2つの顔を持つ某国の首相である。

MI6の工作員が立て続けに殺されるということで、007がその調査のためにアメリカに派遣されたが、ある占い師がボンドのNY到着を予言し、ボンドはマークされることになる。その占い師とは、タロット占いをするソリテールという女性(=ボンドガールである。)であって、幼少期から神秘的な力を発揮し、サン・モニークの首相であるカナンガに完全に支配されていた。また、カナンガはサン・モニークをブードゥー教で支配し、重要なことはソリテールの占いを信じていて、占いで決めていた。また、サン・モニークではケシの栽培を行い、それを生成した麻薬をアメリカに流していた。

ボンドを撃退することも、ソリテールの占いによって計画するが、ボンドがソリテールと関係を持ったことで、ソリテールは神秘的な力を失ってしまう。ソリテールは何とかその力を持ち続けているように振るまう(=ここでは騙しているということになる。)も、簡単なことですら予言できなくなり、カナンガは失望し、ボンドと共に抹殺しようとした。

で、ボンドはソリテールを助けると共に、カナンガの野望を食い止めて任務を遂行する。

共通点は、いずれもが怪しげなことをして、人を騙そうとしているという所である。(「・3話」では力の有無に関しては言及されていないものの、いずれもが力を有していることを装っているという所が共通している。但し「007」は、最初は力を有していたのだ、力を失ってから以降ということになります。)→まあ、占いに関しては「信じる、信じない」は各人の自由である(自分に都合の良いことは信じて、都合が悪いことは信じない、というのが一般的のようです。)が、占いとはインチキだ、と声高にしていわないものの、占いに対する世間の認識を皮肉っている姿勢が共通しているというのが面白い所である。

また、いずれもが殺人に繋がっているというのも共通している。(「ケータイ刑事」では力を持っているとされた人は全て殺されている。「007」では殺されそうになるが助けられ、殺そうとした方が殺されている。→これが違いになる。)

次回については、来月から7代目・ケータイ刑事「銭形命」が始まるので、ちょっとした小企画(やるとしてもせいぜい2回でしょう)を行うか、今回のような別テーマとするか、思案中です。また、「007」の第22作「慰めの報酬」についても、もうしばらく封印しておきます。何が登場するか、お楽しみに。

 

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