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ケータイ刑事銭形愛23話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

2回目となる「銭形愛」の第23話「姿なき犯罪者 ~凡才柳沢教授の生活」の「裏ネタ編」は、この物語に登場した食べ物の中から「自然食品」についてと、「梅干し」について、「玄米」について、そしてこれも良いものとして語られた「ハーブ」について記します。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

自然食品」:英語では「Natural Foods」というが、文字通り、自然のままの食品のことをいう。要するに、農薬を使わずに、自然のままに栽培された無農薬農作物や、化学肥料を一切使わずに栽培された有機農産物(オーガニック食品)、合成飼料を使わずに天然飼料で育てた畜産物、天然の魚介類などのことである。また、より広い意味では、防腐剤、着色料、保存料などの食品添加物を一切使用していない加工食品も含まれる。(例えば、味噌、醤油、ヨーグルト、チーズなど→但し、遺伝子組み換え大豆を使っていたり、牛の飼料に天然飼料を使っていることが前提条件となる。)

目安となるのは「有機JASマーク」がついているのかどうかということになる。が、近年多発した食品偽装問題を考えると、どこまで信用できるかという別の問題があるのもまた事実かと...(が、全く信用しないとなると、自分で食料を生産しない限りは無理でしょうが...)

梅干し」:梅の実を塩漬けにして、それから日光に晒して干した食品である。漬物の一つである。一般的には赤ジソの葉をを加えて紅色にしたものである。

古くから日本にある食品であり、貯蔵食品として利用されてきたものである。また、解熱作用や疲労回復という薬効があることから、薬としても使われていたのをはじめ、防腐、抗菌効果があることで、弁当やおにぎりに入れられる。(但し、減塩梅干しとよばれる塩分を減らした梅干しでは、この効果は期待出来ないので、注意が必要である。)

日本では、平安時代に薬として使われたという記録があり、戦国時代では消毒薬としての使用も盛んであった。(当然、保存食としても使われたため、重要物資であった。)

また、「梅干し」と言うと「日の丸弁当」が有名であるが、昭和初期にはアルミ製の弁当箱に穴が開くということが問題になった時期がある。(梅干しの成分がアルミを溶かすためである。)

尚、現在でも弁当に梅干しが入っていることがあるが、塩漬けだけで日干しをしていない梅の実を使っているものもある。(日干しをしていないと「梅干し」とは言わず「梅漬け」ということになる。)

「梅干し」は、その昔、夏の土用の頃に日干しにして作るということが一般的であったことから、夏の季語である。

尚、英語では「Picked Ume」という言い方もあるが、現在では「Umeboshi」と呼ばれていて、日本語の名称がそのまま横文字になっている。

玄米」:稲の籾から籾殻を除去した状態の米である。(精米する前の状態の米。)英語では「Brown Rice」という。

果皮、種皮、胚乳、胚芽からなっていて、播種すると発芽することが出来る状態である。(但し、加熱処理をすると発芽しなくなってしまい、市販されている玄米は加熱処理が当たり前のように行われているので、発芽せず、種にはならない。)

玄米を精米することで白米を得るが、表面に付着している糠を落とすのだが、その際、果皮や種皮なども多少は削られる。(更に精米が進むと、胚乳も削られることになる。)

玄米は、白米よりもビタミンB1を多く含んでいて栄養価が高いということで、近年の健康食品ブームによって人気が出てきた。但し、白米に比べて籾に近い状態であるため、残留農薬が白米よりも高いとして、危険な食品という意見もある。(化学農薬を使って栽培した場合ですけど...)

尚、「玄米」は「黒米(くろごめ)」の「黒」を「玄」という当て字にして、それを音読した言い方である。そのため「くろごめ」と呼ばれる場合もある。

ハーブ」:料理の香料や薬用として使用される草や木のことである。(料理では、植物の葉や花を利用する場合は「ハーブ」、実や茎を利用する場合は「スパイス」と呼ぶのが一般的である。)但し、野菜や穀物のように大量生産される植物や、観賞用植物(花卉)と呼ばれるものは含まない。

木の類では、ラベンダー、ゲッケイジュ、バラなどがあり、草の類ではナスタチューム、ヒマワリ、ミント、サフランなどが知られている。

香料としては、料理に使用する以外では、リキュールに使ったり、薬酒に混ぜて香を出したりするのに使われる。また、人間が口にしない使用法としては、化粧品や入浴剤として利用される他、観賞植物として栽培されるものもある。

歴史は古く、古代エジプトでイチジク、ブドウとを合せてヤグルマギク、ケシの種類の植物が栽培されていた記録があり、薬草として使用されていた。また、欧州でも同様に薬草として使用されていて、14世紀のペストが大流行した際にも、薬として利用された。ただ、中世のヨーロッパでは、魔女狩りでハーブの(薬草としての)知識のある人たちも魔女として弾圧されたという記録もある。

尚、薬用ということでは、東洋の「漢方薬」と共通する部分もあるが、漢方薬として使われるものは主に草の根や木の皮であり、ハーブとの違いがある。しかし、英語で「漢方医」のことを「Herb Doctor」、「漢方薬」のことを「(Chinese) Herbal Medicine」と言うことから、全く別物という訳ではなく、関連しているものという扱いである。(西洋医学と東洋医学の違いがあるが「医学」ということでは同じものという考えということですね。)

英語では「Herb」、ドイツ語では「Krauter」、フランス語では「Herbe」、イタリア語では「Erba Aromatica」、スペイン語では「Hierba Aromatica」という。

 

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