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「THE JERK」 [映画(洋画)]

表題の作品は1979年のアメリカ映画「天国から落ちた男」である。S・マーチンの初主演作というコメディ映画である。日本ではS・マーチンと言うとコメディ俳優と言う位置づけがされているものの、今一つ評価されていないが、アメリカでは大ヒットを記録して、'80's以降の活躍に繋がることになった作品である。

作品データを記しておくと、時間は94分、原案はスティーヴ・マーティンとカール・ゴットリーブの2人、監督はカール・ライナー、脚本はマイケル・エライアス、スティーヴ・マーティン、カール・ゴットリーブの3人、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はジャック・エリオットである。そして出演は、スティーヴ・マーティン、バーナデット・ピータース、キャトリン・アダムズ、メイベル・キング、リチャード・ワード、カール・ゴットリーブ、モーリス・エヴァンス、たちである。

ネビンは、貧しい黒人農夫に養子に出され、他人を疑うことを知らずに育った青年である。そんな彼が自分の人生を切り開いていこうとして、家を出た。最初はガソリン・スタンドで働くことになったが、色んな人たちと交わりながら生きていく。ある日、ネビンはスタンリーという中年男と出会い、眼鏡を改良してやった。スタンリーはこれに感心し、その改良した眼鏡を生産すると言い出し、儲かったら半額をネビンに渡すと約束すると去っていった。ネビンは更に世の中を四郞としてガソリン・スタンドを辞めて出ていく。そして、ある旅芸人一座に加わる。ある日、見物に来ていた子供が事故に遭いそうな所を助け、少年に付き添っていたマリーと知り合い、恋中になるも、理想が高いマリーはネビンのプロポーズを断った。傷心のネビンは再び放浪生活を始めるが、ベレント社というニューヨークの会社から呼び出されて社長に会った。その社長はあのスタンリーであり、ネビンの改良眼鏡が売れに売れたということで、儲けの半額をネビンに渡すという話だった。こうして億万長者になったネビンは育ての親に仕送りをするようになる。更に、マリーが彼の元に戻ってきて結婚した。幸せ一杯のネビンだったが、眼鏡には欠陥があり、裁判となり、賠償金の支払いで無一文になってしまう。そしてマリーは彼の元を去った。そんなネビンに、育ての両親がやってくる。ネビンの仕送りを元にして商売を始めたら、成功したというのだった。再び戻って来たマリーと共に、ネビンは新しい生活を始めることになった...

「わらしべ長者」のような展開であるが、良いことばかり続かないというのは世の常であり、出来すぎという物語にならないのは良いのだが、そういうことを考えるような作品ではない。やはりS・マーチンのギャグを中心に楽しむべき作品である。兎に角、何も考えずに楽しむことにして、色々と突っ込みたくなるのを抑えるということでよろしいかと。(こういうジャンルの作品は、突っ込みだしたら止まらなくなっちゃいますし、何も考えずに笑って見るのが正しい見方なのである。)

 

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