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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その111) [ケータイ刑事]

7代目「ケータイ刑事」となる「銭形命」がスタートし、現役ボンドは6代目ということで、遂に「ケータイ刑事」の方が多くなったが、しばらくは7代目・ケータイ刑事は封印しておきます。その代わりに、これまで封印していた「007」の第22作「慰めの報酬」を今回から解禁することにします。

で、今回は「慰めの報酬」に登場したキャラクターと「ケータイ刑事」に登場したキャラクターの類似点として、「復讐を狙う女」というテーマで記します。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.5話」、「007」からは「慰めの報酬」です。

ケータイ刑事」:「・1st.5話」。「さよなら、アンドリウ ~キラークイーン殺人事件」という物語である。この物語については最初に「現実と虚構が入り交じった複雑なストーリーです。」と物語でも最初に注釈しているが、これを最初に記しておく。(何せ、実在の人物がそのまま登場して、殺人事件が起こっているのですから...)

この物語で復讐を狙っているのは女優の宝積有香(本人が演じている。)。4話前の物語となる「銭形零・1st.1話」での台詞無しの死体役での出演ということで、プロデューサーに恨みを持つことになり、その復讐のために丹羽プロデューサーを殺害したという物語である。→こういう設定、展開こそ、現実と虚構が見事に絡んでいるこの物語の面白い所である。

その宝積さんがあるレストランでウエイターのアルバイトをしていて、その店を貸し切った丹羽Pのパーティ(渡邉睦月の出所祝い)で事件は起こる。ワインを注ごうとするが、まずは高村さんが毒味をする。無事と言うことでそのワインをグラスに注ぐ宝積さん。で、そのワインを飲んだ丹羽Pだけが毒殺された。こうして宝積さんは復讐の機会で本懐を達成した。当然、疑われるが、ワインに毒は入っておらず、グラスも意図されて渡されたものではなく、丹羽Pのグラスにだけ毒をどうやって入れたのかが分からない。

結局、ちゃんの活躍で、丹羽Pのグラスにだけ毒を入れた方法が分かり、宝積さんは逮捕された。が、手錠が掛けられると「カット」の声がした。→最後は内輪ネタに走ることになったが、最初に断りがあった「現実と虚構が入り交じった複雑なストーリー」というものを貫き通した傑作となった。

007」:「慰めの報酬」。2008年のシリーズ第22作で、現時点ではシリーズ最新作であり、6代目ボンドの第2作である。また、シリーズ22作目で初めて、前作の終わった直後から物語がスタートするということで、物語としたら前作「カジノ・ロワイヤル」から続いたものになっている。→ある意味では冒険であり、「ケータイ刑事」の冒険に満ちたことを続けるのに触発されたのだったりして...(?)

この物語で復讐を狙っているのはボンドガールのカミーユである。彼女はボリビアの元諜報員であり、幼い時に両親を、元ボリビアの独裁者だったメドラーノ将軍に惨殺されていた。その目的のために、慈善団体グリーン・プラネットのCEOに接近し、彼の仲介でメドラーノ将軍の乗る船に乗り込む機会を得る。が、そういう彼女の過去を知らないボンドがカミーユが将軍を狙うのを阻止、ボンドと行動を共にすることになる。

やがてボンドはCEOの裏の顔や、メドラーノ将軍が復権を狙い、更にクーデターを企てていることを突き止め、追っていく。そして最終的にボンドとカミーユは砂漠の中にあるメドラーノ将軍のいるホテルに乗り込んでいき、対決となり、ボンドの助力を得てカミーユは、メドラーノ将軍を倒して両親の復讐を果たした。

共通点は、復讐を果たすためにある組織に入り(「ケータイ刑事」ではレストラン、「007」では諜報局ということで、全く次元が違いますけど...)、そしてターゲットとの接触を図り本懐を成し遂げたという所である。(復讐を果たそうとしても返り討ちに遭うというのもよくあることだが、この2人は見事に目的を果たしている。)→一応、「共通点」ということでこれを記しておくが、今回のテーマにおける共通点は別にあると言ってもよい。それは、これを演じた女優さん(「ケータイ刑事」は宝積有香、「007」はオルガ・キュリレンコ)がこの役を演じた時の年齢と放送/公開になった時の年齢が、共に28歳だったということである。(但し、「007」はイギリス、アメリカでの公開日時点であって、日本公開日にはオルガは29歳になっていた。そして、この数字は「ケータイ刑事」にやたらと出てくる謎の数字の「28」と同じというのは、偶然にしては出来すぎている。

違いは、「ケータイ刑事」では復讐を果たすのに協力者はおらず、一人で成し遂げたが、逮捕されるということになり、「007」ではボンドが協力者という形になって成し遂げ、逮捕もされていないという所である。また、これまでに述べてきた類似点、共通点、相違点というのは、基本的には「007」の物語が先にあって、「ケータイ刑事」が後から生まれた物語であるが、今回のテーマは「ケータイ刑事」の物語が先にあって、「007」の物語の方が後から生まれたものである。

次回も、「慰めの報酬」に関係することを記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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