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ケータイ刑事銭形泪28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・2nd.15話(通算では28話)」の「BS初のミュージカル!! ~歌って踊って殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」ですが、今回はちゃんたちが一晩過ごすことになった「テント」について、そこで柴田さんが焚いた「お香」について、お香を焚いた目的がこれを除けるためということだったので「サソリ」について記します。尚、「サソリ」については「・31話(3rd.5話)[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして加筆しました。

尚、約3年前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

テント」:英語では「Tent」、日本語では「天幕」という言い方もある。露営用の折りたたみが可能な移動式の軽便な家屋のことである。木や金属の骨組みと、防水仕様の布地を使ったものである。

歴史は古く、紀元前の古代王国の軍が使っていたという記録があり、軍用として使われていた。また、遊牧民の間では、これを元にした家屋が使われていて、モンゴルのパオ(「ゲル」とも言う。)はテントが発展した移動式家屋である。

テントのイメージとしてはアメリカ・インディアンのテント(ティピ)やエスキモーのイグルーも有名であり、「ムーミン」に登場するスナフキンが使っているものなどの三角錐のような形をしたものが有名であるが、現在のテントは、こういうものは少数派になっている。

現在では、主にレジャー用のテントと、イベントや集会の時に使われる集会用のテントが知られている。前者は、登山やキャンプなどで使用されるものであり、軽量かつコンパクトなものという特徴がある。これは移動する際にもテントも持っていくことになるため、居住性を多少犠牲にしても、可搬性の良さが求められるため、そのように改良されていったものである。小さなものは、骨組みとなるポールも分解出来るようになっていて、布地の方もかさばること無く小さくなるものがある。(特に登山用で利用されることが多い。)

レジャー用のテントは、1~2人用という小さなものと、4~5人用という中規模のものとが広く使われている。(10人程度が入ることが出来る大人数用もあるが、この需要は多くない。)構造は、基本的には同じであって、2本のポールをクロスさせて、その張力でドーム形状の骨組みとして、それに防水性の布を張るのが一般的である。そしてそれを地面に固定することになり、そのためのロープを固定する部分が備わっている。

以前は三角形の形状(三角錐の形状のものや三角柱を倒した形状のもの)をしたものが主流であったが、骨組みが複雑になったり、設営するのに時間がかかることから、現在の主流は変わってきている。→やはり、テントを張るのに必要な時間が短い、内部の居住空間が広く取れる、という利便性が高くなると、変わっていくものである。が、映画やドラマなどに登場する場合(キャンプでテントを使う、など)は、今でも三角形の形状をしたテントが主流というのは面白い所である。(それだけイメージが強いということでしょうね。)

一方、集会用のテントというと、運動会や学園祭、町内のイベントなどの時に使われるものであり、親族製の柱で三角形の屋根を支えているというものである。これは居住用ではなく、ある程度のスペースで雨よけと日よけのための屋根が必要な空間が必要な場合、これを用いると簡単に総数空間が得られるために使われている。特に、運動会ではこれが必ず使われているが、誰でも目にしたことがあるお馴染みのものである。屋根に使われる布は、主にビニール製の生地である。(色は白というものを良く目にするが、他の色のものも当然ながらある。)

テントは基本的には一時的な居住空間を得るためのものであるが、遊牧民ではある一定の期間は同じ場所にいて、季節が変わると移動するというのが多い。そのため、住居の方も容易に移動できるものが必要となって、テントから発展した形で簡易式の移動住宅としてのテントがある。但し、これはレジャーや集会用のテントとはレベルが違い、かなり大がかりなものとなり、解体して移動する際も荷馬車数台分になるものもある。

モンゴルのパオ(ゲル)、アメリカ先住民のインディアンのティピ、シベリアのチュクチのヤランガ、カナダ・エスキモーのイグルーなどが知られている。また、工事現場などの事務所に使われるプレハブ小屋(ユニットハウスなどと呼ばれている。)もこの仲間である。

お香」:英語では「Incense」、「香(こう)」とも言う。加熱すると芳香を発するものを指して言う。天然の香木を用いるものと、香木の粉を練り合わせて麝香を用いて練って作られたものとがある。尚、線香もこの仲間である。

歴史は古く、古代王朝の儀式として香が使われていた記録がある。また、伽羅、沈香、白檀などの天然香木が多いインドでは、夏の暑さによって起こる悪臭を防ぐために利用するという日常的な使い方も行われていた。(インドではそれが仏教と繋がることになった。)仏教では、香を焚くと不浄を払い心識を清浄にする、ということから仏教では欠かせないものとなった。また、他の宗教でも香炉を使うものなどがあり、儀式の際に使われる。

日本には6世紀半ばの仏教伝来の時に一緒に入って来たものであり、仏教の広がりと共に「香」も広がっていく。やがて仏教とは別に、香を炊き込める「空薫物(そらだきもの)」や「香合(こうあわせ)」が流行して独自の道を進んでいくことになる。そして室町時代には「香道(こうどう)」と呼ばれる日本独自の香を楽しむ芸道が生まれることになる。

ヨーロッパでも、宗教儀式とは別に、香水の利用から「アロマセラピー」または「アロマテラピー」と呼ばれる香を使った芳香療法が生まれている。(これは、ある意味では「香道」の医療分野への展開という見方も出来る。)この歴史は20世紀になってからということで歴史は浅く、一般的に広がったのはここ30~40年のことである。

サソリ」:クモ綱サソリ目の節足動物の総称である。体長は3~18cm程度で、先端が鋏形状をした大きな蝕肢と、尾に毒針を持っているのが特徴である。温帯から熱帯に生息していて、夜行性動物である。全世界には約1600種類のサソリがいるとされている。最大のサソリはダイオウサソリ(エンペラースコーピオン)であって、アフリカに生息し、最大30cmにも達する。

サソリと言うと「猛毒」を持っている動物という認識が強く、毒を持つ生きものとしては真っ先に名前が挙がる動物である。が、人命を奪うような猛毒を持つサソリの種類は少なく、20~30種類程度である。(大抵のサソリの毒性は弱く、人命を奪う所までいかない毒である。→だからと言って、安全という訳ではなくアナフィラキシーショックを起こす場合もあるので、やはり危険である。)毒性の強い種は、主にアフリカやメキシコに生息している種である。イエローファットテールスコーピオン、ストライプバークスコーピオンなどは強い毒性を持っていて、中東に生息するデスストーカーという種の毒が最も強いとされている。(しかも、獰猛で動きも素早いということで、とても危険なサソリである。)

時々、港で、輸入された物資に紛れてサソリが現れる、ということが起こっていて、その都度、パニックになっているが、これも「サソリは猛毒を持っている」という認識が強いためである。確かに毒は持っているが、毒性の強いサソリの方が少ないこと、パニックによって逆にサソリを刺激して攻撃的にしてしまう、ということがあるので、落ち着いて対処すれば良く、下手に騒ぎ立てることはしないようにしましょう。(素手で触るというのは論外ですけど...)

また、蛍光現象と呼ばれるものを持っていて、サソリにブラックライトを当てると緑色に光る。これについては表皮にあるヒアリン層が蛍光を発するとされているが、詳しくは解明されていない。(脱皮した後に残る殻も光る。)

日本にもサソリは生息している。主に八重山諸島に生息するヤエヤマサソリは小形のサソリである。また、八重山諸島や小笠原諸島に広く生息しているマダラサソリは広く知られている。これらのサソリの毒性は弱い。

サソリは肉食であって、主に昆虫などを食べるが、時にはトカゲなどを襲う場合もある。狙った獲物に対して、毒針を相手に刺し、毒を注入することで倒す。そして鋏を使ってちぎって食べる。

サソリの行動で特徴的なのは、交尾の際、雌と雄が向かい合って互いの蝕肢をつかみ合い、前後左右に動く「求婚ダンス」と呼ばれるものが知られている。

毒を持っていて恐れられる動物であるサソリであるが、イタチやジャコウネコ科の肉食性哺乳類、鳥、爬虫類は天敵であって、捕食関係にある。(特に子どものサソリ(=成体になっていないサソリ)は天敵に食べられてしまうことが多い。)→天敵がいるからこそ、個体数もほぼ一定に保たれている。天敵がいなければ、世界的にも凄い数になることでしょう...

また、見た目だと、サソリの皮膚は固いというイメージがあるが、サソリは昆虫ではなく、クモ綱の節足動物である。(乱暴な言い方をすると、蜘蛛の仲間、まあ、親戚と言ったところでしょうね。)そのため、昆虫のような固い皮膚ではない。よって、天敵に丸呑みにされるということが珍しいことではない。(特に鳥が子どものサソリを咥えていく。)

英語では「Scorpion」と言い、漢字で記すと「蠍」となる。また、「サソリ」は夏の季語である。

尚、次の物語(2nd.16話)にも「さそり」が出てくるが、その「さそり」と今回ここで述べた「サソリ」とは別ものである。「さそり」については次の物語で記すことにします。

 

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