ケータイ刑事銭形舞4話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形舞[裏ネタ編]」の第4話「暗闇の惨劇! ~陰陽師殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目(通算では3回目)となる今回は、この物語に登場した飲食物特集です。で、「エビフライ」について、「味噌カツ」についてと、「ホット・ジンジャー」についてと「ジンジャー・エール」について記します。
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「エビフライ」:海老を使った揚げ物料理であって、日本が発祥の洋食であり、人気メニューの一つである。起源については不明であり、現在では名古屋の名物と言うことになっているが、名古屋が発祥地ではないらしい。
殻を剥いた海老の背わたを取り、(尻尾は取らないのが一般的である。)丸まらないように腹側に小さな切れ込みを入れ、真っ直ぐに伸ばしたものに、小麦粉、溶き卵、パン粉を付け、それを油で揚げる。衣がきつね色になったら完成となる。
使用される海老は、車エビが一般的であるが、特に制限がある訳ではなく、その他の種類の海老も使用される。また、高級海老として知られている伊勢エビを使う場合もある。
揚げ物の定番であるソースを掛けて食べるだけでなく、魚の揚げ物では好まれているレモン汁やタルタルソースを掛けて食べることも多い。また、カツ丼と同じように、丼飯の上に乗せて、そのまま、または卵とじにして食べること、パンに挟んで食べること(ホットドッグのようにする場合と、食パンに挟む場合のいずれもがある。)もある。
また、エビフライと言うと、一匹の海老が1つ(1本)のエビフライに調理されるが、海老の身をすり潰して、ミンチカツのように、小麦粉とパン粉を付けて、油で揚げた「海老カツ」という料理もある。これは小さな海老でも使用できるということから、調理する方にも歓迎されている。また、海老カツをハンバーガーのようにバンズに挟んで食べることもあって、ハンバーガーチェーン店では人気メニューになっている。(但し、あくまでも「エビフライ」とは別の料理として区別されている。)
「味噌カツ」:名古屋(中京圏)名物の料理であって、八丁味噌などの味噌をベースとしたタレを豚カツにかけた料理である。味噌ダレは中京圏では一般的なものであり、それを使った料理の一つと言うことになる。
元になったのは、串カツに八丁味噌を使ったどて煮に浸して食べたことであって、串カツが豚カツに変わり、味噌もだし汁を使ったり、各種調味料を加えた(店)独自のものが使われるようになったものである。中京圏で「豚カツ」というと、基本的には「味噌カツ」のことである。尚、付け合わせの野菜は、へ化の地方での豚カツと同様に千切りキャベツが使われる。(ソースが味噌ダレになっていて、それがかけてある料理と思えばよい。)
タレに使う味噌は八丁味噌が基本であるが、これは中京圏の特産の味噌である。(麹を使わずに大豆だけで作った辛口の赤味噌である。)そういえば、愛お姉ちゃま主演のNHKの朝ドラ「純情きらり」は、八丁味噌の蔵元が舞台となっていましたね。
「ホット・ジンジャー」:「ジンジャー」とは生姜のことである。(英語では「生姜」を「Ginger」という。)ショウガ科の多年草であって、マレーが原産の植物である。香辛料として食材としての利用だけでなく、生薬としても利用されている。食材としては根茎を食べるが、甘酢漬けや紅生姜がその代表的なものということになる。(前者は寿司のガリとして、後者は焼きそばや牛丼でお馴染みである。)また、ショウガ焼きは香辛料として使った代表的な料理である。
生薬としては、根茎が「生姜(しょうきょう)」という漢方薬として知られていて、発散作用、健胃作用、鎮吐作用があるとされている。特に発散作用は風邪の初期治療薬として利用されていて、(ショウガ入りの)葛湯はその代表的なものとして知られている。
「ホット・ジンジャー」は、そういう特徴を持ったショウガを使った飲み物であって、更に暖かいものと言うことになる。ある意味では、風邪の治療薬としてショウガを使って作られた飲み薬は「ホット・ジンジャー」ということになる。古くからあるものであるが、舞ちゃんの世代になると、こういう民間伝承的なものを知らず、清涼飲料(炭酸飲料)として知られている「ジンジャー・エール」の方が先に頭に浮かぶことになるため、「?」という反応をすることになるのでしょう。→同じものでも、世代が違うことで、認識が異なっているものを上手く描写していますね。
「ジンジャー・エール」:英語では「Ginger Ale」。炭酸飲料で非アルコール飲料である。ビールに似た色をしていることから「ジンジャー・ビア」と呼ばれることもある。(但し、イギリスでは「ジンジャー・ビア」という別の飲料がある。ジンジャー・ビアはイギリスの家庭で作られている飲料で、ジンジャーと糖分を発酵させたものである。)
生姜汁を使い、これに香りと味を付け、カラメルで着色をしたものである。そのまま飲まれたり、カクテルの材料としても使われることがある。
発祥は19世紀末のカナダであって、20世紀前半には世界に広がっていった。最初は、生姜汁にフルーツジュースやフレーバーエキスを混ぜた飲料として登場し、改良が重ねられて、20世紀初頭に「カナダドライ・ジンジャーエール」が完成する。アメリカに進出し、更にはライセンス生産がそれ以外の国にも広がっていった。日本では、あまり馴染みのない飲料であり、在日米軍とその家族向けという限られた範囲だけの消費しか無かったが、1970年代になって一般に販売されるようになり、'70's後半には日本中に広がっていった。代表的なブランドは「カナダドライ」と「ウィルキンソン」がある。
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