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ケータイ刑事銭形舞6話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」の増補を行っているが、今回からは第6話の「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「暗殺者」について、今回のちゃんの任務だった「護送」について、「あだ名」について、そして「[裏ネタ編]6話」で記している「モリアーティ」について追記をすると言うことで、改めて記しておくことにします。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

暗殺者」:密かに狙って人を殺すことを言う。ターゲットとなるのは社会に何なりかの影響を与えている人であり、一般的には「要人」と呼ばれる人たちとなる。(一般人をターゲットとした場合は「暗殺」とは言わず、単なる(怨恨などが原因の)殺人である。)

その殆どは政治目的であり、または宗教的な理由で行われる。政治的な要人を非合法的な手段により殺害することであるが、要人となると警護も厳しくなるので、緻密な計画(捜査当局から見ると稚拙な所があっても、実行犯にしたら緻密に計画を立てている。)の元、不意打ちのような形で行われるのが一般的である。

「暗殺者」とは、そういう暗殺を行う人、若しくは行おうとしている人のことである。この物語では、27件の殺害事件に関与し、長年逃亡を続けてきた男がターゲットということで、政治的な狙いは無いが、27件の殺害事件に関与しているということで、社会を騒がせた人物であり、社会にそれなりの影響を与えた人物ということになるので、「暗殺」ということは(一応)成り立つ。

歴史を紐解けば、古代から数多くの「暗殺」が行われている。特に、古代王国に於いては、次の王位を獲得することを目的として、現在の王を暗殺するということが度々起こっている。(古代王国のエジプトをはじめ、ローマ、中国では多数の事例がある。また、日本でもいくつもの事例がある。)

中世以降、現代でも数多くの暗殺事件が発生している。特に中世のヨーロッパの各王国や幕末期の日本では、次々と暗殺事件が起こっている。(世の中が乱れると、政治的思想の対立から暗殺が増えている。)尚、暗殺に失敗した未遂事件まで含めると、その数は更に多くなり、きりがないぐらいの数に達する。(近年では、護衛する方もより厳重になったり、様々な最新技術を用いた装備によって、暗殺が失敗に終わる事件、つまり暗殺未遂事件が増えている。)→数が多すぎるので、その例は省略します。

尚、中には事故や自殺、病死などを装った暗殺事件もあるため、要人の事故死や自殺があると、直ぐに「暗殺されたのでは?」という話が持ち上がるのが常になっている。

護送」:貴重なものや大事なものを保護して護りながら別の場所に送ることを言う。また、囚人や刑事事件の被告など身柄を拘束されている人を、拘束された状態のまま、別の場所に送ること(連れて行くこと)をいう。刑事ドラマや映画の世界に置いては「囚人護送」はお馴染みのものである。

戦争中、船団の中で最も速度が遅い船の速度に合わせて全体を統制して進んで行くということから「護送船団」という言葉が生まれ、戦後、バブルの崩壊までの時期の日本の金融政策で、企業体力の最も弱い所も経営が成り立つように、業界全体をコントロールしていて金融機関を守っていた時代があるのはご承知の通りであり、これを「護送船団方式」と呼んでいたが、これは「護送」という言葉から生まれた言葉の一つである。

それにしても、「囚人護送」に「護送船団方式」というように、「護送」と言う言葉には負のイメージがありますね...

尚、英語では「Convoy」または「Escort」と言う。(但し、「Escort」は護られるのが女性の場合にのみ使われるのが一般的である。)特に、アメリカでは大型トラック(トレーラーなど)の集団のことを「Convoy」と言い、1978年の映画「コンボイ」が知られている。(「コンボイ」はトラックの集団のことであって、大型トラック単体のことではない。)

あだ名」:漢字で表記すると「渾名」または「綽名」と記す。英語では「Nickname」と言う。その人の特徴によって、実名(本名)以外に付けられた名前のことである。愛称として付けられるのが一般的であって、名前を縮めて「○○ちゃん」というのはポピュラーなものである。

また、その人を馬鹿にしたように呼ぶために付けられる「あだ名」や、男女関係の噂に関する場合に使われる「あだ名」もあるが、この場合の「あだ名」は「徒名」または「仇名」と表記して、「渾名」または「綽名」とは別の物として区別される。(読みはいずれもが「あだな」であるため、耳で聴いた場合は、時には「どっちの意味でのもの?」ということになるが、漢字表記だと一目で分かるというのは便利なところである。)

人間以外にもこれと同様に「愛称」と呼ばれるものがある。人間に対しては「あだ名」のことを「愛称」と言う場合もあるが物に対しての場合は、「愛称」とは言うが「あだ名」とは言わない。あくまでも「あだ名」は人間に対してのものである。

モリアーティ」:コナン・ドイルの小説「シャーロック・ホームズ」シリーズに登場するキャラクターであり、ジェームズ・モリアーティ(JAMES MORIARTY)が本名である。

21歳にして二項定理に関する数学論文を発表し、地方の大学で数学教授となる。論文としては「小惑星の力学」というものを発表している。が、同時に犯罪者としての才能も発揮して、ロンドンに暗躍する悪党の黒幕として君臨し、犯罪計画を手下に与え、自らはその計画には加わらなかった。しかし、犯罪に関係したということで、大学教授の職を追われ、ロンドンに戻ってきて予備校の教師となる。予備校はアリバイにもなり、彼は犯罪の方には黒幕という存在で手を染めていくことになる。

容姿は、ホームズが語っていて、「背が高く、痩せていて、白くカーブを描く突き出た額を持ち、深く窪んだ眼をしている。ひげは綺麗に剃られ、青白く、苦行者のようであり、顔立ちにおよそ教授らしきものを漂わせている。彼の背は長年の研究から曲がり、顔は前へ突き出て、爬虫類のように奇妙に、いつでもゆらゆらと左右に動いている」と記している。(『最期の事件』にこのように記されている。)

ホームズと同等の知能を持っているということで、ホームズもモリアーティには苦戦した。何度かの勝負があるが、いずれもホームズが勝利した。『最後の事件』ではホームズと共にスイスのライヘンバッハの滝に転落し死亡した。(ホームズも死んだはずだったが、復活を望む声によって、ホームズは生きていたことにされて復活、モリアーティの残党と対決していくことになる。)

コナン・ドイルが一切関係ない映画作品で、「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎」(1985年、バリー・レヴィンソン監督、ニコラス・ロウ主演。)において、少年時代のホームズとワトソンが対決したレイス教授(ホームズの学校の教師でもあった。)が後に「モリアーティ」を名乗ったが、この作品自体は番外編であり、シャーロキアンの間では全く認められていない。

 

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