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ケータイ刑事銭形泪32話(2nd.19話)[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形泪[裏ネタ編]」は、通算で第32話となる2nd.19話の「よっ、座布団一枚! ~人気落語家殺人事件」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「座布団」について、「落語家」について、そして冒頭で高村さんが見ていたテレビ番組「(笑)点」の元ネタである「笑点」について記します。

尚、約3年1ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

座布団」:「座蒲団」と表記されることもある。床や畳の上に座る場合に敷く小形の布団である。日本の日常生活で使われるものである。厚さは数cm程度で、大きさは50cm四方前後の正方形に近い形をしているのが一般的である。(一応、大きさによってそれぞれ名前が付けられている。茶席判(43cm×47cm)、木綿判(51cm×55cm)、銘仙判(55cm×59cm)、八端判(59cm×63cm)、緞子判(63cm×68cm)、夫婦判(67cm×72cm)などがあるが、一般的なものは木綿判、銘仙判、八端判であり、これらがS、M、Lといったら良い。近年では、椅子にも使われていて、その場合はこれらよりも小さいもの、(ほぼ)正方形ではなく円形のものなどもある。)

座る場合の緩衝材ということになるが、それ以外の目的としたら、冷たい床に直接触れることを防ぐという役割もある。また、畳の上で寝る場合などは半分に折って枕の代用品として使われることもある。また、第二次世界大戦中には2枚の座布団を頭に乗せて、頭部を守るものとして使われ、防空頭巾を産むことになったが、現在では防災頭巾の代用になるということでも知られている。

構造は簡単で、布製の袋の中に綿やスポンジなどが入っているという単純なものであるが、ソファに用いるクッションのような弾力性は基本的に持っていない。

歴史は古く、起源は鎌倉時代になる。が、当時は権力者や僧侶が使うものであり、一般には普及していなかった。そのため、実用性よりも様々な装飾がなされたものが多く使われていた。(僧が使うものは仏教の中に溶け込み、宗教的な儀式で使用する物のような位置づけとなる。)一般に普及するのは江戸時代になってからで、現在のようなほぼ正方形の形になった。

日本的なものの一つであるため、日本の伝統を受け継いでいる所(茶道、華道など)では、座布団に対しても様々な作法がある。また、大相撲でも力士が土俵下で自分の取組を待つ時に使う座布団にも作法がある。(関取(十両以上)になると自分専用の座布団を使うことが出来る。)

大相撲では、横綱が幕内力士に敗れて金星を配給した時、桟敷席の観客が座布団を投げることが見られる。が、近年は金星を配給しない時にもこれが起こることもある。相撲協会では、危険なために禁止しているが、それでも座布団が投げられることが起こる。そのため、一部では座布団を投げられないような形にするという工夫も見られる。(1つの桟敷席にある4枚の座布団を繋いで大きくして、投げにくくする、など)

また、落語でも、高座で落語家が噺をするとき、この上に座って行う。そこから、(後述する)「笑点」の大喜利のコーナーでは、座布団が得点の代わりとして使われている。

尚、英語では「Japanese Cushion」または単に「Cushion」と言う。

落語家」:落語(これについては次回で述べる予定です。)を演じることを職業とする人のことである。寄席で演じられることから、寄席芸人でもある。「話家」「噺家」「咄家」という言い方もある。英語では「Comic Storyteller」と言う。(確かに「落語」は「Comic Story」であるが、そのままですね。原語の壁もあるため、世界的にと言うのが難しいこともあるので「Rakugoka」という日本語を横文字にした名称となるのは難しいのでしょうね...)

落語家の演ずるものには、噺の最後にオチ(「さげ」と言うこともある)を語って結びとするもの(=所謂「落語」)と、オチが無く、人情噺と呼ばれるものとがあるが、基本的にはオチがある前者をメインの芸としている。(後者をメインとする人は「落語家」というよりも「噺家」と呼ばれる傾向がある。)

落語家の世界は師弟制度がある世界であり、師匠の元に弟子入りをして修行を積んでいく制度が取られている。東京の落語家には、「見習い」「前座」「二つ目」「真打ち」という身分がある。「真打ち」になると、興行のトリを務めることができるようになり、同時に弟子を取ることも許され、「師匠」と呼ばれることになる。(上方落語ではこの制度は無いが、落語家の評価は客が決めることであり、制度化するのはおかしい、という声がある。実際、東京落語では「真打ち」になっている人が半数を超えている状態になっていて、もはや意味がない、という意見もある。→「真打ち」といっても名前だけというような上手くない落語家が実際にいますからね... 誰ということは言いませんが...)

一方、上方落語でも徒弟制度がある所は同じであるが、関西では落語よりも漫才の方が人気が高いこともあって、落語は苦戦気味である。演芸番組でも漫才の方が中心で、落語は二番手に甘んじているのが現状である。

笑点」:日本テレビ系で放送されている演芸バラエティ番組である。1966年5月15日に初回の放送が行われ、現在も続いている長寿番組である。(40年を超えて、放送回数も2000回を超えている。)「金曜夜席」という番組が原形であり、「笑点」はこの番組を引き継ぐ形で始まった。

後楽園ホールで公開収録が行われているが、一度に2本の収録を行うというのは、現在ではバラエティ番組では広く採用されているものであるが、そういう番組収録の形の基礎を築き上げている。(隔週の土曜日に収録が行われている。放送は、基本的に収録から8日後と15日後となる。)尚、年に数回は地方に行って収録を行うが、やはり一度に2回分の収録を行う形は変わらない。

現在は30分番組であるが、放送開始当時は40分番組であった。(1996年4月から30分番組になった。)内容は、演芸コーナー、ゲストとの対談や司会者が担当するコーナー、大喜利のコーナーの三部構成であったが、30分番組になった時から、演芸と大喜利の二部構成となっている。

特に、大喜利は名物コーナーとなっていて、この番組のこのコーナーが広く浸透していて、バラエティ番組では「大喜利形式」としてお馴染みのものとなっている。座蒲団を得点の代わりとしているのも常識となっている。また、大喜利の出演者がカラフルな色の着物を着ているが、これも大喜利では常識となっている。→この物語のに登場した「(笑)点」でも、大喜利出演者はカラフルな色の着物を着ていて、座布団が得点の代わりとして扱われている。

また、「ケータイ刑事」でも「海・2nd.」の文化祭の時に「大喜利」が行われている。(放送の方は「海・2nd.11話」の終盤にダイジェスト的に行われた。リリースされている「文化祭」のDVD(そう言えば、このDVDって「M2」との抱き合わせセットとなっているが、初回版では今は亡き「HD-DVD」の「M2」もセットになっていましたね...)では雷お姉ちゃまも大喜利に参加している所もしっかりと収録されている。)

司会者は、現在の桂歌丸が5代目である。(現在4年目となっていて、初代を超えようとしている所である。)初代は立川談志(約3年半)、2代目が前田武彦(約1年)、3代目が三波伸介(約12年)、4代目が(5代目)三遊亭円楽(23年半弱)である。また、お馴染みの座布団運びは現在6代目であって、山田隆夫が務めている。(過去の座布団運びは、三升家勝松(現在の4代目桂文字助)、毒蝮三太夫、三遊亭笑遊(現在の5代目三遊亭圓遊)と三笑亭夢丸、小野千春と桂米助、松崎真が務めている。)

尚、現在の司会を務める桂歌丸は第1回から出演しているが、入院して休んだことがあるので「皆勤」ということにはならない。(が、40年以上も同じ番組に出演し続けているというのは、40年も続く番組があるということも凄いが、出演しているというのも凄いことである。)

また、本番組から派生した番組として、BSデジタル放送のBS日テレで「BS笑点」という番組が2003年から2007年に放送されていた。2007年4月からはCSの日テレプラスに移って「笑点Jr.」という番組に変わっている。内容の方は基本的に「笑点」に準じているが、出演者は若手落語家が中心になっている。

 

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