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ケータイ刑事銭形泪34話(2nd.21話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では34話となる「銭形泪・2nd.21話」の「殺しを語る肖像画 ~軽井沢夫人殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、冒頭でちゃんが口にしていた所から、ちゃんが着ていた「テニスルック」についてと、「別荘」について、「避暑地」について、そして「バカンス」について記します。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

テニスルック」:「ルック」と言うのは「外観」のことで、特に服装について言う言葉である。(「ルックス」と言うと「容姿」のことを指すことになる。)つまり、スポーツのテニスを行う時のスタイルのことを指す。

テニスでは、ルールで試合の際の着用する服装が定められている。そのため、テニスを行う時の服装というのは、その定められたルールの範囲内のものとなるので、ある意味ではユニフォームに近いものと言うことが出来る。但し、「ユニフォーム」というものは定められていない。(男子の場合はシャツとショーツ、女子の場合はワンピースまたはシャツと、スコートまたはショーツとする。セーター、カーディガン、ベスト類を着て試合をしてもよいが、ウォームアップスーツ等の着用はウォームアップ時に限定する。)つまり、テニス用ではないTシャツ、ランニングシャツ、ランニングパンツ、ジーンズ、その他の不適切なウェアなどがある。→そのため、陸上競技では一般的なスタイルはテニスの試合では目にすることがない。

また、メーカーのロゴマークなどについては、その位置や大きさなどに対して細かい規定があり、シャツやショーツなどの服装から、ソックス、果てはテニスラケットなどのあらゆる道具にまで規定がある。(但し、道具を入れるバッグと、試合中に汗を拭くためのタオルに関してはロゴに関する規定は無い。)→こういう細かい規定があるため、中にはスポンサーの広告塔のようになっている競技があるが、テニスではそういうことにはなっていない。つまり、テニス選手の服装というのは、細かい所の違いはあるにしても、定められたルールの中に収まることになるため、「テニスルック」と呼ばれる独自のスタイルが存在することになる。

別荘」:避暑や避寒、休養などのために、普段生活している家とは別に、気候が良いところや風穴の綺麗な土地などに蹴られた別宅のことである。尚、一戸建ての場合は「別荘」と言うが、マンションなどの集合住宅の場合もあって、この場合は「リゾートマンション」と呼ばれる。

特に、暑い夏の時期を過ごすために高原の涼しい所に別荘を持つというのはステータスとなり、軽井沢、那須、清里、伊豆などは別荘地として知られている。また、アメリカでも大統領の別荘があるキャンプ・デービッドが有名である。

日本でも、古くから存在していて、天皇や貴族の邸宅を都の郊外の風光明媚な地に別荘を持っていた。天皇の場合は「離宮」と呼ばれ、貴族であれば「別業」と呼ばれていた。現在でも「○○離宮」というのが京都を中心とした所にはいくつか残っている。また、宇治の平等院などは、元々は藤原氏の別業であったもので、それが宇多天皇に渡り、天皇の孫である源重信を経て摂政・藤原道長の別荘である「宇治殿」となったものである。そして道長の子・関白・藤原頼通が1052年に寺院に改めたもので、これが現在に至ったものである。

尚、英語では「Cottage」「Villa」「Cabin」「Country House」などという言い方がある。ただ、避暑地などの別荘としては「Cottage」「Country House」などが使われて、「Villa」は別荘であるが、大富豪が持っているような広い庭が付いている大邸宅のことを指し、「Cabin」は小さな別荘を指す。

また、俗語では「刑務所」のことを指す隠語としても使われていて、「刑務所に入ること」を「別荘に入る」という言い方がされる。→確かに、本宅ではない所ということでは「別荘」という言葉は当を得た言い方である。(言葉って、面白いものである。)

避暑地」:文字通り、避暑のための土地のことである。英語では「Summer Resort」または「Summer Retreat」と呼ばれる。また「避暑地」という言葉は夏の季語でもある。

夏は暑い季節であり、特に都会は炎暑であって過ごしにくいため、夏の間、年を離れて涼しい所に行って過ごす、ということが行われるが、それに適した涼しい気候の土地である。一般には標高の高い地方や、緯度の高い地方が多いが、海岸沿いの地方という場合もある。

日本では、江戸時代までは特に「避暑」ということは一般的では無かった。平安時代には、天皇や貴族が現在の別荘に相当する離宮や別業を所有していたが、底に行くのは避暑のためではなかった。そういうこともあって、日本では涼を得るための工夫が発達することになる。(風鈴などはその一例である。)が、ヨーロッパでは中世の時代に、王侯貴族が夏の時期に別荘に相当する宮殿や邸宅に移動して暮らすという避暑を行っている。そのため、ヨーロッパでは「避暑」という考えは早い時期から定着している。

日本では、明治時代になって、外国人の商人、宣教師、教師たちが数多くやってきたが、そういう外人たちは「避暑」という習慣が身についていて、夏の暑い時期に日本国内で避暑を行うために外国人避暑地を設けたことが最初となる。そして、外人の行う避暑を真似て、日本でも富裕層が避暑を行うことになり、いくつかの避暑地が作られることになる。明治から大正時代は、夏の時期の暑地は富裕層の人々が集まる第二の社交場のような場所となり、開発が進んで行き、避暑地には別荘が集まる場所というようになる。(夏の時期、一ヶ月から一月半ほどの長期滞在をするというのが一般的であった。)

これが次第に一般庶民の間にも広がっていくことになり戦後、特に高度成長期以降は避暑地で過ごすことがステイタスとなる。が、交通の発達などもあって、現在では別荘を所有するのではなく、数日から一週間程度の短期の滞在で避暑地を渡り歩くというようなことも行われるようになり、観光地のようなものと大差が無くなってきている。

日本における避暑地としては、長野県の軽井沢、野尻湖、宮城県の高山が「日本三大外国人避暑地」として有名であり、日本人が行く避暑地としては、軽井沢、八ヶ岳山麓、安曇野、白馬、神奈川県の箱根、兵庫県の六甲山などの大都市から比較的近くて高地である場所が有名である。しかし、交通網の発達もあって、現在では北海道の各地や東北他方のいくつかの山のある場所(那須、会津など)なども避暑地として知られるようになった。(当然、日本を脱出して、より涼しい北欧やカナダなどの外国に避暑に行くというのも当たり前のようになっている。)

また、最近では「リゾート地」という言葉が広く使われているが、これは元々は「行楽地」ということであって、特に「避暑」とは関係ない観光施設がある場所のことを指す。そのため、「避暑地」は「リゾート地」に含まれると解釈しても問題はないが、「リゾート地」=「避暑地」ではない。

日本ではあまり知られていないが、欧米では暑さを避けるという「避暑」の反対となる「寒さを避ける」という「避寒」も一般的となっていて、地中海沿いの温暖な土地やアメリカではフロリダなどがそれに適した「避寒地」として知られている。(日本では、沖縄が一応「避寒地」に対応するということになるが、「避寒」という考えは余り浸透していない。→年末年始をハワイで過ごすというのがあり、これは「避寒地」ということも言えるが、日本人の場合は「避寒地」としてハワイに行くというよりは、単に年末年始を外国で過ごす、という祭のような所がある。)

バカンス」:主に保養地などで過ごす長期休暇のこと、またはその過ごし方のことである。「バカンス」というのはフランス語であり「Vacances」という単語である。英語では「Vacation」と言う。

フランス人は、その殆どが夏の時期に最低でも一ヶ月の連続した休暇を取り、仕事を離れて、人それぞれの休暇を過ごす。(日本人がよく参加する団体旅行ではなく、あくまでも個人それぞれが個人的な旅行をするのが基本である。)とくに避暑地に行ったり、海岸の行楽地に行ったり、各地を旅行して廻など、様々な過ごし方がある。その中でも、特に多いのが普段の生活環境から離れた別の地、つまり保養地や行楽地に長期滞在して、そこで長期休暇を楽しむという休暇の過ごし方である。

以前でもフランス国外のヨーロッパ諸国へのバカンスというのは珍しくなかったが、近年では交通網の発達で、ヨーロッパ以外のフランス国外へバカンスに行くというのも多くなっている。(フランス人に取っての海外バカンスとという、アジアや太平洋の南国の島々、カリブ海地域などが一般的となっている。)

尚、日本でも夏の時期ではお盆の時期に「民族大移動」と呼ばれる交通渋滞が起こるが、フランスでもこれと同様に「民族大移動」と呼ばれる交通渋滞が起こる。そのため、バカンスの時期では、パリの観光地は閑散としている所も多く、日本から旅行に行くというのも穴場かも...(南仏のリゾート地へ行こうと考えると、フランス人のバカンス客だらけということになってしまいます。)→「フランス人はバカンスのために仕事をしている」と言われることがあるが、その言葉はまんざらでもなく、当を得た言い方である。そのため、フランス映画には、バカンスの時期の一ヶ月程度の期間を描いたロマンス映画、青春映画などが結構たくさんあります。

こういうフランス人の過ごし方のことから、保養地などに長期滞在して過ごす休暇のことを「バカンス」と呼ぶようになった。

この物語では、ちゃんが「避暑地でバカンス!」と言っていた(テニスルックでテニスをしようとしていた。)が、学校が夏休みである時期に、銭形家の軽井沢にある別荘で過ごすというのは、夏の連続した長期休暇に、保養地である避暑地の別荘で、スポーツに汗を流す、ということになり、言葉上でも全く問題のない「バカンス」である。

 

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