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PRETENDERS『GET CLOSE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼らの4th.アルバムである。前作の傑作アルバム「LEARNING TO CRAWL」から2年ぶりに発表された期待のアルバムであったが、イギリスではこれまでと同様にヒットを記録したが、アメリカでは本作から翳りが見えることになり、ー留守の点でも苦戦をした。イギリスでは最高位6位を記録しているが、Billboardでは最高位25位、1987年の年間アルバム・チャートでも79位であった。

オリジナル版での収録曲は全11曲であったが、2007年にリマスターされてリリースされた時に後ろ6曲がボーナス・トラックとして追加されて全17曲の収録となった。収録曲は以下の通りである。『My Baby』『When I Change My Life』『Light Of The Moon』『Dance!』『Tradition Of Love』『Don't Get Me Wrong』『I Remember You』『How Much Did You Get For Your Soul?』『Chill Factor』『Hymn To Her』『Room Full Of Mirrors』。以下がボーナス・トラックで、『Hold A Candle To This (Alternate Version)』『World Within Worlds』『Tradition Of Love (Remix)』『Dance (Take 1)』『Don't Get Me Wrong (Live)』『Thumbelina (Live)』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。『Don't Get Me Wrong』が米英共に最高位10位記録、1987年のBillboard年間シングル・チャートでは92位にランクインしている。続く『Hymn To Her』はイギリスで最高位8位を記録、『My Baby』はイギリスでは最高位84位、アメリカでは最高位64位を記録、『Room Full Of Mirrors』は特にチャートインしていない。

本アルバムからのお薦め曲は、シングル・カットされた『Don't Get Me Wrong』『Hymn To Her』『My Baby』と『Dance!』『Light Of The Moon』をピックアップしておくことにする。

PRETENDERSと言うと、CHRISSIE HYNDEのワンマン・バンドという印象が強く、メンバーチェンジも派手に行われていて、何かと話題には事欠かないバンドであったが、サウンドの方は本格的なロック志向であり、しっかりと聴かせてくれるバンドである。前作がアメリカでも大きなヒットを記録したが、本作では結果的に息切れしてしまったようになっているが、しっかりしたロックを腰を落ち着かせて聴かせてくれている。本アルバムに対しては評価が今一つであるが、これは過小評価されていると言ってよく、セールスだけが全てではない。もっと評価されてよいアルバムであり、再評価するためにも改めて聴いてもらいたいアルバムである。

 

Get Close

Get Close

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino/Warner Bros.
  • 発売日: 2007/06/05
  • メディア: CD

Get Close

Get Close

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: WEA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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