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「MACKENNA'S GOLD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1969年の映画「マッケンナの黄金」である。劇場公開当時、シネラマで公開された作品であり、クライマックスの一大スペクタクルは、シネラマならではの迫力を楽しむことの出来る作品である。(現在、日本国内にはシネラマが上映できる映画館は存在していない。)アパッチ族が隠した黄金を巡る男たちの冒険アクション作品で、西部劇大作である。

作品データを記しておくと、時間は128分(劇場版)、原作はウィル・ヘンリー、監督はJ・リー・トンプソン、脚本はカール・フォアマン、撮影はジョセフ・マクドナルド、音楽はクインシー・ジョーンズである。そして出演は、グレゴリー・ペック、オマー・シャリフ、テリー・サヴァラス、キーナン・ウィン、カミラ・スパーヴ、リー・J・コッブ、レイモンド・マッセイ、バージェス・メレディス、イーライ・ウォラック、アンソニー・クエイル、エドワード・G・ロビンソン、シェリー・モリソン、ジュリー・ニューマー、テッド・キャシディ、ルディ・ディアス、たちである。

時は1872年。アメリカ南西部の荒涼たるキャニオンにある小屋に、インディアンが隠した黄金を探し求めている無頼漢・コロラド、騎兵隊上がりのディブス、黄金の谷への道を知って捕虜にされた保安官・マッケンナ、そしてそれに絡む男たちがいた。が、異様な雰囲気に包まれていた。彼らは古くからの因縁で繋がっていたが、今はインディアンが隠した黄金を捜すことが最優先となっていた。また、彼らにはアパッチ族がいつ襲ってくるか分からないという不安を共通していた。そんな一段の中では殺し合いがいつ始まってもおかしくない状況であった。そんな一段が冒険を続けて黄金を捜し続けるが、アパッチ族の襲撃を受けて、人数が減っていく。やがて、黄金のある場所に辿り着き、黄金を手にするが、その時地震が起こった。生き延びていたコロラドとマッケンナは遂に一騎打ちの時がやってきたが...

これぞ冒険アクション作品という展開であり、往年の「連続活劇」という言葉がぴったり合った作品であり、たっぷりと楽しむことが出来る。また、グランド・キャニオンの雄大な自然が人間の小ささを無言の内に描いていて、クライマックスの地震によって、自然は偉大という所を感じさせてくれる。娯楽作品ということでは全てが揃っている作品である。

ただ、シネラマで公開されることを考えて撮影されていることもあって、DVDソフトでは今一つその迫力が伝わってこないのが残念なところである。(まあ、これがDVDの限界というところですね。)と言っても、現在の日本にはシネラマを上映することが出来る映画館は存在していないので、どうしようもありませんが...

とは言っても、「連続活劇」という言葉が似合う作品ということでは外すことの出来ない作品であり、一度は見ておきたい作品である。また、現在では殆ど制作されない西部劇である、と言うところもポイントが高くなる所である。とにかく、たっりと堪能しましょう!!

 

マッケンナの黄金 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


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