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ケータイ刑事銭形泪34話(2nd.21話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.21話」(通算では34話)の「殺しを語る肖像画 ~軽井沢夫人殺人事件」の「裏ネタ編」も4回目となるが、今回はこの物語に登場した食品関係から「食パン」について、「トースト」について、「ジャム」について、「マーガリン」について記します。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

食パン」:長方形の型を使って焼いたパンのことである。これを薄く切って食べる。英語では「Bread」、フランス語では「Pain de Mie」、イタリア語では「Pancarre」、スペイン語では「Pan de Molde」と言う。

小麦粉に塩を混ぜ、水で練って生地を作り、発酵させた生地を型に入れて焼くことで食パンは作られる。欧米では小麦粉と塩に水で作られるが、日本では生地に牛乳を使って練ったり、風味付けとしてバターを混ぜるのが一般的となっているという違いがある。

「食パン」を数えるのに使用される単位は「斤(きん)」であり、「1斤、2斤、…」と数える。(1個、2個、…、とは数えない。)但し、スライスしたものは「1枚、2枚、…」と数える。→但し、1斤を何枚にスライスするかは一定ではないため、1枚の食パンと言っても厚みは異なるのが一般的である。)1斤は350~400gとなっている。但し、「斤」は尺貫法の斤に由来していて、「1斤=16両=160匁」という関係であり、明治に「1匁=3.75g」と定義されたため、「1斤=600g」であるが、食パンの1斤の重量はそこまで達していない。(公正競争規約では、1斤は340g以上と定められている。)

表面はきつね色になって固くなっていて、内部は白くて柔らかくなる。周囲の固い部分を「パンの耳」と呼び、この部分はカットされる。(が、パンの耳の方が独特の味があって、これはこれで美味しいのですけど...)店によっては、パンの耳だけを集めて、安価に販売しているところもある。

食パンは、1斤を数枚にスライスされた状態で販売されている。日本での販売は、最初は8枚切りというのが販売されたが、これは占領軍の兵士がサンドイッチらして食べるのに適した厚さである。が、その後は日本人の食べ方に応じて、より厚くスライスした6枚切り、5枚切り、4枚切りなどがあり、サンドイッチ用では10枚切りというものもある。

特に厚切りの食パンが販売されているのは近畿地方であり、近畿地方では6枚切りの食パンは薄いほうになり、5枚切りや4枚切りが定着している。近畿以外では6枚切りが一般的で、厚切りとなると5枚切り程度である。→薄切り/厚切りは人それぞれの好みがあるので、それはそれでよろしいかと...(でも、トーストというとやはり「厚切り」であり、食べ方に応じて様々な厚さの食パンを選ぶのがよろしいかと...)

食パンは食べ物であり、色んな食べ方があるが、そのまま食べる以外に、パン粉に加工して、フライの衣にしたり、肉料理のつなぎとしてハンバーグや肉団子を作るのに使用される。つまり、パン粉は食パンを使った加工品である。パンを細かく砕いて作られるが、それを感想させていないものを「生パン粉」、乾燥させたものを「パン粉」と言うのが一般的である。

欧米のパン粉は粒が細かいのが一般的であり、日本のパン粉は粗いのが特徴である。また、欧米ではパンの耳も挽いてパン粉にするが、日本のパン粉はパンの耳を使わないのが一般的である。パンの耳のみで作られたパン粉は「金色パン粉」と呼んで、普通のパン粉特別されている。金色パン粉はグラタンに適しているとされている。(ちなみにパン粉は、英語では「Breadcrumb」、フランス語では「Chapelure」、ドイツ語では「Paniermehl」と言う。)

食用以外としても食パンは使われていて、美術の世界では、木炭デッサン画を描く場合、食パンは消しゴムの代用品として使用されている。(「食パン」ではなく「消しパン」と呼ぶ。)これは、消しゴムを使うと神を傷つけてしまうため、その代わりとなるものとしてパンが使われている。(但し、日本の食パンはバターなどが混ぜられているため、消しパンには不向きであり、欧米の小麦粉、塩、水だけで作られる食パンが消しパンには適している。)

トースト」:薄くスライスした食パンを使ってつくられたパン料理であり、食パンを食べる場合、一般的なものである。スライスした食パンをトースターなどを使って表面を軽く焼いたものである。英語とドイツ語では「Toast」と言う。(また、英語では「トーストする」という動詞も「Toast」である。)

トーストは朝食として食べられることが多いものであり、喫茶店のモーニング・セットでは定番のメニューである。食パンの表面をこんがりときつね色に焼き、それにバターやマーガリン、または各種ジャムなどを塗って食べる。また、チーズを乗せるのも一般的である。→「ピザトースト」と呼ばれるものはチーズを使ったトーストの代表的なものである。

また、卵、牛乳、砂糖を混ぜたものに食パンを浸し、それをフライパンなどで焼いたものは「フレンチトースト」と呼ばれる。(「フレンチ」という名前があるのでフランス式のトーストと思われがちであるが、フレンチトーストの起源は古代ローマ帝国である。)

それ以外のトーストとしては、蜂蜜を掛けた「ハニートースト」、粉末にしたシナモンと砂糖を混ぜたものを振りかけ、更にオーブンで軽く焼いた「シナモントースト」、中京地区では一般的に提供されるもので、トーストしたパンに小倉あんを乗せた「小倉トースト」など、バリエーションは多い。また、サンドイッチを作る際、薄くスライスした食パンを軽くトーストしたり、フレンチトーストを使う場合もある。→それだけ自由度の高い食べ物であり、アイデア次第で更に美味しいトーストを作り出せる可能性があるということである。

また、「食パン」を使ってパン粉をつくり、それを新たな食材として利用することがあるが、トーストもそれと同様な使い方がされていて、パンを小さくサイコロ状に切り、それをトーストしたものが「クルトン」と呼ばれていて、サラダに使用したり、スープに入れるという使い方がされている。

ジャム」:果実の果肉に砂糖を加えて煮詰めた保存食品であり、スプレッドの一つである。砂糖を加えて煮詰めて作られるため、とてもあまいものであり、そのまま食べるのではなく、パンに塗ったり、ビスケットやクラッカーに付けたり、ヨーグルトに混ぜたり、ケーキや菓子の材料として使用して食するのが一般的である。尚、近年では砂糖の使用量を減らして、無加熱の超高圧下で調理した当分の低いジャムも開発されている。

果実や果汁に含まれているペクチンが、糖類と酸が作用して、ゼリー状に柔らかく固まることを利用したものであり、ペクチンの含有率の低いものを使用する場合はペクチンを補うことによってジャムに加工することが出来、酸が不足しているものにはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの酸を加えたり、レモン果汁など加えることでジャムに加工する。そのため、実に様々な果実のジャムが存在している。(とてもジャムにはなり得ないと思われる果物でも、更には果物ではなく野菜からでもジャムに加工されることがある。)

数多くのジャムの中でも、イチゴ、リンゴ、アンズ、イチジク、オレンジ、ブドウ、ブルーベリー、ラズベリー、モモなどを使ったものが一般的に普及している。尚、この中でもオレンジやレモンなどの柑橘類の皮を使ったジャンは「マーマレード」(「ママレード」と言うこともある)と呼んでジャムとは区別されている。(マーマレードは英語では「Marmalade」、ドイツ語では「Orangenmarmelade」、イタリア語では「Confettura di Agrumi」、スペイン語では「Mermelada」と呼ぶ。)

ジャムの中には、果実の原型が比較的保たれているものと、殆ど原形が無くなっているものとがある。特に原形が比較的保たれているものは「プレザーブ」と呼んで、「ジャム」と区別する場合がある。(この代表的なものがマーマレードである。)

また、「ジャム」は英語では「Jam」、ドイツ語では「Marmelade」、フランス語では「Confiture」、イタリア語では「Marmellata」、スペイン語では「Confitura」と言う。

マーガリン」:動物性油脂や植物性油脂から作った人造バターである。バターは乳(主に牛乳)から作られるが、これは高価であり、栄養価も高い食品である。そのため、バターの代替品として作り出された食品である。

1869年にフランスで開発されたのが最初である。(オレオマーガリン(Oleomargarine)と呼ばれたが、この言葉が省略されて「マーガリン(Margarine)」と呼ばれるようになった。)英語とフランス語では「Margarine」(但し、発音は異なる)、イタリア語とスペイン語では「Margarina」(但し、発音は異なる)と言う。

当時は、味や風味はバターよりも劣っていたものの、安価であることからバターの代用品として普及していくことになった。当然、味や風味については改良されていくことになり、現在ではバターには内独特の味や風味を持っているものも登場している。

尚、マーガリンというと植物性油脂が原料と思われているが、これは誤った認識である。動物性の油脂を使っていてもマーガリンは存在する。(確かに、植物性油脂を使ったものが多いですが...)現在では捕鯨が大きく規制されていることから、製造されることは無くなっているが、クジラの脂肪を原料として作られたマーガリンが普及していた時代がある。現在では、コーン油、大豆油などの植物性油脂を原料としたものが一般的に普及している。

尚、日本では油脂含有率が80%を超えるものが「マーガリン」とされていて、80%未満のものは「ファットスプレッド」と呼ばれて区別されている。つまり、「マーガリン類」としては油脂含有率が低いものもあるが、「マーガリン」となると油脂含有率が80%以上のものしか認められていないことになる。

近年、マーガリンに含まれている「トランス脂肪酸」が健康被害を与える可能性があると指摘されたことから、欧米では食品中に含まれるトランス脂肪酸の量を表示することが義務付けられたり、食品中に含まれる量の規制が行われるということが行われているが、日本では現時点では規制されていない。→日本マーガリン工業会は「安全である」という見解を出しているが、トランス脂肪酸が与える健康被害について、また日本マーガリン工業会の見解のいずれもが、医学的な見地からの実証は行われていない。(そのため、確かに健康被害があるかもしれないし、無いかもしれない。)→あまり花瓶になりすぎるのもどうかということで... 一応、トランス脂肪酸を低減したというマーガリンも製品化されていますけど...

 

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↓一度食してみるのもよろしいかと...


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