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ケータイ刑事銭形泪34話(2nd.21話)[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

8回目となる「銭形泪・2nd.21話」(通算では34話)の「殺しを語る肖像画 ~軽井沢夫人殺人事件」の「裏ネタ編」ですが、今回はラストにちゃんが行っていたことから「スケッチ」について、真犯人が動機として口にした「省略」について、そして劇中で名前が出てきた「ピンクレディ」について記します。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

スケッチ」:絵を描く際、人物や風景などの描く要素を大まかに描写すること、またはその絵のことである。「スケッチ」以外の言い方としては「写生」「素描」「下絵」「エスキス」「ラフ画」などと呼ばれることもある。(微妙に意味合いが異なるものもありますけど...)英語では「Sketch」、フランス語では「esquisse」と言う。

これは絵を描く際の基本となる作業でもあり、簡単な絵であろうが、精巧で大きな絵画を制作する場合であっても、まずは全体像を捕らえるために最初に行われることになる。(その場合は「ラフスケッチ」と呼ばれることもある。)または、絵を描く練習にもなるということで、これだけを繰り返し行って描画の基礎を身につける練習としても頻繁に行われているものである。

基本的には鉛筆を使って行うことが多いものである。(色鉛筆を使う場合もある。)また、油彩画の下絵とするスケッチの場合では、墨(黒炭)を使って行われる場合もある。そうやって行われたスケッチ(下絵)だけでも1つの作品となりうるが、水彩画や油彩画は、下絵となったスケッチを元にして絵の具を使って彩色していくのが基本であり、大作と呼ばれる作品であっても機片的には同じである。(中には、スケッチを行わずに直接絵の具を使って描いていく画家もいますけど...)

尚、スケッチの中でも、全体を短時間で仕上げられたもの(輪郭などだけで完成というものなど)を特に「クロッキー」と言い、単色(基本的には鉛筆だけで描いたもの)で明暗などまで描いたものを「デッサン」と言う。これらも「スケッチ」の仲間ではあるが、「クロッキー」や「デッサン」はこれで1つの完成した作品として捕らえられている。

絵を描く場合の基本であると同時に、鉛筆と紙があれば、誰でも何処でも出来ることである。これを行う際に使用する無地の画用紙を綴った「スケッチブック」を持って、ちょっとしたスケッチを行ってみるのも、時には良いものですよ。

省略」:簡単にするために、一部分を略して省くことである。これは前後の文章や全体像から、または時間的な経過などから考えて、省いても曲解されることなく意味が伝わる場合に行われるものでもある。(様々に解釈出来る場合にはこれを行わないのは言うまでもない。)

また、表彰式などで、賞状を読み上げる際、2人目以降は「以下同文」と言って全文を読まないことがあるが、先の人と同じ内容であるために誤解されることもないので、よく行われる「省略」の一つである。

文章に於いては、前の部分省略する場合に「前略」、中間の部分を省略することを「中略」、後ろの部分を省略することを「後略」と言うが、これらは「省略」の具体例である。尚、手紙の書き出しで「前略」と記して書き始めることがよくあるが、この「前略」は、時候の挨拶などを省略して本文に入るという意味である。→たまに「前略」で始まり、季節の挨拶が書かれている手紙を目にすることがあるが、これは「前略」の意味を理解していないおバカな手紙ということになる。(→そういうマヌケな手紙は書かないようにしましょう。)

書き言葉でも行われるが、それよりも話し言葉では頻繁に行われることであって、長い言葉を短縮して言うのは「省略」の一種である。(頭文字を取って言うのも「省略」の一形態である。)

要するに、冗長性があるものを切り詰めて効率を良くしようということで行われるものであるが、これは特に意識しなくても自然と行われることでもある。情報理論では冗長度を下げるための工夫が色々と出てくるが、その難しい情報理論を理解していなくても自然と(会話では)行われているのは、人間というのは面白いものだと知る一側面でもある、と言うことが出来る。

尚、英語では「Omission」「Abbreviation」「Skip」「Ellipsis」などの言い方がある。特に「Abbreviation」は「省略記号」のことを、「Ellipsis」は「省略符号」のことを指しているので、英単語としても比較的身にすることの多い単語である。

ピンクレディ」:1976年にデビューして1981年に解散した女性2人組のアイドル・ユニットである。(その後、時々再結成を何度かしているが、改めて活動を再開するというのではなく、イベント的に共演したという感じでの再結成である。)'70's後半のアイドル・ブームの中心にいて、発売するシングル曲が次々と大ヒットして、アイドルの形を変えたスーパー・グループである。しかも、曲の方は殆どが作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一というコンビによって生み出されたものであり、後にアイドル・ユニットを生み出す形がこの時に既に確立していることになる。(海外進出の失敗についても研究されていて、良い所と悪いところの見本となっている。)

曲の方は、その派手な振り付け(土居甫によるものである。)が話題になり、小学生の間では振り付けを真似ることがブームとなり、あっという間に浸透していった。

名前の由来は、カクテルの「ピンク・レディ」(ジンをベースにしたカクテルであり、グレナディン・シロップを使っているため、赤い色をしている。それ以外には卵白を使ったカクテルである。)から取られたものである。

オーディション番組の「スター誕生」の出身であり、数多くのアイドル・スターを生み出した番組であるが、山口百恵と共に「スター誕生」が生み出したビッグ・スターである。

メンバーはミーこと根本美鶴代とケイこと増田恵子の2人で、ミーちゃんケイちゃんとしてそれぞれ人気を得た。(ミーは、MIE、未唯という名義を経て現在は未唯mieとして活動をしている。ケイは増田恵子の名前で女優として活動している。)→未唯の名義で「燃えろ!ロボコン」(1999年作品)に出演しているが、「燃えろ!ロボコン」はお姉ちゃまこと黒川芽以さんがレギュラー出演していた「テツワン探偵ロボタック」の後番組でもある。

デビュー曲の「ペッパー警部」がミリオン・ヒットとなり、「SOS」「カルメン'77」とヒットが続き、トップ・アイドルとして君臨し、1977年から1978年はマツにブームの頂点にいた。「渚のシンドバット」「ウォンテッド」「UFO」「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオン・フーミー」とヒット曲が続くが、これらの中で「UFO」は日本レコード大賞を、「サウスポー」は日本歌謡大賞を受賞している。(同じ1978年のことでした。)

1979年になるとアメリカ進出を果たすが、逆に日本での人気が一気に衰えるようになる。(→「熱しやすく冷めやすい」という日本人らしいところであって、ブームの終演というのはあっけないものですね。)アメリカでは、当時としてはそれなりの成功を得るが、「大成功」と言うことは出来ないものであった。一応「KISS IN THE DARK」というシングルを発表し、Billboardのシングル・チャートで最高位37異を記録している。→が、これだけということで、アメリカでは「一発屋」(しかもそれなりの一発屋であって、東洋人という物珍しさだけと言われている。)という印象を残しただけであった。で、アメリカからは程なく撤退した。

が、日本でのブームは完全に過ぎ去っていて、それ以降は苦戦することになり、1981年4月に後楽園球場で解散コンサートを行い、5年弱の活動に終止符を打った。この間に発表したシングルは22枚、アルバムは16枚を数える。が、勢いがあったのは1979年の「ジパング」までで、それ以降は洋楽のカヴァー曲などもリリースして話題にはなっているものの、セールスの方は伸びていない。また、1984年の再結成時と1996年の再々々結成時にそれぞれシングル1枚ずつをリリースしている。また、オリジナル・アルバム以外には数多くのベスト盤がリリースされている。(それでなくても'70'sから'80'sのアイドルのベスト盤は何かと色々とリリースされているが、ピンクレディのベスト盤は看板になるだけに、当然ですね。)

1970年代後半に小学生だった世代(1960年代生まれ)の人にとったら「ピンクレディ」は正にリアルタイムで体験したスーパー・アイドルであるが、高村さん(劇中で45歳という設定となっていることから、1950年代の終わりの生まれと言うことになる。→ミー、ケイの2人とほぼ同じ世代(1つか2つ下かも知れないですが...)ということになる。)の世代でも当時は高校生から大学生ということになり、やはりアイドルであったのは疑う余地はない。また、柴田太郎さんは1967年生まれという設定になっているので、ピンクレディの全盛期には小学生ということで、ドンピシャという世代である。そのため「UFO」の振り付けも覚えていても全く不思議ではない。→マニアックな柴田太郎さんのことだから、当時小学生であったが、追っかけをしていたような気がしないでもないですね。

 

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