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古代少女ドグちゃん#2 [ドラマ]

第2話に登場した妖怪は「ちちでか」。井口監督の彼までの作品歴を紐解くと、夢を実現させたような物語ですね。が、深夜枠で期待するところを逆手に取った展開があったのも面白い所でした。

引きこもりで学校に行っていなかった誠だったが、ドグちゃんが自分の家に住み込むことになったため、家に居づらくなり、久しぶりに学校に行くことにした。が、ドグちゃんも学校に行く、と言い出して、父は、母のセーラー服を出し、セーラー服姿で誠と一緒に学校に行ったドグちゃん。

久しぶりの学校で、幼なじみの門間慎太郎、学級委員長の紀美香とのやりとりがあってから、生物の授業となり、臨時講師・Hカップの美人教師・棟方がやってくる。で、授業が始まるが、ドグちゃんは妖怪の臭いを感じ取り、セーラー服を脱ぎ捨てて立ち向かっていく。ドキゴローを呼ぶが、父に木箱に閉じ込められていたドキゴローはやってくることが出来ず、棟方の乳頭吸盤を喰らったドグちゃんは動けなくなってしまった。で、誠と共に体育館の用具室に閉じ込められ、結界を張られてしまった。

授業終了後、棟方は慎太郎を誘惑し、正体を現して乳頭から伸びた針で刺すと、慎太郎の胸が膨らみ出す。更に、学校の中には、校長をはじめ、教師や守衛たちも棟方の針によって胸が膨らんでいた。そして、更に膨張する胸のために空中に浮かび、やがては破裂して、犠牲になっていた。

そんな中、ようやく木箱から脱出したドキゴローが学校に飛んで行き(正に、空を飛んで急行したので、「飛んで行く」という言葉がピッタリです。)、ドグちゃんと誠を発見、紀美香の協力で助け出す。

で、返信してドキゴローを纏ったドグちゃんは棟方の正体である妖怪ちちでかとバトル開始。ちちでかの針攻撃の前に苦戦するも、必殺技が登場して、ちちでかを倒して封印した。

父はエジプトへ出張で旅立っていき、家に帰った誠は、ドグちゃんが破った母のセーラ服を手で縫って直していたが、ドグちゃんの胸の谷間に見とれていて...

お楽しみがたっぷりとあるが、妖怪ちちでかは、昔は胸が大きいと蔑まされていた女たちの恨みから生まれた要海ということで、設定もなかなか考えられている。で、その姿は女王蜂と合体したということで、蜂の姿であり、両胸と尻には針があるというデザインも秀逸である。まさに蜂をデフォルメした漫画をそのままビジュアルにしたようである。そして攻撃も、針を飛ばしたり、針で刺すというベタであるものの特徴を上手く活かしたものとなっている。しかも、胸の針だけでなく、尻の針での攻撃もするのですから...(「蜂の一刺し」という言葉があるが、これは刺した針が抜けてしまった蜂は死んでしまうという所から来ているが、刺しても針が抜けなかったら死ぬこともなく、何度でも指して攻撃することが出来る。)

が、お楽しみだけではなく、巨乳に対して浮かれている世の中の姿をしっかりと風刺していて、胸が破裂してしまうというアイデアも考えると奥が深いものである。B級作品のノリと深夜枠らしいサービス・カット(一歩手前までですけど...)、そしてコスプレというように、お楽しみがてんこ盛りであって、一筋縄には行かないという所も鬼才・井口監督の本領発揮となっていて、何倍も楽しめるものがたりでした。

次回は、予告でも「社会風刺」という言葉が出てきたが、何かと社会問題となっている放置自転車の妖怪が登場ということで、ブラックの方も忘れていないという物語です。ということで、本作はとんでもない怪作になるのは間違いないですね。(現時点ではMBSとRKB(19日深夜スタート)でしか放送されていないのが残念です。北海道ではHBCで11/12スタートが決定とのことです。)とはいっても、年内に6話までの前半のDVDがリリースされ、来年には後半のDVDもリリースされる予定になっているので、関西と福岡以外に住んでいる方も楽しみにして待ちましょう!

 


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