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ケータイ刑事銭形舞12話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」の増補を行っているが、今回からは第12話の「金利・手数料は当方が負担します! ~通販番組殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「金利」について、「手数料」について、「通販番組」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(改訂版の方です)は「ここをクリック」してご覧下さい。

金利」:「利息」「利子」「利率」とも言う。資金の貸し付けに対して支払われる対価のことであり、貸し付けされた元金に対する割合のことでもある。また、銀行や郵便局の預貯金に対する利息のことも指す。(銀行では「利息」、郵便局では「利子」と言う。)

尚、「利率」というと割合のことを指していて、「利子」と「利息」は金額のことを指しているので、本来は別物であるが、「金利」という言葉にはその両方の意味がある。

一般的には1年間の貸し付けに対して利子の割合を百分率で言う。(それよりも短い短期貸し付けの場合は、年率の日割り計算を行うのが一般的である。)

金利は資金の需給の事情によって決定されるが、経済事情に応じて、国が意図を持って高めに設定したり、低めに設定される。これは中央銀行(日本では日本銀行)が一般銀行に貸し出す際の金利である公定歩合を上げたり下げたりすることで行われるのが一般的であり、公定歩合が変わるとそれに連動して銀行の金利が変動する。(公定歩合を引き下げる政策を「金融緩和」、引き上げる政策を「金融引き締め」と言う。)

尚、金利は一定率以上となる事を法律で禁止していて、日本では利息制限法によって上限が定められている。(元本が10万円未満の場合は20%、10万以上100万未満の場合は18%、100万以上の場合は15%。また、延滞の損害金はこの1.46倍までが認められている。また、出資法による規制は年率29.2%(閏年の場合は29.28%)が上限となっている。→利息制限法以上で出資法の上限金利以下の間をグレーゾーン金利と言うが、出資法の上限金利を下げようという動きが現在ある。)

尚、英語では「Intereat Rate」という。(「利子」は「Interast」と言い、英語では「金利」と「利子」「利息」が区別されている。)

手数料」:各種手続きや仲介などを行った際に授受する金銭のことで、手続きや仲介を行った者にとっての報酬である。特に、役場の各種書類の発行の際や、銀行、証券会社の窓口業務、または時間外ATMの利用などに発生するものとして、身近なものでもある。

尚、銀行や証券会社であれば、手数料は現金での支払いというのが基本であるが、役場に於いては、現金で徴収する場合と、収入印紙を購入して書類に貼り付けるという形で徴収する場合がある。(訓額が3万円以上の領収書には収入印紙が必要となるか、直接徴収しない形の手数料というものは案外身近なところにもあります。)

英語では「Charge」または「Service Charge」と言い、ドイツ語では「Gebühr」、フランス語では「Commission」、イタリア語では「Diritti」、スペイン語では「Comisión」と言う。海外旅行を行う場合、これらの単語は覚えておいた方が良いですよ。

通販番組」:「通信販売番組」の略であり、早い話、「テレビショッピング」や「ラジオショッピング」番組のことである。(前者はBSデジタルでは最も多い番組であり、CSでは専門チャンネルまである。後者は少ないものの、皆無ではない。)

放送で商品を紹介して、特徴などの説明を行い、視聴者、聴取者に物品販売を行う商品販売を行う者である。商品購入の場合は電話で申し込むというのが基本である。(中にはファックスで受け付けたり、インターネットと連動しているものもある。)また、大手通販会社であればフリーダイヤルを採用している業者もある。

メリットは、業者が店舗を構える必要がないということで、ネットショップと同様にコストを抑えることが出来るという所である。逆に、デメリットとしては、実際の商品を手で触ることが出来ずに購入することになり、番組が誇大広告になりがちであって、思っていたものと違うというトラブルの種があるということである。(これはカタログ・ショッピングと同様である。)→特定商取引法が適用されない通信販売であるため、クーリングオフは適用されないので、無条件での申込みの撤回または契約解除が出来ない。

また、基本的に送料を商品代金とは別に取られるというのが一般的であるため、これを含めると価格が高くなる場合がある。(中には送料無料というものもあるが、この場合は送料を見込んだ価格設定がされているというのが基本である。)そのため、普通の店舗では販売していない通信販売でしか購入出来ない商品が多いという傾向がある。

放送局にとっても、通販番組はメリットがある。放送局は、特に製作費を掛けることなく放送枠を売ることで良い(番組制作は下請け会社が制作することになる。)のと、購入者からの申し込み電話は業者が用意するため、フォローの必要がないということがある。昼間ならともかく、深夜の放送であっても、電話のオペレーターを用意するのは業者であって、放送局ではない。

番組としては、1分~3分程度のミニ番組(時間的に長いCMと扱うことも出来る)から、30分枠や1時間枠のものがある。(これらの場合は複数の商品が取り上げられるのが基本である。中には、1つの商品を徹底的に紹介するというものもある。→アメリカで放送されたものを吹き替え音声をつけて放送するもので、商品は輸入品となる。)

最近では、流通網の発達もあって、民放では通販番組の放送が増えている。特に民放BSデジタル局(有料のWOWOWとスターチャンネルHDは除く)では、番組表を見たら分かるが、通販番組の放送時間が多く、放送時間が最も多い番組となっている放送局もある。また、地上波では深夜の放送が多い傾向がある。(3分以内のものは、昼間やゴールデンタイムでも放送されることがある。)

 

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