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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その126) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「大観衆の競技場」です。(特に競技については条件を付けないことにします。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.14話」、「007」からは「007は二度死ぬ」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.14話」。「さらば友よ ~相棒の絆事件」という物語で、ちゃんと高村さんの別れの物語でもある。(高村さんはロス市警への栄転が決まって、日本を離れることになるが、日本での最後の事件である。)

この物語に於ける大観衆の競技場というのは5万人が集まっている赤坂スタジアムである。尚、横浜ブースターズの試合が行われている競技場ということだけで、その競技が何かは語られていない。(但し。「ケータイ刑事」では別の物語で「横浜ブースターズ」は野球のチームということで名前が出てきているので、野球場と考えて問題無いでしょう。)→5万人以上が集まっている満員の赤坂スタジアムであるが、大観衆で埋まっているスタンドは全く映していないので、レだけの人が集まっているのかは、正確には分かりません。が、こういう所は低予算作品である「ケータイ刑事」シリーズらしいところで、上手く描いているところでもある。)

高村さんを殺すという殺人予告があり、それは高村さんに送られた靴だった。爆弾が仕掛けられていることを知ったちゃんだったが、時は遅く、爆弾が仕掛けられた靴を高村さんは履いていて、時限爆弾は既に作動していた。

何だかんだで、爆弾犯人が現れ、高村さんを玩具にして弄ぶ。(顔に墨を塗ったり、猿の真似をさせたりした。)で、犯人は爆弾の解除を決めて、指示を出す。その通りに爆弾処理を行ったら、カウントダウンは停止したが、新たな爆弾が作動した。しかし、その場所を明かさない犯人。ちゃんは試合が行われている赤坂スタジアムと推理した。すると犯人はその場所が正しいと告げた。

で、赤坂スタジアムに向かった一同。赤坂スタジアムは大観衆が集まっていたが、観客たちを避難させることはしないでちゃんたちは爆弾を探す。意外と簡単に爆弾を発見するが、解除の方法を教える条件として、犯人は高村さんにちゃんを射殺するように要求した。が、高村さんはそんなことは出来ない。刻一刻と爆発の時間が迫る中、ちゃんは撃たせたが、そこにはしっかりとした計算があった。で、銃声が轟き、倒れるちゃん。犯人は勝ち誇ったように高笑いをすると、解除する方法を教えた。爆弾が解除される(爆発までの残り時間は38秒でした。(「ケータイ刑事」であれば「28秒」とするものと思われるが、そうしない所がこの物語のポイントでもありました。))と、ちゃんが立ち上がり、犯人を逮捕した。高村さんが撃った銃弾は、ちゃんの胸に入れていた古銭ストラップが受け止めていて、ちゃんはそこに撃たせたのだった。

007」:「007は二度死ぬ」。1967年のシリーズ第5作で、日本が舞台になった物語である。日本各地で大々的なロケが行われた作品であり、また本作撮影時にS・コネリーがボンドを降りると発言したこともあって、別の意味での注目度も高かった作品である。

この物語に登場する大観衆の競技場というのは、蔵前国技館であり、収容人員は約11000人である。また、その競技とは「大相撲」である。(撮影当時は、現在の両国国技館は存在していない。)大相撲の本場所が行われていたことから、1万人は集まっていたものと思われる。(実際、客席はほぼ満員という状況が映っている。)

日本に入ったボンドだったが、香港で死亡したことになっているボンドは表向きには動けず、情報提供者であるミスター・ヘンダーソンと接触するための方法として、大観衆の客席でさりげなく相手の代理人と接触するという方法が採られ、その場所として大相撲が開催されている本場所中の蔵前国技館となった。

ボンドは、まずは当時の横綱である佐田の山を訪ねていく。そして本場所の控え室に入っていき、佐田の山(本人が出演している。)からチケットを渡され、佐田の山の付け人に案内されて、チケットの桟敷席に座り、そこで相手がやってくるのを待った。

やがて、女性(アキ)がやってきて、桟敷席に座る。土俵上で取組が行われていて歓声が飛ぶ中、合い言葉を伝え、土俵上の取組(結びの一番ではない。)が終わると席を立った。そして、アキの案内で、在日のオーストラリア人であるヘンダーソンとボンドは会った。(ヘンダーソンは日本に来て28年と言っていたが、この「28」という数字は「ケータイ刑事」ではお馴染みの数字であり、こういう所にも繋がりを感じますね。)

ボンドは、ヘンダーソンを通じて情報を得るも、刺客がヘンダーソンを殺してしまったため、途中までしかボンドは情報を得られなかった。で、刺客を追ったボンドは、大里化学が関係している事を知ることになる。

共通点は、大観衆が集まっている中、その競技は一切中断されることなく、目的(「ケータイ刑事」では爆弾探しと解除、「007」では待ち合わせ)が行われているという所である。これを良く言えば「観客に迷惑を掛けないで任務を遂行している」ということが出来る。(但し、「ケータイ刑事」の場合は、万一爆弾が爆発したら、数多くの負傷者が出る(場合によっては死者も多数出る)のは疑う余地はないだけに、対応に問題があったように思うのですがね...)また、その場で行われている競技を観戦することが目的でないだけに、競技の方には無関心であった所も共通している。(ボンドは、周囲の観客に合わせて、一応拍手はしていましたけど...)

違いは、「ケータイ刑事」では競技は無視していて、事件解決のためにやってきているので、「観客」とはならないが、「007」では、貰っているとはいうもののチケットを持って入場しているため、「観客」として数えられるというところである。また、「ケータイ刑事」に登場した赤坂スタジアムは屋外の競技場であったが、「007」に登場した蔵前国技館は屋内競技場であるので、一応、競技場の種類は異なっているということが出来る。

次回も「ある物」をテーマに記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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