ケータイ刑事銭形舞13話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
「銭形舞[裏ネタ編]」の増補を行っているが、早くも最終回となる第13話の「しりとり連続殺人事件」に突入です。(BS-TBSの再放送も終了となります。尚、後は「銭形泪」の再放送となります。)今回はサブタイトルにある言葉から「しりとり」についてと、犯人が現場に残していた「挑戦状」について、被害者の手に記していた「PM」について、犯人が犯行を行う時にこれを聴いていたということから「苗字」について記します。尚、「挑戦状」については「泪・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして更に加筆を行いました。
また、この物語について過去に記した記事(改訂版の方です)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「しりとり」:言葉遊びの1つであり、単語を次々と語って行く遊びである。複数の人がいると何処でも簡単にできる遊びである。
細かいローカルルールなどもあるが、基本は、前の人が言った言葉の最後の1音が頭にくる単語を言って、これを次の人に繋いでいくものである。(これは原語の種類を問わずに同じである。)また、日本語のしりとりの場合は最後の文字が「ん」を言った人が負けになる。また、これまでに出てきた単語を繰り返して使っても負けになる。(但し、誰からも指摘されなければそのまま続けられる。)
ルールが別れるのは、長音、拗音、促音、濁音、半濁音が最後に来た場合であって、文字通りとする場合と置き換えが認められる場合がある。(これって、結構揉めるところである。)また、言って良い単語に限定を付ける場合もよく見られる。
応用したものとしては、後ろの2文字を続けるものや、前の人が言った頭に来た文字が最後にくる言葉を言うというように、より高度なものがある。
英語などのアルファベットを使用する言語でのしりとりは、単語の最後の文字が頭に来るような単語を受け継いでいく場合と、単語の最後の音節の発音を受け継いでいく場合とがある。
いずれにしても、頭の体操になるものである。尚、「ケータイ刑事」に於いては、同じ言葉遊びである「回文」の方が主流である。
「挑戦状」:「挑戦」とは、相手に挑むことであり、英語では「Challenge」という。で、何事かを相手に挑戦する場合、挑戦を挑む者がその相手に対して、その旨を伝えるための告知書(書状)のことを「挑戦状」と言う。挑戦することを相手にわざわざ伝える必要は無いのだが、突然挑戦すると、相手が万全ではない慈愛もあって、「卑怯」と言われることがあるため、対等に戦うために、挑む日時や場所を指定するためにも、挑戦状が送られる。
尚、これは世界各国で見られるものであるが、日本では毛筆で記されたものが正式なものとされている。(歴史を振り返ると、昔は毛筆しかなかったためであるが、それが現在でも受け継がれているということである。)
また、仇討ちの御赦免状も、ある意味では挑戦状の一種と言うことが出来る。が、近年では書状ではなく、映像を使ったものなども含んで「挑戦状」と言うようになっている。(よって、写真やビデオ映像信号を記録したビデオテープ、または映像ディスクなども含まれることになる。)→「ケータイ刑事」では映像の「挑戦状」というと怪人十面相(以下、八面相、六面相、5面相)のビデオテープ、怪人3面相のDVDでお馴染みでありますね。(書状の挑戦状は多数あります。)
尚、犯罪に絡んだ場合は、特に警察に対して挑むという意思が記されていなくても、反社会的な行為を行うと予告した時点で「社会に対しての「挑戦」」ということになるので、「挑戦状」と呼ばれる。よって、犯罪予告状は全て「挑戦状」ということになる。→怪盗ルパンなどでもお馴染みであるが、「ケータイ刑事」でも怪盗マリンをはじめ、多数登場します。
近年では、ネット上の掲示板やブログなどに殺人予告などの犯行予告を書き込む輩がいるが、これも立派な「挑戦状」である。尚、こういう行為は、実際に犯行をする意思はなく、単に悪戯目的で書き込んでも立派な犯罪行為となる。(そのため、ニュースで「掲示板に殺人予告を書き込んで逮捕」というものを時々耳にする。)
「PM」:一般的には「午後」(ラテン語の「Post Meridiem」の略である。)を意味する略語として認識されているが、これ意外にも多数の意味がある。(この物語では「Perfect Murderer」の略でした。)
略語ということでは、首相を意味する「Prime Minister」、アメリカのタバコ・メーカー、またはその商品である「Philip Morris」、自動拳銃のマカロフ「Pistolet Makarova」、位相変調のことである「Phase Modulation」、ビジネスの世界の「Project Management」、管理職の「Project Manager」、選手兼任監督の「Playing Manager」などがある。また、元素記号でも「Pm」というものがあって、これは原子番号61の元素である。(金属元素である。)
「午後」のことを「PM」と言うが、これは「正午」の後、という意味である。(「午前」は「正午」の前という意味である。)また、「正午」の「午」は現在では使われない十二支で時刻を表した場合の「午(うま)の刻」の丁度の時刻という意味である。(「午の刻」というと前後1時間ずつの2時間という幅があって、午前11時から午後1時を指す。)
12時制で時刻を表記すると、日本語では「午前/午後」が必要となり、英語でも時刻の後に「a.m. / p.m.」の表記がされるが、合理的に表記するのであれば、24時制を使用すべきである。これは特に12時代の時刻表記の場合、意味として矛盾が生じているためでもある。例えば午後12時30分は正午の30分後であるが、「午後」の本来の意味は「正午の後」ということであり、「午後12時30分」は正午の12時間30分後、すなわち真夜中の0時30分を意味することになる。一応、12時制を使用する場合では、「12時」とせずに「0時」とすればこの問題は解決できることになる。→鉄道をはじめ、交通機関のダイヤは24時制を使用しているため、こういう問題もなく都合がよい。
また、放送局の時間は24時制でも特殊なものを使っている。朝の番組が開始する時間を起点として、昔は6時から始まって、深夜の時間帯は24時、25時、…と呼んで、29時59分の次が6時となった。近年では早朝の番組開始時間が繰り上がっていて、4時代、または5時代からその日の放送が始まっているため、起点とする時間は4時というのが一般的になっている。(1日は4時から27時59分ということになる。)
「苗字」:「名字」と表記される場合もある。また「姓」と言うこともある。その家の名前のことであり、民放では「氏(うじ)」と呼ばれている。
日本での歴史を振り返ると、古代から氏族制度として存在していたものであるが、制度としては律令制度が確立してから定着したものである。この時は「苗字」と「本姓」とが別物ということになっている。(苗字と本姓が同じという場合も勿論ある。)日本では飛鳥時代以後は律令制度によるものとされ、それ以前は氏族制度としての苗字とされている。但し、その当時は貴族や豪族などの有力者のみのものであって、全ての人民が苗字を使っていたものではない。(庶民でも本姓は持っていたが苗字は持っていなかった。)その後、武士の登場で、武士も苗字を用いる。そして鎌倉時代以降は貴族を含めた支配者層のものであった。日本史に登場している武士の名前がやたらと長いのは、苗字、通称、本姓、名前を列挙していたためである。(庶民はそこまでのことはしないで本姓と名前ぐらいであって、苗字は持っていない。)
明治になって1870年に「平民苗字許可令」が出て平民も苗字を名乗ることが許されるようになる。これによって本姓を苗字として使うという動きがあったのだが、公家出身者の多くは「藤原」、武士の出身者の多くは「源」と言うようになってしまい、1871年に「姓尸不称令」が出て、本姓は名乗らなくなった。(現在では「苗字」と「本姓」が同じものと思われているが、それは誤りであって、「苗字」と「本姓」は別物である。ただ、「本姓」は使用していないだけのことである。)そして1875年の「平民苗字必称義務令」によって誰もが苗字を持つことになった。
現在、日本では約30万の苗字があるとされている。また、日本人で多い苗字は「佐藤」「鈴木」「高橋」「田中」「渡辺」「伊藤」「山本」「中村」「小林」「加藤」がベスト10である。(「佐藤」は全国で200万人弱がいる。また9位の「小林」まではそれぞれ100万人以上いる。)
また、世界一多い苗字は「李」とされていて、中国だけでも1億人以上いるとされている。(韓国、北朝鮮、台湾、ベトナムにもいることを考えると、日本の人口以上の「李」さんがいることでしょう。)また、英語圏では「Smith」が最も多い苗字である。(約300万人とされている。)
↓いくつか
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