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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その128) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「影武者」です。(ここで言う「影武者」は黒幕という第二の意味ではなく、本来の意味である身替わりとして使用される影武者のことです。)よって、替え玉である。よって「影武者(替え玉)」と記した方が良いですかね...で、取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2nd.23話」(=「・アナザーストーリー1話」)、「007」からは「ダイヤモンドは永遠に」です。(一応、推論を展開させることから「ユア・アイズ・オンリー」にも触れておきます。)

ケータイ刑事」:「・2nd.23話」(=「・アナザーストーリー1話」)。「まりもクイーンVS女王卑弥呼 ~邪馬台国を迎撃せよ!」という物語。高村さんがシベリアに栄転したことで、鑑識の柴田太郎は泪ちゃんとコンビを組むことになると思ったが、シベリア超特急に乗った閣下が現れたことで、柴田太郎の野望は...

事件を解いていくちゃんだったが、今一つ決め手が無いということから、真犯人を罠に掛けることにした。それは、ダウジング卑弥呼が真犯人を指摘するというものだった。当然、真犯人はダウジング卑弥呼の口を塞ごうとすると考えたのだった。

洞窟の中の祭壇で、ダウジング卑弥呼は犯人を探り出す儀式をしていた。そこに手袋を填めてロープを手にした真犯人が現れた。真犯人はダウジング卑弥呼をロープで考察しようとした。しかし、そこにちゃんの泪の雫が落ちてきて、口上に続いて身柄を確保されてしまった。泪ちゃんの見込んだ通り、真犯人は罠に落ちて、現れたのだった。

この時のダウジング卑弥呼は実はマネキン人形であり、本物のダウジング卑弥呼ではなく、影武者であった。(ダウジング卑弥呼の衣装を着て、儀式を行おうとしていたことから、これは「影武者」の要件を十分満たしていることになる。また、マネキンだったとはいうものの、ここは卑弥呼の持つ不思議な力で人のように動いた者と考えられる。)で、真犯人に襲われ、本物から目をそらすという役割を見事に果たしていました。

007」:「ダイヤモンドは永遠に」。1971年のシリーズ第7作。初代ボンドの6本目で最後の作品である。前作の2代目ボンドのウケが悪かったことから破格の出演料ということで再登板となったのは有名な話である。

ボンドは、妻・テレサをスペクターのボス・ブロフェルドに殺されたことから、その復讐を果たすため、世界中を飛び回ってブロフェルドの手掛かりを捜していた。で、ようやくブロフェルドの情報を掴んだ。それは、ブロフェルドが顔を帰るための整形手術を受けるというものだった。まさに、ブロフェルドを消すには絶好のチャンスであり、ボンドはブロフェルドの手術前に忍び込んだ。

そして、ブロフェルドが現れ、ボンドは復讐を果たそうとする。が、手下たちもいて、始末することが出来ないでいた。何だかんだで手下たちを始末していき、そしてブロフェルドに迫る。そして手術代の上にブロフェルドを縛り付け、泥の中に鎮めて始末をした。(のだったが...)

が、このブロフェルドは実は影武者の一人でしかなかった。宿敵・ブロフェルドを倒した(と思った)ボンドは新たな任務の中で、ブロフェルドが生きていることを知った。そしてそのアジトであるビルに潜り込むと、そこにブロフェルドが現れて、「影武者」だったことを話した。

更に、そこにもう1人のブロフェルドが現れた。(当然、影武者である。)ボンドはどちらが本物か分からず、手を出せないでいた。そんななか、ブロフェルドが可愛がっているネコに注目したボンドは、ネコをけしかけた。ネコは飼い主の元に走っていったので、ボンドはネコが飛んでいった方のブロフェルドを撃った。が、それは影武者の一人で、ネコもにまで影武者(替え玉)が用意されていたのだった。

この時は、ボンドはブロフェルドを仕留めることは出来ず、この場を離れることになる。しかし、後に、この時のブロフェルドの企みを暴き、倒すことになる。

とは言っても、このブロフェルドも本人なのか?という疑問がある。何せ、それだけ多くの影武者を用意しているブロフェルでなのだから...

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作。3代目ボンドの第5作である。冒頭でボンドは亡き妻・テレサの墓参りをするが、テレサの墓には1969年に没したとある。これは「女王陛下の007」が1969年の作品であるためであるが、そう言うところはしっかりと受け継がれていました。

ボンドがテレサの墓参りをしていると、緊急呼び出しがかかり、迎えのヘリコプターがやってきた。それに乗り込んだボンドだったが、神父が見送るときに十字を切っていたことをボンドは見逃さなかった。で、そのヘリコプターは丸坊主で車椅子に乗った男に操られていて、パイロットを電気ショックで殺すと、ラジコン・ヘリコプターのように操る。目的はボンドに復讐して消すことだった。が、最終的に、ボンドは窮地を脱し、ヘリコプターのリモコン受信機回路を切断してヘリコプターを自由に操縦できる用にすると、車椅子の男をヘリコプターに引っ掛け、棒工場の煙突の中に落として始末した。

車椅子の男は、劇中では名前は出てきていないが、ネコを抱いているところ、坊主頭であることから、スペクターのボスのブロフェルドであることは疑う余地はない。(ボンドに復讐しようとするのも、ブロフェルドだったら当然である。)が、ブロフェルドはシリーズ第7作「ダイヤモンドは永遠に」で、ボンドに倒されて死んだはずである。が、こうして現れたということから、「ダイヤモンドは永遠に」で死んだはずのブロフェルドも、また本作に登場した車椅子の男も、本物のブロフェルドの影武者の一人に過ぎないのかもしれない。しかし、その後、ブロフェルドは全く登場していない。生きていたら、再登場してボンドを狙っても良さそうであるが、第13作から第22作の間にはブロフェルドは登場していない。(一応、「スペクター」の名前は契約上の問題で使えない、という事情があるのですが...)それだけに、車椅子の男は本物のブロフェルドだったのかもしれない。

本人なのか、影武者なのかは謎のままであるが、ブロフェルドのことだから、生きているような気がするのですがね... で、車椅子の男が影武者だとしたら、見事なまでにやられているが、影武者としての使命は立派に果たしたことになる。

共通点/相違点については、一応「007/ユア・アイズ・オンリー」は除外して述べることにする。(一応、「影武者」の可能性もあるとはいうものの、確認のしようがないためであり、本物かも知れませんから...)で、共通点は、影武者は全て襲われている、という所である。(「ダイヤモンドは永遠に」の複数の影武者まで含む。)この点では、本物の身替わりという「影武者」としての使命を見事に果たしているということになり、本人にすれば、影武者を用意していて良かった(成功であった。)ということになる。(→それだけ危険があるからこそ「影武者」を用意していたということになりますが...)また、影武者はその役割を果たして、ターゲットを騙すことにも成功している。(「ケータイ刑事」では犯人逮捕に繋がり、「007」でもネコと共に撃たれた影武者は、命を失うことになったが、ボンドを騙し、本物(?)、すなわちもう1人のブロフェルドは形勢逆転となりました。)

違いは、「ケータイ刑事」で用いられた影武者は人ではなくマネキン人形だったということで、よって影武者も死んではいないが、「007」では影武者はその役目を果たして(複数の影武者の)全て死んでいるという所である。また、「ケータイ刑事」では真犯人を罠に落とすために主人公サイドが用いた(が、ダウジング卑弥呼も別の容疑で逮捕ということになりましたけど...)ものであるが、「007」では主人公を騙すために悪サイドが用いたものであったというところである。

次回も「ある物」をテーマに記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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