ケータイ刑事銭形泪36話(2nd.23話・アナザーストーリー1話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
4回目となる「銭形泪・2nd.23話」(通算36話)の「まりもクイーンVS女王卑弥呼 ~邪馬台国を迎撃せよ!」の「裏ネタ編」は、この物語での犯人だった「町上春樹」の名前の元ネタである「作家・村上春樹」について、町上の妻・美香子が大事にしていた毬藻がここのものだったということから「チチカカ湖」について、その毬藻を食べてしまったという「メダカ」について、美香子はこれの犠牲者と思わせた「土砂崩れ」について、そして実際の殺害現場であり、同時にこの物語での邪馬台国の場所(=健康ランド)のあった「春日部」について記します。尚、「チチカカ湖」については「零・9話[裏ネタ編]」で簡単に記しているが、今回は大幅に加筆しました。
尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)は「ここをクリック」してご覧下さい。
「作家・村上春樹」:1949年、京都市生まれの小説家、エッセイスト米文学翻訳家である。1979年に「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞して作家としてデビューをする。1982年には専業作家となり、翻訳集「マイロストシティー フィッツジェラルド作品集」と刊行と、初の本格長編小説「羊をめぐる冒険」で第4回野間文芸新人賞を受賞する。1985年には「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で第21回谷崎潤一郎賞受賞する。そして1987年に発表した「ノルウェイの森」大ベストセラーとなって、村上春樹ブームを巻き起こした。その後、2002年の「海辺のカフカ」は2005年になってアメリカで翻訳されて出版され、世界的な賞を受賞することになる。これによってノーベル文学賞の有力候補として名前が挙がるようになる。2009年には「1Q84」を発表し、やはりベストセラーとなる。で、2009年のノーベル文学賞も有力候補とされたが、受賞とはなっていない。(が、これが英訳されて出版されてから、英語圏での評価次第で、ノーベル文学賞の有力候補として名前が挙がるのではないかと思われる。何せ2009年は日本語版だけでしたから...)→現時点で日本人のノーベル文学賞受賞者は、川端康成と大江健三郎の2人だけであるが、近いうちに3人目となるのでしょうか???
上記に記した以外の主な作品としては、長編では「1973年のピンボール」「ダンス・ダンス・ダンス」「国境の南、太陽の西」「ねじまき鳥クロニクル」「スプートニクの恋人」「アフターダーク」などがあり、中編では「街と、その不確かな壁」、短編では「ニューヨーク炭鉱の悲劇」「カンガルー日和」「あしか」「午後の最後の芝生」「螢」「回転木馬のデッド・ヒート」「使いみちのない風景」「神の子どもたちはみな踊る」「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」「パン屋襲撃」「土の中の彼女の小さな犬」などが、また多数のショートショート作品、随筆がある。また、翻訳本ということでは、ジョン・アーヴィング、クリス・ヴァン・オールズバーグ、ティム・オブライエン、レイモンド・カーヴァー、トルーマン・カポーティ、マイケル・ギルモア、ビル・クロウ、J・D・サリンジャー、マーク・ストランド、ポール・セロー、スコット・フィッツジェラルド、グレイス・ペイリー、レイモンド・チャンドラー、の作品を翻訳している。
「チチカカ湖」:日本語表記の場合、「ティティカカ湖」とも表記されることがある。(「チチカカ」の現地語では「Titicaca」であるため。)南米大陸で最大の湖(淡水湖)であり、ペルーの南部とボリビア西部にまたがる位置にある。(湖面の60%がペルー領、40%がボリビア領となっている。)面積は約8370平方キロである。(この面積は兵庫県の面積(兵庫県は約8395平方キロ、都道府県では12番目に広い)とほぼ同じという広大なものになる。)湖面の標高は3812mの高地(富士山よりも高い所に存在することになる)にあり、最大水深は約285m、平均深度は約105mである。しかし、蒸発のために湖面水位の変化が激しい湖としても知られている。(→深度も変わるということである。)尚、湖水の透明度はさほどなく、5~10m程度とされている。
湖の中には大小41の島々があることが知られていて、チチカカ島、ルーナ島、タキーレ島、アマンタニ島、太陽の島、月の島、スリキ島などが知られている。特に太陽の島(「Isla del Sol」)はインカ帝国の発祥の地とされている所であり、世界的にも有名な島である。
動力エンジンを持つ船が航行可能な湖としては世界最高所の湖とも言われている湖であり、現時点では20箇所ぐらいしか確認されていない古代湖(日本の琵琶湖も古代湖である)の一つでもある。古代湖ということもあって、生息する魚は、固有種がいる。また、外来種として持ってきたニジマスやペヘレイが導入され、魚が豊富なことでも知られている。(但し、外来種の影響で、在来種がかなり絶滅してしまったと言われている。)それ以外でも、両生類や爬虫類なども生息している。
また、植物も葦が有名であり、その葦で作ったバルサと呼ばれる葦舟を利用した湖上交通や漁業はこの地特有のものとして世界的にも有名になっている。また、人々の中には葦で作った浮島で暮らしている人々もいる。
湖の中央からやや南東部に位置するコパカバーナ半島(ボリビア領である。)はインディオの聖地となっているのをはじめ、湖の南東岸にはプレインカ文明の一つとして知られているティアワナコ文化(紀元100年頃のものである。)の遺跡があり、歴史的にも非常に古くから人間が暮らしている土地であり、先住民族(ケチュア族、アイマラ族、ウル族など)の居住地でもある。
チチカカ湖は緯度が低い位置(南緯15度前後)の熱帯地方にあるが、高地であるため、この周囲は比較的住みやすい土地となっている。(強いて言うと、標高3800mということで、空気が薄いと言うことぐらいでしょうか...)人間の歴史に於いては、古代からの歴史がある場所でもある。
尚、この物語では、この湖産の「毬藻」ということになっていたが、この湖には「毬藻」の生息は確認されていないのですが...
「メダカ」:漢字で記すと「目高」である。ダツ目メダカ科の魚であり、体長が数cmという小形の淡水魚である。北海道を除く日本各地から朝鮮半島、東アジアにかけて、広い範囲に生息している魚である。単独ではなく、群れを成して行動する魚であり、川や池でも比較的表層部に近い所を泳ぐため、目にすることも多い魚でもある。また、ボウフラを好んで食することから、ボウフラ退治、ひいては蚊を退治するのに役立つ魚としても知られている。
産卵は春から夏にかけてであり、受精卵を水草などに付着させる性質がある。孵化したら、約2ヶ月で成魚へと成長する。(春先に孵化した稚魚は、夏には成魚になっているため、中にはその後直ぐに産卵するものもいるらしい。(→1年の間に子と孫が生まれるということになる。))寿命は1~2年とされているが、人工飼育されているメダカは数年生きる。
名前の由来は、目が大きくて頭部の上端から飛び出しているということであり、漢字表記の「目高」ということを考えたら納得出来るでしょう。
江戸時代には金魚と同様に観賞魚として親しまれていた魚である。明治以降は、比較的入手しやすいことと、飼育しやすいことから、化学実験に使用される魚としての利用も積極的に行われていた。しかし、近年の開発や環境破壊によって、生息地の環境が悪化したことから、日本ではその数が減少している。そして、1999年には環境庁(当時は「庁」で、2001年に「環境省」になった。)が絶滅の危険が増大している種(レッドリスト)としてメダカを記載し、更に2003年には環境省がレッドデータブックに記載したことで、絶滅危惧種に指定されることになった。
尚、「メダカ」「目高」「緋目高」「白目高」は全て夏の季語である。
「土砂崩れ」:土砂災害の一つであり、山が崩れたりして土砂が流れ落ちて起こる自然災害である。(崖下にある民家を呑み込んだり、道路を塞いだりする。)特に、長雨や集中豪雨によって地盤が緩むと起こりやすくなる。
日本のような急峻な国土をもつ国では、ちょっとした雨によって発生することがある災害であり、世界では年間に数百人から1000人を超える死者が発生していると言われている。
これを防ぐには、山の近くには住まないなどとすればよいが、国土の関係上、そういう訳にもいかないのが現実である。そのため、山肌をコンクリートやコンクリート・ブロックなどで絵溜めたり、ネットを張って土砂崩れが起こってもそれが土石流とならないようにするという対策が採られている。(だからといって、完全に防げる訳ではない。)→山の近くや崖の近い所に住んでいる人は、雨が降ったら早めに避難するというようなことで、土砂崩れが起こっても巻き込まれないようにするというのと、雨の時は崖や山には近づかないという予防が現在ではこれに巻き込まれない用にする方法とされている。
尚、「土砂災害」としては、土砂崩れの他には、土石流、鉄砲水、斜面崩壊、地すべり、崖崩れ、等がある。また、英語では「Landslide」と言う。
「春日部」:埼玉県東部にある都市の名前である。(埼玉県春日部市)現在は特例市に指定されている都市の一つである。江戸時代は日光街道の宿場町である粕壁として栄えた町である。明治になってからは、色々と管轄が変わりながらも、1889年には粕壁町となる。1944年に隣の内牧村と合併して「春日部町」となり、この時から現在使われている「春日部」の名前になる。1954年に周辺の4つの村と合併して「春日部市」となる。2005年に庄和町と合併して、現在の「春日部市」となった。現在の人口は約24万人で、埼玉県東部の交通の要地となっている。(国道4号・新4号国道、国道16号などが通っている。)
古い所では、たんす、下駄、羽子板などの桐を用いた加工業や麦わら帽子などの生産地であり、現在では東京のベッドタウンとなっている。
また、何と言っても「クレヨンしんちゃん」の舞台となっている町である。(作者の臼井儀人は春日部市在住であった。(2009/9/11、趣味の登山で新船山に生き、事故によって亡くなったというニュースは記憶に新しい。)また、その主人公であるしんちゃん(野原しんのすけ)と野原家には春日部市の特別住民票が交付された。
また、関東運輸局埼玉運輸支局春日部自動車検査登録事務所があるため、車のナンバープレートに「春日部」ナンバーがある。
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グレートジャーニー 1 パタゴニアからチチカカ湖へ (角川つばさ文庫)
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