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QUEEN『QUEEN Ⅱ』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1974年に発表された彼らの2nd.アルバムである。本アルバムはコンセプト・アルバムである。B・メイ中心の「SIDE WHITE」と、F・マーキュリー中心の「SIDE BLACK」に分けられていて、しかもジャケットや見開きにまでこの「白/黒」のコンセプトが貫かれているのは有名なところである。

また、本アルバムは、イギリスでは最高位5位を記録する大ヒットとなっているが、アメリカでは最高位49位を記録するに留まっている。また日本では最高位26位を記録している。

オリジナル版では全11曲の収録であったが、1991年にリイシューされたときに後ろの3曲がボーナス・トラックとして追加されて、現在では全14曲となっている。また、オリジナル版(勿論LPである。)では、SIDE A/Bではなく「SIDE WHITE/BLACK」とされていた。(CDではSIDE WHITE/BLACKの間(5曲目と6曲目の間)に多少のブランクがあるものの、連続して収録されている。→LPの持っていた2つの面が存在しないCDの唯一の欠点と言われていて、本アルバムはその代表的なアルバムの1つとされている。)

収録曲は、現在は以下の全14曲である。『Procession』『Father To Son』『White Queen (As It Began)』『Some Day One Day』『Loser In The End』『Ogre Battle』『Fairy Feller's Master-Stroke』『Nevermore』『March Of The Black Queen』『Funny How Love Is』『Seven Seas Of Rhye』『See What A Fool I've Been』『Ogre Battle [1991 Bonus Remix]』『Seven Seas Of Rhye [1991 Bonus Remix]』。

この中からシングル・カットされたのは『Seven Seas Of Rhye』であり、イギリスでは最高位10位を記録しているのだが、アメリカではチャートインしていない。

本アルバムのお薦め曲は、シングル・カットされている『See What A Fool I've Been』と、SIDE WHITEからは『Father To Son』『White Queen (As It Began)』を、SIDE BLACKからは『Fairy Feller's Master-Stroke』『March Of The Black Queen』をピックアップしておく。

サウンドの方は、前作のハードなものから修正されて、これぞQUEENのサウンドというものになっている。(前作で酷評されたら、修正するものですよね...)ということで、後の彼らのサウンドを知っている者にとってはとても聴きやすいものとなっている、また、コンセプト・アルバムということではこの後にも登場することになるが、本アルバムは彼らの最初のコンセプト・アルバムであり、ジャケットまで含めてそのコンセプトが貫かれていることもあって、完全に1つの芸術的作品としてとらえることが出来るものとなっている。(CDの小っちゃいジャケットではなく、LPの大きなジャケットだと、存在感もあって、部屋のインテリアとして、気分に応じて表と裏を変えるということも出来たのですよね...)

いずれにしても、QUEENのキャリアにおいても、大きなポイントとなる作品であるだけに、じっくりと聴いておきたい所である。

 

Queen II

Queen II

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hollywood
  • 発売日: 1991/10/22
  • メディア: CD

クイーンII (紙ジャケット仕様)

クイーンII (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/02/11
  • メディア: CD

クイーンII

クイーンII

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD

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