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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その129) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「国際会議」です。(普通の「会議」(仕事上の同僚の間で行われるもの)であれば、両作とも多数があるが、「国際会議」となると、殆どない。)尚、ここでは「国際会議」というのは世界の蒼々たる顔ぶれが集まっている会議として、一応、複数の国の人物が出席していることを条件とする。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.18話」、「007」からは「死ぬのは奴らだ」です。

ケータイ刑事」:「・1st.18話」。「地球最後の日! ~デイ・アフター・トゥモロー殺人事件」という物語で、この物語では「世界極秘気象会議」という会議が、気象学権威である四天王と呼ばれる4人が集まって行われることになる。しかも、場所は東京の某ビルの地下である。(「極秘」と言っているのに、この会議の看板が出ているという所は「ケー刑事」らしい所である。)で、四天王の一人であるちゃんも参加するのだが、集まったのは四天王の4人と、「ただの気象好き」の岡野さんの5人だけだった。(一応、出席者は4ヶ国の人ということになる。)

で、この会議を呼びかけた四天王の1人のオゾン・デホールが、重大なことを発表した。それは、30分後に、かつて地球を氷河期にと仕入れた気象状況が再現され、地球は再び氷河期に突入する、というものだった。が、他の参加者たちは誰も信じようとしなかった。

そんな所に、巨大地震が発生し、発生した津波によって東京は水没、会議が行われている地下室は外界と遮断されて孤立してしまった。しかし、この部屋は防水仕様となっていて、食糧の備蓄も僅かであるが用意されていた。で、僅かな食糧でやり過ごすことにした。そんな中、殺人事件が発生、オゾン・デホールが死亡した。やがて、四天王のトルネード・ジョージとエルニーニョ・ラディンが些細なことから喧嘩となり、エルニーニョを殺してしまった。その仲裁に入った岡野さんも壁に頭を打ち付けて失神してしまう。更に、室内に危険なガスが発生し、ちゃんとトルネードも倒れてしまう。そんな中で、死んだはずのオゾンが目を覚まし、ガスが出ていないことを確認した。が、目の前に雷ちゃんがいた。

全てはオゾンの仕組んだことであって、巨大地震もでっち上げだった。(部屋が揺れる仕組みになっていた。また、地震後のラジオ放送も、全て彼が作ったものだった。)彼は自分以外の四天王を殺し、オンリーワンになろうとしたのだった。

実は、トルネードとエルニーニョも生きていて、ちゃんが事件に感づき、オゾンに対抗して一芝居打ったのだった。で、無事にオゾンを逮捕した。

007」:「死ぬのは奴らだ」。1973年のシリーズ第8作であり、3代目ボンドのデビュー作である。また、ボンドガールはジェーン・セイモアであるが、彼女の出演作から、何故か本作が消されているのだが、どうしてなんですかね...???

この物語に登場する国際会議は、国連の会議である。(総会ではなく、何らかの分科会であるが、その名称は不明である。しかし、いくつかの国の代表が集まっている大きな会議である。)物語の冒頭で、国連で会議が行われている中、イギリスの代表が突然倒れた。で、騒然となる会議場。イギリス代表は、通訳のイヤホンのプラグが何者かによって差し替えられて、感電死させられたのだった。

が、そのイギリスの代表は、麻薬を追っていた情報部員であり、サン・モニクという国が怪しいと見て、サン・モニクの首相のカナンガをマークしていたのだった。更に、サン・モニクに目を付けたイギリス情報部員が、ニューオーリンズとサン・モニクでも殺されていて、3人が消されてた。

ということで、自宅にいるボンド(女を連れ込んでいた。)の元にMがやってきて、任務を与え、ニューヨークに向けて出発した。

共通点は、国際的な会議が行われている最中に人が殺されるという事件が起こったということと、その被害者は会議に出席しつつも、別の目的を持った人物だったということである。(まあ、「ケータイ刑事」では、実際には殺人事件は起きなかったのですが...)「ケータイ刑事」では会議を呼びかけたオゾンが、実は他の3人の四天王を殺すという目的を持っていて、一番最初に殺された(実は死んでいなかったのですが...)。「007」では、サン・モニクのカナンガ首相の動向を調べていて、会議には形の上で出席していただけでした。また、どちらも関係者の連続殺人事件になったという所も共通している。(「ケータイ刑事」では内紛でエルニーニョが、ガス漏れという事故で雷ちゃんとトルネードが(見た目の上で)死亡、「007」では、ニューオーリンズとサン・モニクでそれぞれ情報部員が殺された。)

違いは、「ケータイ刑事」では実際の殺人は行われておらず、オゾンは内紛に巻き込まれることを避けるためにいの一番に死んだことにしたのをはじめ、そのオゾンを騙すための芝居としてエルニーニョ、ちゃん、トルネードが倒れていったものだった。(よって、あくまでも「殺人未遂」での逮捕であった。)が、「007」では麻薬ルートを隠すためにサン・モニクのカナンガ首相(実は、麻薬組織のボスであるミスター・ビッグと同一人物だった。)が命じたものであり、邪魔な情報部員を殺していった。

また、「007」の会議は国連という公的機関の会議であったが、「ケータイ刑事」は名前の点では権威があるようなものであるが、実は気象学の四天王だけの内輪的な会議であったという所も相違点と言うことになる。(結局は、殺人未遂事件となったが、ノリは内輪のパーティの様なところがありました。)

次回も「ある物」をテーマに記す予定です。何が登場するかはお楽しみに。

 

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