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QUIET RIOT『QUIET RIOT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼らの6枚目のアルバムである。ボーカルが交代してのアルバムということになったが、サウンドが大きく変わり、バンド名こそ「QUIET RIOT」であるが、完全に別バンドになってしまい、ファンの間では大変不評なアルバムである。また、'80's前半の快進撃も、本アルバムによってその勢いが無くなってしまった。一応、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートで最高位112位を記録しているが、全米No.1アルバムから3枚続いた全米TOP 40入りが遠く及ばない結果となってしまった。(カナダで辛うじて最高位10位を記録したが、他の国々でもセールスは伸びなかった。)

収録曲は以下の全11曲である。『Stay With Me Tonight』『Callin' The Shots』『Run To You』『I'm Fallin'』『King Of The Hill』『Joker』『Lunar Obsession』『Don't Wanna Be Your Fool』『Coppin' A Feel』『In A Rush』『Empty Promises』。

この中からシングル・カットされたのは『Stay With Me Tonight』であるが、特にチャート成績と言うことでは記録を残していないのが悲しいところでした。

お薦め曲は『Stay With Me Tonight』『I'm Fallin'』『King Of The Hill』『Lunar Obsession』『Empty Promises』という所をピックアップしておくが、これまでのQUIET RIOTのサウンドとしてのお薦めではなく、別バンドと捉えて、ボーカルを全面に出した'80's後半のメタル・バラードの延長線上にあるサウンドとしてのお薦め曲である。(以前のQRサウンドを忘れると、完成度は十分高い。)

'80's中盤からは、所謂ル・バラードがHRの中心となって、聴かせるバラード・ナンバーを中心にしたものがメタル・ロックの世界の中心となるのだが、本アルバムはそういうサウンドのアルバムとしたら完成度も高く、新ボーカリストのポール・ショーティノのボーカルもバラードにはピッタリであるのだが、如何せん、「QUIET RIOT」の名前は故・ランディ・ローズを引きずっているということがあるだけに、成功下とは言い難い結果に終わってしまったのが残念でした。(別のバンド名だったら、良い線まで行ったでしょうね...)

よって、本アルバムはQRの信者は聴かないことにして、HRがお好きな方が、名前がQRと同じである別バンドのアルバムとして聴くことにするのが宜しいかと...(内容的には悪くないのだが、QRの名前に負けたというアルバムでした。)

 

Quiet Riot

Quiet Riot

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pasha
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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