ケータイ刑事銭形泪5話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形泪」第5話「浦島太郎一族の悲劇 ~目撃者は亀!殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目(この物語については通算で7回目)の裏ネタ編となる今回は、この物語で怪しい男として逮捕された男に関して、身につけていた「ハチマキ」について、「ラクダシャツ」について、「腹巻き」について、「ステテコ」について、「手袋」について、そして「目出し帽」について記します。尚、「手袋」については「泪・2話[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして加筆しました。
この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/8/12、14、16、19、21付けで記しています。)
「ハチマキ」:漢字で表記すると「鉢巻」、英語では「Headband」という。頭の回りに、手ぬぐいなどの布を横回りに巻くこと、またはその布のことを言う。
精神的な目的で使用されることが多く、精神統一やためや士気の向上のために用いられることが多い。特に応援団が用いたり、入試を迎えた受験生がもちいることが多い。
歴史は古く、古代日本にまで遡る。祈祷の儀式に於いて、巫女が用いていたのが最初とされている。また、大和朝廷が成立すると、天皇が行う神事や祭事の際、天皇だけが冠の上から白い布を額に巻いていたが、これもハチマキである。
普及するようになったのは、鎌倉時代になってから、武士が武装する際に株との下の烏帽子がずれないようにするために布を巻いていた。そしてこれは足軽などにも広がり、兵士が頭に布を巻くのが一般的になる。(これは金属製のものを巻くように発展するが、これは刀で額を割られることを防ぐためであった。)戦国時代にはどこの国の兵士でもこれを行うようになり、武士の基本となる。江戸時代になると、戦が無くなり、武道に受け継がれていくことになった。武士の使用ということでは、幕末に誕生した新撰組が特に有名である。
江戸時代に武道に導入されたことから、精神的な意味を持つものとなり、精神論と一体となったが、これは第二次大戦の時の日本軍の精神論に繋がり、当時の日本軍の兵士は「必勝」などの文字を入れたハチマキを使うことが当たり前となった。
現在では、ファッション的なものの一つにもなっているが、汗を拭くための布という実用的な一面もあって、工事現場の労働者をはじめ、用の元で働くことになる労働者は実用的なことから利用していることが多い。(植木屋であるバカボンのパパは実用的なことを考えての利用者ということも出来る。→バカボンのパパの場合はファッションの一つということも出来ますが...)
「ラクダシャツ」:上半身に着る肌着の一つであるが、肌色から薄い茶色をした厚手の下着である。省略して「らくだ」と言うこともある。一般的には中年以上の年配者が着るシャツという印象が定着している。
尚、動物のラクダの毛を使ったシャツではなく、単に色がラクダの毛色に似ていることから「ラクダシャツ」と呼ばれている。(実際に、ラクダの毛を使った繊維を使った衣服もあるが、とても高価なものであり、肌着として使うには考えてしまうようなお値段でがします...
「腹巻き」:腹が冷えることを防ぐため、または腰への負担を軽減するために用いられる下着の一つであり、布製または毛糸で編んだものである。
元々は防寒具というものではなく、起源は奈良時代から平安時代にかけて用いられた「腹纏」が起源とされている。当時、貴族が鷹狩りに行く際、装束の下に付けた長方形の帯状のものであった。
これが鎌倉時代になると、武士が身につける鎧の腹当てが進化したものして、胴を覆い、背中側で開閉するものとして、兵士が使用するようになる。これは後に武将も使用することになって「鎧」へと発展していくことになる。室町時代には平人が使用する防具としては当たり前のものとなるが、鎧の発展から「胴丸」が主に使われるようになって衰退していくこととなった。その後、腹冷えを防ぐために用いられる布のことを指して言うようになった。
尚、英語では「Wallet Belt」という。
「ステテコ」:男性用の下履きの一つであり、裾が股よりも長くて膝下丈まであるズボン下のことである。パンツの上から、ズボンの下に着用されるものである。(夏の暑い時期にはズボンを履かずに、これをズボンの代用とする人もいる。)
歴史は比較的新しく、明治になってからであり、着物や袴の下に履く下着として登場し、日本の近代化の象徴的なものの一つとして大量生産されて全国に普及することになった。また、戦後の復興期には、繊維業が産業をリードしていた頃には、繊維業界を象徴する製品の一つでもあった。
尚、名前の由来は、1880年頃、初代三遊亭圓遊が寄席で踊って流行した「ステテコ踊り」を行った際、これを着用していて着物の裾から見えていた下着だったためとされている。(「ステテコ踊り」は宴会の席での騒ぎ踊として広く知られている。)
尚、ステテコはあくまでも下着である。祭の際にはこれを着用していてその上には何も着用しないということもあるものの、これはパンツ姿で出歩いているのと同じことである。(祭だから大目にみられているだけのことである。)ただ、ズボンの下に着用すると、冬季は防寒具の一つとなり、夏季は汗を吸う役割を果たすことになる。また、膝の折り曲げによりズボンと皮膚との間の滑りを良くすることになるため、ズボンの内側の生地を保護することが出来る。夏はともかく、冬場には上からズボンを着用するのだから、利用するのが宜しいかと...
「手袋」:手の装飾のため、または防寒のため、若しくは保護のために用いるものであり、手の装着するための衣服の一つである。特に、防寒具としてのものは古くからあるものである。
構造としては、指の部分が5本の指が1本ずつ独立しているものと、親指のみが他の4本の指と独立しているものとがあり、前者を「手袋」「グラブ」「Glove」と言い、後者を「ミトン」「Mitten」と言って一応区別されている。(但し両者とも広義の「手袋」の仲間である。)また、指の部分が露出するような構造になっているものもあり、それは「オープンフィンガーグローブ」と呼ばれている。
使用される素材は、基本的には布であり、使用される布の種類も多い。その一方で、保護用の手袋としては、ビニール、ゴム、金属などを素材として使用しているものもある。(当然、素手で掴むと危険なものを扱うことがあるためで、丈夫な素材が使われることになる。)また、その仲間として、医療従事者が感染症を防ぐ目的で使用するものがあって、手術などの微妙な指先の動きを阻害しないように、手をピッタリと多う薄い素材(ゴム)のものもある。また、西欧では飲食店、特に厨房の従業員が手袋をして調理を行うことは珍しいことではない。(食品工場では当たり前になっている。)
尚、「軍手」と呼ばれるものがあるが、これは「軍用手袋」の省略形であり、旧日本軍が使用していた日本独自のものであり、戦後、軍が無くなって、一般用の作業手袋として広まったものである。
また、俳句の世界では、手袋は防寒具ということになっているため、冬の季語である。
歴史は古く、記録のあるものとしては古代ギリシア時代まで遡る。防寒具として、手の保護のためとして使用されていたが、13世紀頃になると、ファッションの一つとしての利用が見にれるようになる。そしてヨーロッパの王侯貴族の間で広まり、凝った飾りが付いていたり、宝石を使用したような手袋まで生まれている。ただ、そうなると実用性ということが無くなってしまった気がするのですが... で、一般にはそういうものとは関係なく、「防寒具」として普及することになった。
「目出し帽」:文字通り、目の部分だけを出している帽子である。頭からすっぽりと被るため、頭部、顔面、頸部の保護と防寒のための衣類と言うことになる。特に登山家やスキーヤーが利用しているものの一つでもある。
目の部分だけが出ているのは、視界を確保する目的であるが、それ以外の部分は隠すことになる。そのため、これを悪用して、銀行強盗などがこれを用いて、顔を隠して事件を起こしたり、テロリストが正体を隠すために使用することが多いこともあって、イメージとしては悪くなっている。が、これを被ることで髪などが邪魔にならなくなることもあって、コマンドー部隊の兵士がこれを着用し、その上からヘルメットを被るというように、兵士の使用する装備の一つでもある。→自衛隊でも装備されていて、「顔面覆」と呼ばれている。
伸縮性のある生地(主に毛糸)で作られているため、着脱が容易であり、同時に体に密着するために防寒、保温には適している。
英語では「Balaclava」と呼ばれるが、これは19世紀のクリミア戦争の際、寒冷地である戦場に向かうイギリス兵に対して、妻たちが防寒のために顔をすっぽりと覆うことの出来るウールの帽子(現在の目出し帽そのもの)を持たせた。イギリス軍の兵士はそれを被って戦ったが、その時戦った町の名前がBalaclava(バラクラバ)であったことから、この名前が付けられた。
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