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古代少女ドグちゃん#10 [ドラマ]

残りも少なくなってきた「ドグちゃん」。残りは前後編となる最後の物語のみとなりました。で、今回登場した妖怪は「親もどき」。しかし、これまでと違って、妖怪退治ではなく、結果的には妖怪を助けることになった物語でした。(これまではドグちゃんは何が何でも妖怪退治をしていたが、まさか、人情ドラマになって妖怪助けをやることになろうとは...)

また、「風刺」と言うことではモンスターペアレントを取り上げていて、妖怪VS子どもの保護者という対立図式(妖怪のほうが人間ぽくて、保護者の方が妖怪というかモンスターという感じになっていて、上手く描いていました。)は本作の奥深さでした。

転校してきた小学生の宮本万里がクラスメートたちからいじめられていた。そこに万里の母・可奈子が駆けつける。一見したところ、よくありそうな光景と思われたが、そんな親子と出会ったドグちゃんと誠。ドグちゃんは妖怪の臭いを感じ取り、親子を追った。仕方なく、誠もついていく。ドキゴローを呼び寄せて更に詳しく調べさせ、妖怪検索をすると、妖怪親もどきと分かった。親もどきは、過剰な愛で子育てを繰り返し、世間の秩序を乱す恐ろしい妖怪ということで、ドグちゃんに連絡したドキゴローだったが、万里に捕まってしまった。

ドグちゃんと誠が駆けつけるが、誠は親子の絆を引き裂くのか?と、妖怪退治に反対する。が、万里はドグちゃんに、母が妖怪ということを告げ、退治することを依頼した。万里はいつも母に監視され、プライバシーがなかったことにうんざりしていたのだった。

そんな所に可奈子が買い物から戻ってきた。で、万里を守ろうとする可奈子。ドグちゃんは退治しようとする。そんな中、正体を現した可奈子は、万里が自分を殺してくれと依頼したことに衝撃を受けた。

そんなところに、万里の学校の教師や親たちが、万里と可奈子親子に出ていくようにという要求を突きつけるためにやってきた。(ここに「モンスターペアレント」に対する抵抗使用とするPTAの姿が...)一同に対して誠が間に入って仲裁しようとするが、両者の激しい対立の前には何も出来なかった。

で、ドグちゃんと親もどきは一時休戦として、手を結んで講義する親たちと対峙することになる。凄まじいPTAの親たちの前にタジタジとなるドグちゃんだったが、ふとしたところから白雪姫に出てくる毒リンゴの絵を見ると、それを切って「毒リンゴ・ビーム」(実に分かりやすいネーミングでもあり、ストレート過ぎる攻撃ですね。)を発射して、PTAの親たちを眠らせた。

その夜、親子の絆を取り戻した万里と可奈子は、この町を離れることにして、出ていく。ドグちゃんは「今回は見逃してあげるけど、次に見かけたら...」と言い、誠と共に親子の旅立ちを見送った。

帰宅したドグちゃんと誠。風呂の用意をしていたドグちゃんだったが、胸に痛みを感じて倒れてしまった。その頃誠は、母の写真を見つめながら、自分の子どもの頃のことを思い出して語りかけていた。誠に風呂の用意が出来たことを告げに行ったドキゴローが風呂場に戻ってくると、ドグちゃんが倒れていて、そのことを誠に伝えに以降とするが、ドグちゃんは「誠には内緒にしておいて...」と言うと気を失ってしまった、ドグちゃんが大変なことになっていることを知らない誠は、「ドグちゃんがいると、いつも楽しいから」と母の写真に語りかけていた...

妖怪ハンターのドグちゃんが妖怪を退治しないで見逃したという意外な展開には驚いたが、今回は妖怪というよりも、モンスターペアレントになっている妖怪・親もどきと、それに対して立つ上った他の子どもの保護者と学校の対立を描き、そして学校側を退治してしまったというブラックな妖怪(「化け物」と言った方が適切かも...)を退治したということで、随分と毛色の違う物語でした。(と同時にブラック度も高かったですね。)→「風刺」ということを看板にしている本作の本領発揮というところであるが、こういう展開だと、どこかのPTA関係団体がクレームをつけてくる様な気がしないでもないですね。

また、物語の完結に向けての伏線としてドグちゃんが倒れるということで最終章に突入ということになったが、それと同時に最終章では誠の死んだ母が登場って、これだけでも凄い展開になりそうですね。しかも、これまでは写真でしか登場しなかった斉藤由貴の登場です。残り2回(物語としたら前後編なので、1つの物語)楽しみです。

尚、次回は15分繰り下がって25:40スタートとなるが、EPGの情報によって録画予約時間が自動的に修正されるだけに、何もしなくても良いというのは楽で良いですね...(アナログ・ビデオで録画している方は時間修正を忘れないようにしましょう。)

 

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