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ケータイ刑事銭形泪5話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

今回で「銭形泪」第5話「浦島太郎一族の悲劇 ~目撃者は亀!殺人事件」の裏ネタ編は増補が4回目、この物語については9回目となるが、この物語については今回で打ち止めです。で、今回は「甲羅」について、「仏壇」について、「家宝」について、「スポンジ」について、「おみやげ」について記します。尚、「家宝」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースに加筆しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/8/12、14、16、19、21付けで記しています。)

甲羅」:亀や蟹などの甲骨類の動物が持っている部位であり、外骨格の一部である。亀は甲羅を持っている動物の代表的なものである。亀の他には、蟹、海老、蜘蛛などが甲羅を持った動物として知られている。また、動物性プランクトンの中にも甲羅を持ったものもいる。

甲羅は角質が硬化したものであり、元々は皮膚であった組織が変化したものである。(人間でも、「爪」が皮膚が硬化したものである。)しかし、亀の甲羅と甲骨類の甲羅とは役割が異なっていて、亀は身を守るためのものであるが、甲骨類の甲羅は骨格を兼ねたものである。(その部分の内部に骨の有無ということで分類出来る。)尚、骨格を兼ねていると言っても、その部分の身体を保護する役割もあるのは言うまでもない。

尚、英語では「Shell」と言うが、甲骨類では「Armor」と言うこともある。

仏壇」:仏像や位牌を安置し、礼拝するための壇のことである。一般的には、個人の家屋の設置されたものであり、先祖の位牌や仏像を安置したものである。特に宗派を問わず、その内部は金張りの豪華な作りになっている。また「御内仏(おないぶつ)」と言うこともある。

尚、寺院にある仏像を安置した壇も「仏壇」に含まれるが、これは広義の「仏壇」とした場合であり、一般的な「仏壇」には寺院のものは含まず、各家庭にあるものを「仏壇」と言う。(狭義の「仏壇」ということになるが、これが一般的な「仏壇」と解釈されている。)

所で「仏壇」の「壇」の起源は、古代インドで土を積み上げて作った高くなった段であり、その場所を神聖な場所として神を奉ったことから来ている。そのため、「(壇)だん」という漢字は「つちへん」となっている。

現在の仏壇は、室町時代に浄土真宗の蓮如が、布教の際に「南无阿弥陀仏」と書いた掛軸を信徒に授け、それを仏壇に祀ることを奨励し、その仏壇は本山を真似たところから始まったとされている。金を使った豪華なものになっているのも本山を真似したためである。その後、日本独自に発展し、江戸時代には、幕府が寺請制度を導入し、民は何れかの寺院を菩提寺と定め、その檀家になることが義務付けられた。この際に各戸に仏壇を設け、朝と夕に礼拝し、先祖の命日には僧侶を招き供養するという習慣が生まれ、定着することになった。

尚、英語では「Household Buddhist Altar」または「Family Buddhist Altar」と言う。

家宝」:その家の宝物のこと。先祖代々伝わってきていて、大事にされている物ということが一般的である。英語では「Heirloom」と言うが、「Family」という単語を付けて「Family Heirloom」または「Family Treasure」ともいう。

確かに、金銭的価値の高い物(この物語では2億円の価値がある、ということでした。)が家宝になっているというのが一般的である。しかし「家宝」としてその家で伝えられてきたものには、金銭的価値は低いというものも伝えられていることが多い。先祖があることをした記念の物であったり、家族の思い出が詰まった品というのも「家宝」となるためであり、そういう品物は、他人から見たら何の価値も無いと思えるのにも「家宝」として大事にされているということがよくある。(柴田家では「虫眼鏡」が家宝ということになっているが、鑑識一家の柴田家らしいところである。→普通の人にとったら、ただの虫眼鏡に過ぎず、「宝」とは思えないでしょう。)

しかし、「家宝」は金銭的価値だけでは測れないものであって、その家の人にとって価値があるものであれば、それは立派な「家宝」である。(関係ない赤の他人が口出し出来る事ではないのである。)まあ、この物語の浦島家の「家宝」は金銭的価値も高いものであったが、「宝」と言うようには感じられないところもなきにしもあらずで...

スポンジ」:英語では「Sponge」、元々は海綿(海綿動物)のことである。内部は細かな孔が無数に開いた多孔質であり、とても柔らかい物質である。水などの液体を付けると、その孔内にある空気が液体に置き換わる形となって液体を吸収する。また、スポンジを絞ると、吸収した液体を放出し、空気が孔内に入り、元に戻る。この性質を利用して、洗浄に利用されている。または入浴用、化粧用、医療用など、利用分野は多い。

海綿動物は世界中の海に棲息しており、日本近海でも沖縄では捕獲して利用されているものの、地中海産の海綿が天然スポンジとして利用する場合、最も質が高いとされている。

また、現在ではポリウレタン等のプラスチック素材ゆゴム系素材を発砲させて人工的に作られた合成スポンジが広く使用されている。一応、海綿を使った天然素材のものを「天然スポンジ」、後者の人工的に作ったものを「合成スポンジ」と呼んで区別している。(しかし、現在では天然スポンジよりも合成スポンジの方が流通していて、一般に「スポンジ」と言うと後者のことを指している。→台所には、食器の洗浄用に必ずありますからね...)

天然スポンジは、海綿動物門の中でもモクヨクカイメンなどの普通海綿綱に属するものが使われている。これらの海綿は海綿質繊維のみしか有していないため、フワフワのスポンジとして好まれている。(但し、天然の海綿をさのまま利用するという訳にはいかず、採取した海綿の組織を腐敗させ、骨格を洗い流すという処理を行ってから利用する。)また、海綿の中にはケイ素を含んでいるものがいるが、ケイ素がガラス質の物質となることから、そういう海綿は天然スポンジとしての利用はされない。(例えばカイロウドウケツなど。但し、別の用途での利用はあります。)

また、天然スポンジとなる海綿はスポンジンという海綿質繊維で出来ているが、スポンジンは細胞外マトリックスであるコラーゲンの祖先物質である。

近年では、スポンジとしてだけでなく、有益な有機化合物を持つものがいて、医薬品への利用がされているものもある。(例えば抗HIV薬など。)

おみやげ」:漢字で記すと「お土産」。旅先などで、他人に配る目的でその土地の産物や名物などの品物を買い求める品物のこと、または知人宅を訪ねる場合に持っていく品物のことである。また、英語、ドイツ語、イタリア語では「Souvenir」(但し、英独はアクセントが異なり、伊は発音が異なる)、フランス語では「Cadeau-Souvenir」、スペイン語では「Recuerdp」という。→海外旅行した場合、何か土産物を買って帰るでしょうから、この単語は覚えておいた方が良いですよ。(と言っても、日本人観光客の多い観光地であれば、英語すら必要なく、日本語だけで十分通じてしまいますけど...)

元々は神社などで配られている「宮笥(みやげ)」が語源という説と、「見上(みあげ)」と言っていた言葉が転じて「みやげ」となったという説とがある。また、漢字で「土産」と表記するのは、これを買う場合、基本的にその土地ならではの名産品や特産品を買い求めるのが一般的であり、「その土地の名産品、特産品」という所から「土地」の「土」と「名産品/特産品」の「産」を持ってきて、当て字とされたとされている。

また、比喩的な表現として、受け取る側が望んでいない物事の場合に、本来の目的ではない物事を受け取ることという意味でも使われる事がある。

この物語では、ちゃんがお土産として「亀の子スポンジ」を貰っていたが、貰う時、ちょっと複雑な表情を見せていた(一応、「ありがとうございます」とお礼の言葉を言っていたが、表情の方はちょっと迷惑顔でもありました。)が、まさに本来の意味としてのお土産を、比喩的表現としての使い方で実践していたということで、言葉の奥深いところを見事に表現していました。

 

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