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ケータイ刑事銭形泪6話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

BS-TBSの再放送に合わせた「銭形泪・裏ネタ編」の増補作業も、今回からは第6話「牛、熊、鮭、強いのは誰だ? ~動物奇想天外殺人事件」となります。この物語については過去にPART 5まで記している(2008/8/26、28、9/1、4、6付けで記しています。)ので、やはりPART 6からということになります。今回はサブタイトルにある動物の名前から「」「」「」についてと、牛と熊の置物が劇中に登場して事件のポイントにもなったということから「置物」について記します。尚、「牛」については「・6話[裏ネタ編]PART 3」で記したものを増補追記しています。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。

」:偶蹄目ウシ科の哺乳類である。家畜動物として最も広く、かつ古くから飼育されている動物であり、新石器時代に西アジアで家畜として飼育るようになり、現在に至ったとされている。が、その元になった野性の牛であるオーロックスは絶滅している。

品種は多く、いずれもが頑丈な体つきをしていて、角を持っている。また、尾は細いのが特徴である。広く「牛」と言えばスイギュウ属やヤギュウ属、バイソン属も含むが、狭義では家畜として飼育されている牛のみを言う。(まあ、家畜牛か最も身近な存在でもありますからね。)

家畜として人間の生活に近い所にいる動物であり、馬、豚、鶏と共に四大家畜の一つとなっている。また、現在生存している個体数も非常に多い動物でもある。また、家畜であるが、古くは牛車を引くのに使われたり、農作業を行うのにも使われている。

家畜牛ということでは、乳を利用するものと肉を利用する2種類があって、「乳用種」と「肉用種」とに分けられる。(当然、品種改良が行われて、「乳肉兼用」と言う種類もいる。)乳用種とては、ホルスタイン種、ジャージー種、ガーンジー種などが有名であり、肉用種ではショートホーン種、ヘレフォード種、アバディーン・アンガス種、シャロレー種などが有名である。また、乳肉兼用種としてはウェルシュブラック種、グロニンゲン種、サウスデボン種、シンメンタール種、デキスター種、ミューズラインイーセル種、レッドポール種などが有名である。

日本の和牛は、明治から大正期にかけて輸入されたブラウンスイス種、アバディーン・アンガス種、シンメンタール種などを品種改良したものである。

それ以外の用途としては、革を鞄やベルトなどに加工したり、糞を肥料や燃料として利用することがある。また、スペインを中心とするラテン系諸国では「闘牛」ということで、競技の一つとしての、闘牛士と牛が戦う(最終的に殺す)興行が行われている。但し、近年では動物愛護団体が批判していて、一時期と比べて人気の方も低下しているのが現状である。尚、日本でも一部の地域で「闘牛」が行われているが、スペインの闘牛とは異なり、相撲のような内容のものである。

牛の最も動物的な特徴は、胃が4つある反芻動物ということである。但し、最初の3つの胃は胃液を分泌せず、食道が変化したものである。草食であり、食べた草の繊維を分解する細菌類や原虫類が常在しており、繊維の消化を助けている。

また、世界的には食肉とされている牛であるが、インドのヒンズー教では、牛は聖なる生きものとされているため、肉牛を食することはない。(タブーである。)

尚、英語でいう「Cattle」は牛の総称であり、メス牛や乳牛のことを「Cow」、オス牛やスイギュウ、バイソンのことを「Ox」、去勢していない成長したオス牛のことを「Bull」、肉牛のことを「Beef Cattle」というように色々な呼び方に分けられている。また、ドイツ語では「Kuh」、フランス語では「Boeuf」、イタリア語では「Bovini」、スペイン語では「Buey」という。尚、日本語で「丑」という漢字が使われる場合があるが、これは十二支(2番目ですね。)の場合、および方角、時刻を意味するものであって、動物の「牛」という意味は無い。

」:食肉目(ネコ目)クマ科の哺乳類の総称である。アジア、北米、南米、北極圏などに分布している。(主に7つの種類に大別出来る。)身体は大きくて太いが、四肢は比較的短いが筋肉質で力が強い。ネコ目の動物の中では大型であり、小さくものでも1m以上あり、大きいものは3m程度にまで成長する。雑食性であり、植物質(木の実を含む)を主に食するが、時には人畜を襲う場合もあって、肉も食する。体色は黒に近いものが多く、黒から濃い褐色であるが、北極圏にいるホッキョクグマは白色である。

聴覚と嗅覚に優れているが、視力はホッキョクグマ以外はやや弱い。また、顎が発達しているのと、鉤爪を有している。この鉤爪を利用して樹木に登ったり、穴掘りをするのに利用する。また、敵を襲う場合にはこれで相手を引っ掻く。

冬眠をする動物としても有名であり、冬になると洞穴に潜み、子どもを産むのはこの時期である。(妊娠期間は7~8ヶ月であり、一度に1~4頭(平均すると2頭)を産む。)また、そのまま冬眠に入ることもある。尚、熊というと「冬眠」というイメージがあるが、実際に冬眠状態に入るものもいるが、洞穴に籠もっているだけで、冬眠状態に入らないものもいる。尚、俳句の世界に於いては、冬眠することがイメージとして定着していることもあって、「熊」「ヒグマ」などは全て冬の季語である。

中国をはじめ、一部の地域では食用とされているが、有名なのは中国での「熊掌」がある。これは文字通り熊の掌であり、高級食材とされている。また、漢方の「熊胆(ゆうたん)」は文字通り熊の胆嚢を原料とした薬であり、強壮剤、腹痛薬、解熱薬として利用されている。

熊の中で最も有名なのは「テディベア」であろう。これは第26代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの愛称から名付けられたものであり、熊狩りに出かけたルーズベルトが、予め捕らえてあった子熊を撃つように言われるが、その仔熊を見逃したという話が元になり、縫いぐるみとして生まれたものである。また、この「テディベア」は後にくまのプーさんのモデルとなり、プーさんも世界的に知られているキャラクターとなっている。

尚、英語では「Bear」、ドイツ語では「Bär」と言う。

」:サケ目サケ科の魚である。またはベニザケ、ギンザケ、マスノスケなどの総称としてもこの言い方がされる。また、「しゃけ」と呼ばれることもある。

体長は、成魚では1mほどである。(キングサーモン(マスノスケ)のように2mぐらいにまで成長するものもいるが、平均的には1m程度である。)あぶらびれをもっていることが特徴である。背面は青灰色、腹面は銀白色をしている。また、産卵期には紅色の斑点が生じる。

日本海と北太平洋(オホーツク海やベーリング海など)に分布していて、これらに注ぐ川に産卵のために遡ることが知られている。(遡る川は、日本では北海道、それ以外ではロシア・極東地域やアメリカ・アラスカ州などが主な所である。→日本では、太平洋岸は千葉県の夷隅側、日本海側は山口県が南限とされている。)産卵で川を遡り、川底に穴を掘り、その中に産卵し、砂礫で覆い隠す。尚、産卵を終えると死んでしまう。また、孵化した稚魚は、川を下り、海に入り成長する。そして2~5年で成魚となり、今度は生まれた川に戻ってきて産卵をする。(尚、成長して生まれた川に戻ってくる確率は数十分の一とされている。)

主に食用として利用されるが、鮮魚としての利用よりも加工されて食用にされることが多い。日本では新巻鮭が最も知られているが、北米ではスモークサーモンのように燻製とされたものが最もよく知られている。それ以外でも、塩漬けにしたり、缶詰にされる。→基本的に保存食品として利用されることが多いのが特徴である。(寿司ネタとして、鮮魚としての利用もありますが...)

日本では特につきあいの古い魚の一つであり、先史時代から捕獲されて食用にされていたとされている。特に、北海道の先住民であるアイヌ民族が利用していたことはよく知られている。また、東北地方でも縄文時代などの遺跡(貝塚)から鮭の骨が出土していることから、食用にされていたことが分かっている。

また、現在では人工孵化も広く行われている。正確には「人工孵化」ではないものの、1763年に越後・村上藩の青砥武平治が三面川にサケの産卵場所を設置した人工川を設けることを行い、鮭が増えるように手を打ったという記録がある。「人工孵化」ということでは、明治初期に茨城県・那珂川で試験的に行われ、1888年に北海道・千歳川に中央孵化場が建設されたことから本格的に始まった。

ちなみに、俳句の世界では、鮭の産卵期が9月頃から始まるため、秋の季語となっている。また、英語では「Salmon」、フランス語では「Saumon」、イタリア語では「Salmone」、スペイン語では「Salmón」と言う。

置物」:神仏の前や床の間などに装飾品として設置される小物のことである。現在では、それ以外の場所にもインテリアの一環として置かれるようになっている。そのため、「飾ること」に使われる小物ということから「飾り物」と呼ばれることもある。

現在では工芸品などがその代表的なものとなっていて、観光地では定番の土産物として製造販売されている。(北海道では、木彫りの熊の置物は有名ですね。)

元々は、神仏の前に設置されるものであり、古くからあったが、あくまでも主役となるのは神仏であり、置物は脇役に過ぎなかった。実際、神仏は偶像崇拝の対象とされて信仰されていったが、置物の方は神仏の引き立て役にしか過ぎず、偶像崇拝の対象とはならなかった。しかし、崇拝の対象とならなかったことから、個人が自宅の床の間などに飾りとして置くということに使われるようになる。これは、神仏は大事なものとして扱われるが、置物は特に尊厳のあるものでもないことから、気楽に扱うことが出来るもの、ということが理由とされている。で、肩を張らずに装飾品としての使用が広まり、今日に至った。(ただ、設置されるとそのまま放置状態が続く、というのが一般的のようでして...)

実際、設置されるとそのままにされることが多いことから、存在していても単にあるだけ、ということから、比喩的な表現として転用されるようになった。ある地位に就いているものの、実権のない人のことを揶揄して「置物」という言葉が使用されている。(やはり「飾り物」という言葉も同義の揶揄した言葉としても使われる。)

尚、英語では「Ornament」と言う。

 

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