ケータイ刑事銭形泪7話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形泪」第7話「時に愛は命を奪う ~恋愛小説家殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目(この物語については通算で6回目)の裏ネタ編となる今回は、被害者の妻(実は真犯人)が行っていた旅行先の「フランス」について、夫のこれを管理していたことから「スケジュール帳」について、ダイイング・メッセージがこれで書かれていたことから「チョコレート」について、そして泪ちゃんがこれを書斎で目にして疑問を抱くことになった「ペン」について記します。尚、「チョコレート」については「泪・7話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。
この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/9/9、11、13、16付けで記しています。)
「フランス」:ヨーロッパ西部(大陸)に位置する国であり、正式国名は「フランス共和国」(République Française)。現在は共和制国家である。漢字では「仏蘭西」と言う当て字が使われ、略す場合は「仏」と表記される。
首都はパリ、公用語はフランス語、国土の面積は約55万平方キロ(日本の約1.45倍、西ヨーロッパでは最大の面積を持つ国である。)、人口は約6500万人(日本の半分強、ヨーロッパではドイツに次いで2番目に人口の多い国である。)、経済力はGDPが世界第5位(ヨーロッパではドイツに次いで第2位である。)という世界の中でも大国の一つである。また、第二次大戦の戦勝国であるため、国際連合では安全保障理事国の常任理事国の1つである。
国旗は左から右に「青(藍色)」「白」「赤」の順番に並ぶ三色旗であり、「トリコロール」と呼ばれている。また、この3色は、「青」が「自由」、「白」が「平等」、「赤」が「博愛」を意味している。尚、フランス国旗の3色の幅は、陸上用では3色が同じ幅となっているが、以前と現在の海上用は3色の幅が異なっていて、「青:白:赤」は「30:33:37」となっている。→旗竿側の「青」が最も狭いが、これは竿から遠くなるほど狭く見えるというのを補うためとされている。
古くは「ガリア」と称したローマ帝国の属国であったが、5世紀後半の西ローマ帝国の崩壊の後、フランク王国が成立し、これが起源となっている。その後、9世紀に3つに分裂したり、いくつかの王朝が成立するということを経て、14~15世紀のイギリスとの百年戦争を経て統一国家が成立し、王権が強化された国となる。そして「太陽王」と呼ばれたルイ14世の時代に最盛期を迎える。(ルイ14世の時代は、フランスはヨーロッパ一の大国となった。)更に、海外にも進出してアメリカやアジア、アフリカに海外領土を獲得するようになる。
そんな中、1789年にフランス革命が起こり、王政は終焉となり、共和制となる。そしてナポレオン・ボナパルトが共和国の権力を握り、19世紀初頭にはそのナポレオンが皇帝に即位して、第一帝政の時代となる。が、19世紀のフランスは帝政と共和制が何度か入れ替わるという時代であり、第二共和政、ルイ・ナポレオン(ナポレオン3世)の第二帝政、第三共和政となる。
20世紀になると、第一次大戦、第二次大戦のいずれもが戦場となり、国土は荒れ、第二次大戦ではドイツに占領されるという時代(同時にヴィシー・フランスとに分断される。)となる。この時、自由フランスが連合国側に付いたため、第二次大戦の戦勝国となり、戦後、第四共和政が成立する。
戦後は海外領土(植民地)が相次いで独立していくことになり、植民地問題で国内は混乱し、強力な大統領権限を含んだ第五共和政ら移行し、現在に至っている。
尚、第五共和制での大統領の任期は7年であったが、2000年に国民投票の結果を受けて5年に短縮された。前大統領であるシラク大統領の一期目は7年の任期であったが、二期目は改正されたために5年であり、大統領を二期務めたが在任期間は12年である。(シラク大統領の前任者であるミッテラン大統領は二期14年務めた。)→現職のサルコジ大統領からは完全に5年単位ということになる。
フランスにある山・モンブラン(標高1810m)はヨーロッパ最高峰として知られているが、ヨーロッパとアジアの境となるコーカサス山脈にあるロシアのエルブルス山の方が高いため、近年では「西ヨーロッパ最高峰でヨーロッパでは2番目に高い山」という認識に改められている。
フランスはパリへの一極集中が目立つ国であり、パリ市の人口は約220万人であるが、パリ都市圏人口は1200万人弱で、フランスの人口の約20%が集中している。人口が2番目の都市はマルセイユで約82万人(都市圏人口は約150万人)、人口が3番目のリヨンは約48万人(都市圏人口は約180万人)というように、大きな差がある。
フランスの経済力は世界第5位であるが、実は農業が盛んな農業国であり、また、観光大国(実は、観光客の入国数は世界一である。)でもある。実際、EUの国々の中では最大の農業国である。(また、農産物輸出額は世界2位である。→主にヨーロッパ内に輸出している。)特に、世界一の生産高を誇っているテンサイをはじめ、小麦、大麦、エン麦、トウモロコシ、ジャガイモなどの生産が多く、北西部のノルマンディ地方では牧畜が、北東部のシャンパーニュ地方、南西部のボルドー地方では葡萄の栽培が盛んで世界的にも有名なワインの生産地となっている。
「スケジュール帳」:(仕事などの)予定を記したものであり、手帳の一種である。(「手帳」というと、一般的には胸ポケットに入るような小さなものを指し、「スケジュール帳」というと、それよりも大きいノート・サイズのものを指すことが多い。)
予定の管理、行動の記録、メモ帳などとして利用される。また、電話帳や住所録としても使えるようになっている。→これを発展させたものがシステム手帳(バインダー式になっていて、中身を自由に差し替えることが出来るもの。)ということになる。
多少の形の違いがあるものの、現代人には無くてはならないものの一つと言うことが出来る。特に、分単位で予定がある様な多忙な人になると、これが無くては仕事になりません。(但し、そういう人は、本人が管理するのではなく、秘書やマネージャーがいて、その人が管理することになるというのが一般的である。)→この物語に登場した作家・芥川三十五も、妻・知帆がスケジュールを管理していましたね。
「チョコレート」:カカオの実を煎って粉としたもの、もしくは、それに砂糖や粉乳などを加えて練ってペースト状にして、それを型に流して固めた菓子である。または、それを牛乳や水に溶かした飲料のことである。英語では「チョコレート(Chocolate)」、フランス語では「ショコラ(Chocolat)」、ドイツ語では「ショコラーデ(Schokolade)」、イタリア語では「チョッコラート(Cioccolatp)」、スペイン語では「チョコラテ(Chocolate)」、韓国語では「チョコリッ」と言い、漢字で記すと「貯古齢糖」と表記する。(当て字である。)
脂肪分が高いため、栄養価が高い。また、ポリフェノールやカフェインを多く含んでいることでも知られている。特に、ポリフェノールが、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ抗酸化作用やホルモン促進作用が向上すると発表されたことで、近年では糖分を抑えてカカオ成分(ポリフェノール)を高くしたものが登場するなど、再び注目を集めている食品でもある。
尚、「ホワイトチョコレート」という色の白いチョコレートがあるが、これはカカオバターのみを用いて作られたものであり、着色したものではない。
チョコレートの歴史は古く、中南米では紀元前からカカオが栽培されていた。こともあって、身近にあったものの一つである。しかし、一部の地域で、カカオ豆が貨幣として流通していたというように、貴重なものであった。その当時でも食することがあったが、嗜好品とされ、特に強壮目的の薬として扱われていた。(インカ帝国の王家が飲む特別なものであり、一般の人は口に出来るようなものではなかった。)
スペインが中南米を征服すると、カカオがヨーロッパにも伝わり、スペインでチョコレート・ドリンクとして広がっていくことで、消費される範囲が広がることになる。19世紀になって、ヨーロッパ各地で様々なカカオの処理法が考案され、それまでは飲み物であったチョコレートが固形の菓子として生まれ、固形チョコレートの原形が誕生した。更に、粉乳を加えることによってコルクチョコレートが生まれた。その後、カカオの持っている苦み成分を抑える工夫や、ザラザラとした食感に対する改良が加えられ、今日に至っている。
日本では、18世紀の長崎で、オランダ人の手から遊女の手に渡されていたという記録があるが、日本で加工されたものではなく、欧州から持ち込まれたものである。まだまだ珍しいものであり、日本全国に広がるまでには至っていない。明治になって米津凮月堂(現在の風月堂)が1878年に輸入チョコレートを原料として加工したことからチョコレートが日本国内でも製造されるようになる。しかし、あくまでもチョコレートを輸入して、それを作り直したものであった。カカオ豆から加工して製造されたものは、1918年に森永製菓が行ったのが最初である。しかし、第二次世界大戦が始まると、カカオ豆の輸入が無くなり、チョコレートの製造はストップする。で、カカオに似た風味の菊芋と百合根の脂肪分と、グルコース(ブドウ糖)を原料にした代用チョコレートが作られて、「グルチョコレート」が製造されることになった。
終戦後、進駐軍が大量のチョコレートが日本に持ち込み、米軍兵に「ギブ・ミー・チョコレート」と行ってチョコレートを貰う姿は当時の世相を現すものとして有名になる。その後、カカオ豆が入ってくるようになり、再び日本国内でもチョコレートの製造が再開されることになる。1960年のカカオ豆の輸入自由化、1971年のチョコレート製品の輸入自由化により、様々なチョコレート菓子が普及することになり、今日に至っている。
ところで、人間はチョコレートを食べても問題は無いが、犬や猫、鳥など、人間以外の殆どの動物は、チョコレートに含まれているテオブロミン(カカオの苦み成分である)を代謝することが出来ない(代謝速度が遅い)ため、チョコレートを食べると中毒を起こし、場合によっては死に至ることがある。ペット愛好家であれば常識であるが、ペット嫌いな人はこのことを知らないことが多いので、注意が必要である。
「ペン」:元々は、筆記具の一つであり、尖った先端部にインクを付けて、紙などに文字を記す筆記具(「つけペン」と言う。)のことである。しかし現在では万年筆やボールペンのように、インクを付ける必要がない筆記具が主流になっているが、これらも含めて、更にはマジックやサインペンなどを含めて「筆記具」の総称として使われる言葉となっている。また、「筆記具」ということから転じて「文筆活動」という意味にも使われる単語でもある。
つけペンは、ペン先とペン軸から構成されていて、ペン先は先端部が尖った金属片に切れ目が入っていて、インクを付けると先端部に少しずつ供給されて、筆記が行える。ペン軸はペン先を固定して、筆記する際に持つ部分となる。
古くは、クジャクやガチョウなどの鳥の羽をペン軸として使っていて、ラテン語の「鳥の羽」を意味する「Penna」が「Pen」の語源となった。→欧州では、クジャクの羽を使ったペンが、華やかなものであるということから好んで使用されたという歴史がある。
筆記する際に、インクを付ける必要があり、ある程度筆記すると、再びインクを補充するために、インクを付ける必要があるため、インクを収容したタンク式の万年筆が登場すると、急激に需要は減少した。そして、安価な筆記用具であるボールペンが登場すると、殆ど使用されなくなった。しかし、現在でも一部の愛好家がいて、使用されている。(現在では、漫画家が原稿を書くのに使用しているのと、製図の際に用いられている程度である。→独特の線を描くためには、万年筆やボールペンでは対応できないためでもある。
尚、特殊なインクを使って筆記を行う場合は、現在でも使われることがある。また、英語では「Pen」、ドイツ語では「Feder」、フランス語では「Stylo」、イタリア語では「Penna」、スペイン語では「Bolígrafo」という。
また、英語の「Pen」には家畜のおり、囲い、囲いの中にいる(家畜)動物という意味があり、俗語では「刑務所」のことを指す言葉でもある。(「動物のおり」という意味から転じた言葉である。)
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