SSブログ

ケータイ刑事銭形泪7話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形泪」第7話「時に愛は命を奪う ~恋愛小説家殺人事件」の裏ネタ編・増補の第3回目(この物語についての通算では7回目となる)となるが、今回は事件現場の残されていた「ワインの瓶」について、これが利用されていたことから「睡眠薬」について、ちゃんが口にした言葉から「嫉妬」について、五代さんが口にした言葉から「トムヤムクン」について記します。尚、「睡眠薬」については「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 6」で「ねむり薬(睡眠薬)」として記したものを改訂し、「嫉妬」については「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして追記しました。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/9/9、11、13、16付けで記しています。)

ワインの瓶」:ワインを保管するための容器であり、基本的にガラス瓶である。最近になって、容器の軽量化などを目的として、ペットボトルを容器としたワインが登場しているが、まだまだ少数派であって、ガラス瓶が中心である。また、瓶の形状は様々であるが、色は緑系のものかが多く、それ以外では褐色系のものと透明のものがある。

形と言うことでは、ほぼ共通しているのは、瓶の底部が瓶の内側に凹んでいるということである。これを「キック・アップ」と言うが、これが付けられている目的はいくつかの説があって定かではない。一応、有力なのは、ガラス瓶製造時の吹きガラス時代の名残説、瓶の安定性を増すため説、瓶の強度を上げるため(これは、炭酸飲料のペットボトルが非炭酸飲料のペットボトルの底部よりも複雑な形状にして、炭酸に対しても薄い容器で高い強度を得るという工夫に繋がっている、とされている。)、などが言われている。

ワインの瓶は、単なる容器という役割だけでなく、一部のワインは瓶の中で長期熟成させて発酵させるというものもある。そのため、長期にわたって安定した容器と言うことで、ガラス瓶が使われる。(基本的には、発酵させたものを瓶に詰めますが...)

尚、緑系の色のガラス瓶が使用されるのは、赤ワインであるが、これは長期保存の際、赤ワインが光を吸収することで劣化することを防ぐようにする為の知恵であり、ワインの赤色の補色となる緑が使われている。(単にデザインからということではありません。)また、白ワインでは褐色系の瓶と、透明の瓶が使われることが多い。

また、瓶の蓋としてはコルクが使用されるのが一般的である。近年になってスクリュー・キャップの瓶も増えている。コルクは長期保存に適したものであり、弾力性があり、防水性に優れているため、密封状態を長期にわたって維持することが用意である。そのため、スクリュー・キャップよりも長期にわたって安定しているコルクが風として使われる事になった。(ワインは数年から数十年にわたって保存するというのが一般的である。)

しかし、コルクは天然素材であるため、品質のバラツキが大きく、コルクの持っている独特の臭いがワインの風味を損ねてしまうという問題もある。(一定の割合で、コルク臭の強いものがある。)→天然コルクではなく、人工的に作られた合成コルクを用いているワインも中にはあります。

睡眠薬」:「眠り薬」「睡眠導入剤」「眠剤」と呼ばれることもある。それらの総称的に使用される言葉が「催眠薬」であるが、一般には「眠り薬」と呼ばれている。これらの薬は睡眠を促すための薬である。服用すると、中枢神経の機能を抑制して睡眠状態を誘発させて、睡眠に入りやすくする。尚、「眠り薬」にのみ、「麻酔剤」という意味があるが、厳密な意味での「麻酔剤」は、薬物によって人為的に感覚を喪失させる薬であるので、別物になる。(局所麻酔では体の一部分に対して感覚を喪失させるが、全身麻酔だと全身の感覚を喪失させ、更には睡眠状態になることから、形の上で睡眠状態に入るため、麻酔剤も眠り薬の一種と見なされることからくる混同である。)

英語では「Sleeping Drug」または「Sleeping Pill」、ドイツ語では「Schlaftablette」、フランス語では「Somnifere」、イタリア語では「Sonnifero」、スペイン語では「Somnifero」と言う。

睡眠薬にはベンゾジアゼピン系、チエノジアゼピン系、バルビツール酸系、シクロピロロン系などの薬があり、この中でもベンゾジアゼピン系の薬は抗不安剤として使用される場合もある。(抗不安剤が睡眠導入剤として使用される場合もある。)尚、副作用としては習慣性のあるものが多く、慢性中毒になると全身倦怠や幻覚などの症状がある。

また、眠りに入りやすい状態にする薬であるが、全ての薬で同じ様な効果がある訳ではない。服用してから睡眠に入るまでの作用時間に違いがあって、それによって即効型と持続型に分類される。また、更に細かく分類すると、超短時間作用型、短時間作用型、短-中時間作用型、中時間作用型、長時間作用型とに分けられる。

超短時間作用型には「ハルシオン」や「アモバシ」などの薬があり、短時間作用型には「デパス」「レンドルミン」「ブロバリン」などが、短-中時間作用型には「ラボナ」「リスミー」などが、中時間作用型には「才レース」「ユーロジン」「ドラール」などが、長時間作用型には「ダルメート」「フェノバール」「ソメリン」等がある。(いくつかの薬は、以前に処方されて使用していたことがあります。→一度に2種類の薬を飲んでいたが、こうやってみると、1つは短時間作用型のもので、もう1つは中時間作用型の薬でした。(早く睡眠状態に入るようにして、更に安定した睡眠を持続させるために2種類の薬が処方されていました。))

睡眠薬は一度に大量に服用すると危険があるため、医師が処方する場合でも、薬の使用方法についての注意説明が十分に行われ、薬局で受け取る時にも、再度薬剤師から薬の使用方法についての説明が行われる。早く睡眠に入りたいと思って、処方された量よりも多く服用するのは危険がある。(自己判断で服用量の増減をしないことが重要である。)また、薬局で一般的に販売されている睡眠剤(睡眠導入剤)も同様であって、決められた量の服用を守る必要がある。更に、基本的には2週間分までしか一度に処方されない。(年末年始や盆休みなどの特別な場合でも3週間分までである。)よって、睡眠薬の処方を受けている場合は、基本的に2週間に一度は医師の診察を受けることになる。

睡眠薬を服用した場合の注意事項としては、アルコールと一緒に服用しないこと、服用後はおとなしく寝ること、ということがある。(アルコールは効果増強の恐れがあり、眠気が誘発されるので「速やかに寝ろ」ということである。)よって、睡眠薬を服用後に車の運転をはじめ、出歩くことは厳禁である。(車の運転は居眠り運転になる可能性が高くなる。)→処方される場合、医師、薬剤師から説明されます。

また、向精神薬規制されている睡眠導入剤を他人に譲渡、または転売すると、麻薬及び向精神薬取締法によって処罰の対象となる場合がある。何らかの理由で服用せずにに余ったからと言って、他人に譲渡、転売することはやめましょう。医師に薬が余っていることを告げ、次の処方の際に量の制御をしてもらうのが一番である。また、使用期限が過ぎてしまった場合は、他の薬と同様に廃棄するのが一番であるが、それを拾った人が使うことがないように、潰して廃棄するように、という注意がある。(薬局で、薬剤師にそのように言われた経験があります。)

睡眠障害がある場合は、薬局で睡眠薬(睡眠導入剤)を買い求めるのではなく、睡眠の専門の医療機関の診察を受けることにして、より適切な対処を受けるようにしましょう。(基本的に、医師の処方箋無しで購入できる「睡眠導入剤」として販売されている薬は、その効果はあるものの、弱いものでしかないので、それほど大きな効果は期待できない。)

嫉妬」:英語では、物に対する場合は「Envy」、人に対する場合は「Jealousy」と言う。自分にはないもの、異なっている所、自分が欲しいと思う物が良く見えて、それらを持っている人のことを良く思わない感情のことを言う。そしてここから「ひがみ」「妬み」ということが生まれる。

また、自分の愛する人の愛情が他の人や特定の物に向くことを恨み憎むことと言う意味もある。(これは「やきもち」「悋気(りんき)」などと呼ばれることもある。)これは男女の愛憎劇に発展すると、事件を起こすということも多い。(「ケータイ刑事」では、「嫉妬」が殺人の動機になっている事件が多いが、これはある意味では当を得た物語の設定と言うことが出来る。)

キリスト教に於いては「七つの大罪」というものがあるが、「嫉妬」はその中の1つとされている。(他の6つは、傲慢、憤怒、怠惰、強欲、暴食、色欲である。)そして、その「七つの大罪」はそれぞれが悪魔と結びつけられているが、「嫉妬」はレヴィアタンという悪魔に結びつけられている。→レヴィアタン(Leviathan)は旧約聖書に登場する海に棲む海獣(怪獣)である。英語では「リヴァイアサン」と発音するが、1989年のアメリカ映画に「リバイアサン」(原題:LEVIATHAN)という深海を舞台にした遺伝子実験によって生まれた怪獣が暴れる海洋スリラー映画が製作されているが、これは悪魔であるレヴィアタンの名前が元になって付けられたタイトルでもある。(但し、映画では愛憎劇から発展してという物語ではなく、普通のモンスター映画ですが...)

また、ギリシャ神話にある「パンドラの箱」の中にはこの世の悪の全てが入っていたとされているが、その中に「妬み」が含まれていることから、「嫉妬」も含まれていたと考えられている。

トムヤムクン」:タイ料理で、スープ料理である。現地語では「Tom yum goong」という。(「トム)」は煮る、「ヤム」は混ぜる、「クン」はエビを意味している。→海老を使っていない「トムヤムクン」はあり得ず、海老以外の具を使っていると「トムヤム○○」(○○の所に使用した具が入る)となる。)

熱湯にすり潰したレモングラスとカフィルライムを葉を加えて煮て、海老を具として使用したものである。味付けにはナムプラーという魚醤油を用いていて、好みによってはココナッツミルクを加えてあるものもある。

柑橘系の香と酸味、香辛料の辛味が独特の味を出していて、暑い国である東南アジアらしい料理の一つである。現在では、日本でもタイ料理店が進出しており、日本でも珍しくなくなった料理の一つとなっている。但し、日本のタイ料理店で提供されるトムヤムクンは、日本人好みにアレンジされている場合もある。(タイに行って食べた場合、日本のタイ料理店の味とは異なっているということは珍しいことではない。)また、日本国内ではトムヤム・スープの素が販売されているため、それを使えば家庭でも比較的簡単に作ることが出来る。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

 

↓参考まで

不眠症と睡眠薬―患者さんの疑問に答えるQ&A

不眠症と睡眠薬―患者さんの疑問に答えるQ&A

  • 作者: 谷口 充孝
  • 出版社/メーカー: フジメディカル出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・気分安定薬の使い方―レジデントハンドブック・Case Study

抗不安薬・睡眠薬・抗うつ薬・気分安定薬の使い方―レジデントハンドブック・Case Study

  • 作者: 上島 国利
  • 出版社/メーカー: アルタ出版
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

詳しくわかる睡眠薬と精神安定剤 (詳しくわかるシリーズ)

詳しくわかる睡眠薬と精神安定剤 (詳しくわかるシリーズ)

  • 作者: 福西 勇夫
  • 出版社/メーカー: 法研
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本

睡眠薬―快適睡眠のための安全で効果的な飲み方

睡眠薬―快適睡眠のための安全で効果的な飲み方

  • 作者: 田中 正敏
  • 出版社/メーカー: 保健同人社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

嫉妬学

嫉妬学

  • 作者: 和田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2003/07/01
  • メディア: 単行本

嫉妬の世界史 (新潮新書)

嫉妬の世界史 (新潮新書)

  • 作者: 山内 昌之
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 新書


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。