ケータイ刑事銭形泪39話(2nd.26話・アナザーストーリー3話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]
「銭形泪」の最終話(2nd.26話、通算では39話)の「最終決戦!ケー刑事VSシベ超 ~水野晴郎を迎撃せよ!」の「裏ネタ編」も9回目となるが、この物語の打ち止めではありません。(今回が259回目となる「銭形泪・裏ネタ編」であり、更に補追をしているので、300回の大台突破はもはや確実ですね... が、1つの物語については1桁の回数に留めていたのですが、最終話で初めて1つの物語で2桁回数になってしまいます。)今回は劇中に色々と登場した小物から、「ポスター」について、「ソファ」について、「砂時計」について、「花束」について、「メッセージ・カード」について記します。尚、「花束」については「泪・1話[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。
また、約3年3ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ポスター」:英語では「Poster」、広告または宣伝を目的として、壁や柱に掲示される大型のビラ、張り紙のことである。視覚的に訴える者であるため、写真やイラストと共に、宣伝するもののタイトルや内容が記されているものである。
通常使用されるサイズは大判の紙が用いられていて、A0やB0といったサイズのものが使われる。(A1やB1もあるが、基本的にはA0が多い。)このため、電車の車内にある吊り広告は「ポスター」とは言わない。
また、選挙では立候補者のポスターが掲出されることになっているが、この場合はA0やB0ではなく、A2やB2という大きさの者が一般的である。(選挙ポスターの規定は公職選挙法で定められている。そのため、候補者の宣伝目的であるが、これは広告目的ではなくて「公告」という扱いとなる。)
また、宣伝目的ではないポスターもあって、タレントのグラビア写真や名勝地の風景写真が描かれているものがある。
「ケータイ刑事」シリーズでは、劇中に関連作品のポスターが登場するというのはお約束の一つになっているが、この物語では「シベ超」とのコラボということで、「シベ超」シリーズ(この物語の本放送時点では「シベ超5」が近日公開という状況であったので、「5」までということになる。)の宣伝目的という、ポスターの本来の役割を果たしていました。
ポスターが誕生したのは18世紀後半のことである。経済が発展してきたことから、宣伝が必要となってきたことと、印刷技術の確立によって登場した。(当時は写真はまだ無かったが、イラストなどが描かれていた。)時代と共にポスターは発展していき、様々なものに利用されるようになる。また、画家が新たな表現の場としてポスターの絵を書くというのも一般的になる。特に20世紀前半の第一次大戦では戦時宣伝のために利用され、その有用性が証明された。第二次大戦までも同様に利用されたが、戦後になると、テレビの登場によってポスターの価値が変わり、宣伝目的の利用としては限界があると言われるようになる。と同時に、タレントのグラビアや風景ポスターが登場し、宣伝目的ではなく、ポスター自体を作品の一つとして利用されるようになった。→用途は時代の変化で変わっていくが、限界と言われたポスターも新たな商売道具となって生き残っているものですね。
「ソファ」:洋風の椅子の一つであり、背もたれがあり、更に座る部分にはクッションの利いている椅子である。1人掛けのものと2~3人が座れるものとがあって、普通は1人掛けのものが2つと2~3人掛けのもの1つ、更にテーブルとがセットにした応接セットとして利用されている。
普通の椅子と違うのは、くつろいで座るためのものということで、クッションが利いているというところである。(この物語では、泪ちゃんが「ふかふかだ」と言っていたが、ふかふかだから「ソファ」なんですよね。)また、布製や革製のものが一般的であり、装飾などが施されているのが一般的であり、座り心地とデザインを優先してデザインされている。
また、単なる椅子としてではなく、ベッドになるソファもある。(いくつかのタイプがあるが、下に折りたたみ式のベッドが収納されているものや、背部を倒すことでベッドになるものがある。→2~3人掛けのソファであれば、そのままベッドとして使うことも出来ますし...)
英語とドイツ語では「Sofa」(但し、発音は異なる)、フランス語では「Fauteuil」または「Canapé」、イタリア語では「Divano」、スペイン語では「Sofá」という。また、日本語表記では「ソファー」と「ソファ」の両者がある。
「砂時計」:時計の一つであり、ガラス管などの管の中に砂を詰め、その真ん中にあるくびれた部分の小孔を通して砂を落下させて時間を計る装置である。(砂時計と同じ原理で、着色した水と油を使ったものもあり、これも「砂時計」と呼ばれることがある。)
管の中に砂が入っているが、砂の量は管の内容積の半分未満である。また、使用される砂は粒の大きさが揃ったものが使われている。使用前は砂の全てがくびれた部分よりも下に集まっていて、時間を測り始めるときに砂時計の上下を逆にする。すると、重力によって内部の砂が落下し始める。しかし、くびれた部分が小孔であるため、一度に砂は落ちずに、一定量ずつ落下していくことになる。よって、全ての砂が落ちきるのに必要となる時間は一定となり、決まった時間を測定することが出来る。→よって、「時計」と言っているが、「何時何分」という時間が分かるものではなく、一定時間を計るタイマーである。
起源についてはいくつかの説があって定かではなく、古代ギリシャ、ローマ、中国のいずれかとされている。しかし、その時期を含めて詳しいことは分かっていない。確認できるものとしては14世紀に描かれた絵の中に砂時計が記されていることから、14世紀には存在していて利用されていたことが確認出来る。大航海時代にマゼランが船に18個の砂時計を積んでいて、利用していたとされているが、当時は4時間、2時間、1時間という時間を計ることが出来る砂時計があったことが確認されている。(長時間を計ることが出来るものは、それだけ砂の量が大きくなるため、大型になるのは言うまでもない。→現在、1年を計ることの出来る巨大な砂時計が作られていて、島根県大田市の仁摩サンドミュージアムにある。)
が、機械式時計が登場すると、砂時計の利用は一気に無くなった。現在では、インテリアとして利用されるのと、キッチンタイマーとして利用されたり、ゲームで使われる程度となっている。→3分計を洗面所に置いておき、歯磨きの時間を計るのに宜しいかと...
英語では「Hourglass」または「Sandglass」と言う。(一般的には「Hourglass」と言うが、この単語は「水銀時計」も含んでいる。)
ところで、2008年に映画「砂時計」という作品があるが、これに仁摩サンドミュージアムの1年を計れる砂時計が出てきていましたね。また、映画「砂時計」には泪ちゃんの妹・零ちゃんの夏帆ポンが出演していました。(8代目候補の一人である岡本杏理も出演していた。)
また、この作品は2007年にはTBSでドラマ化されているが、そのTVドラマ版には銭形ーズの出演はないが、「ケータイ刑事」シリーズに出演したことのある人が何人か(佐藤二朗、曽根悠多(「ケータイ刑事」出演時は曽根英樹)、雨音めぐみ、廣瀬麻衣、坂上香織、氏家恵(「ケータイ刑事」では「泪・2nd.26話」なので、この物語ですね。で、富ヶ谷美香子を演じていました。))出演していたのをはじめ、「恋日」や「女子大生会計士の事件簿」に出演していた人も出演している。更に、「ケータイ刑事」で監督を務めた松田礼人、塚原あゆ子が演出を担当し、音楽も「ケー刑事」でお馴染みの遠藤浩二でした。
「花束」:何本かの草花を束ねたもののことである。言葉上、単に複数本の花を単に束ねただけであっても「花束」と言うことになるが、花束は基本的に他人に贈る物であるため、ラップや紙などで包み、見た目も良くして持ちやすくしたもののことを指している。(花屋さんが作ってくれるようなもののことである。)また、単なる「花束」であれば、複数本の草花は同じ種類の花ということもあるが、贈り物となる「花束」では、1種類の草花で作られることはまずあり得ず、異なる複数種類の草花が用いて作られる。これによって花束が華やいだものになる。(当然のことながら、花以外の装飾品も使われるのが一般的である。尚、その中には生花ではなくて造花も含まれる。)
英語では「Bouquet」と言うが、これは元々はフランス語であり、それがそのまま英語になった単語である。(スペルに「Q」があるが、これはフランス語から来ていることが分かる所である。)尚、日本語で言う「ブーケ」は、花束のことを指す言葉であるが、特に(洋式の)結婚式の時に花嫁が手にしている花束(花婿が手にしている花束は「ブートニア」と言う。)のことをいい、それ以外の「花束」は「ブーケ」と呼ばずに普通に「花束」と言う。
花束はプレゼントとしてもポピュラーなものであるが、芸能人に対するプレゼントとしても楽屋が明るくなることから、よく使われているものである。特に、演劇やコンサートなどの楽屋ではお馴染みの者であり、劇場の近くにある生花店では大口の配達先の一つになっている。
「メッセージ・カード」:英語では「Message Card」、伝言、言づてを記した四角い形をした紙のことである。プレゼントを贈る場合には、相手に伝えたいことを書き記すものとして、当たり前のように利用されるものである。(と言うか、メッセージ・カードを添えるのが常識である。)→この物語では、楽屋に於いてあった花束のメッセージ・カードに泪ちゃん宛のメッセージが記されていたが、普通に考えると花束を受け取ることになる人(この物語では水野先生)に対しての伝言を記しておくことになるが、常識通りに行かないというところが「ケータイ刑事」らしいところでもありますね。
ところで「カード」と言うと、日本語の常識では、四角い小さな紙のこと(名刺、ハガキ、トランプなど各種のもの)かクレジットカードのことをである。この「カード」は英語では「Card」であるが、「Card」と言う英単語には「すき櫛」という意味もある。また、日本語のカタカナ表記とした場合は「カード」と記すが、これには「Card」と言う単語だけでなくて「Curd」と「Kurd」という単語もある。(「Curd」は牛乳を凝固させたもの、凝乳のことであり、「Kurd」はクルド人のことである。(「クルド」と表記するのが普通であるが「カード」と表記されることもある。))言葉遊びが色々と登場する「ケータイ刑事」では、回文がよく登場するが、「カード」の用に同音異義語を使った言葉遊びの方も色々と登場させてほしいところでもある。(「カード」という言葉から、このような事を思った次第です。)
↓これも「ポスター」の仲間ですね。
↓参考まで
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- 発売日: 2003/05/23
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ポスター―優れた発想力と平面構成が役立つデザインの参考書 (デザインファイリングブック)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 大型本
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- 出版社/メーカー: 主婦の友社
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- メディア: 大型本
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- メディア: コミック
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↓いくつか
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