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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その137) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「ちょっと変わった動物(?)」です。(「?」が付いているのは、動物の名前が使われているもの、ということで、生きている動物(Animal)ではないためである。(→要するに「動物」と行ってしまうと語弊があると思われるためである。))取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1話」、「007」からは「オクトパシー」です。

ケータイ刑事」:「・1話」。「サックス刑事登場! ~セブンティーンクイーン殺人事件」という物語である。7代目の命ちゃんが初登場となる物語であるため、色々と「ケータイ刑事」シリーズでのお約束が詰まっている物語でもある。と同時に、7代目を襲名した岡本あずさも、やっぱり「ケータイ刑事」していると感じさせてくれた物語でもあった。

今回取り上げるこの物語に登場した動物は、「」「」「キリン」である。(当然、いずれもが生きているものではありません。ちゃんは「お猿さん」「象さん」「キリンさん」と言っていました。)で、それは日焼けリラクゼーションZOOさんにある日焼けマシーンである。(複数のマシーンがあるため、動物の似顔絵シールが貼ってあって、動物の名前で区別している。)

松山さんは日焼けリラクゼーションZOOさんの会員であり、いつものようにやってきて日焼けをしようとする。で、「お猿さんで」と言って、猿のシールが貼ってあるマシーンを利用しようとして蓋を開ける。が、そこには黄色い麦わら帽子を被った女性が入っていた。「失礼」と言って直ぐに閉じた松山さんだったが「えっ?」と気になったようで、再び開けてみると、その女性の胸にペーパーナイフが刺さっていた。脈を確かめて死んでいることを確認すると、「これは事件だ!」ということで受付カウンターへ。

そこでちゃんと会って、相棒となる刑事とのお約束があってから捜査を開始する。で、お猿さんのマシーンを開けるが、死体は無かった。すると「あれ?キリンさんだったかな?」ということで、キリンさんのシールの貼ってあるマシーンを確かめるが、死体は無い。すると松山さんは、犯人は隠れていて、自分が受付に言っている間に死体を運び出したと考えた。

その時、赤坂の芸能プロダクションで殺人事件発生の知らせが入り、そちらに行くちゃんと松山さん。こちらの事件では、松山さんが見た死体と同じ服装をした人が目撃されていた、ということで、2つの事件が繋がった。

そうしていると、今度は日焼けリラクゼーションZOOさんで死体が発見されたという通報が入り、ちゃんたちはZOOさんへ。死体はお猿さんのマシーンで発見された。更に、ペーパーナイフには芸能プロダクションの被害者の指紋があった。が、死亡推定時刻は芸能プロダクションの事件の発生する前だった。ということから、「死体が生き返った!」ということになり、黒魔術で蘇った、と言うことになる。(ちゃんは「信じられない...」と言っていた。)

やがて、お猿さんのシールの下には象さんのシールが貼ってあり、隣のキリンさんのシールが貼ってあるマシーンを調べると、下にはお猿さんのシールが貼ってあったことが分かった。更に、2つの事件の被害者と関係のあった「永遠の17歳。セブンティーンクイーン」の森高沙織の付け爪のことから、ちゃんが事件を解いた。(森高が芸のプロダクションの被害者の指紋の付いたペーパーナイフを使って、ZOOさんで女性を殺して死体をお猿さんのマシーンの中に隠した。松山さんがお猿さんの中に死体が入っているのを見てその場を離れると、森高は動物のシールを貼り替えた。(死体が入ったマシーンには象さんのシールが貼られた。)しかしこの時、手袋を脱いでシールを剥がそうとした森高だったが、人差し指の付け爪を外してシールの張り替えを行ったが、外した付け爪を落としてしまった。この時はそれに気づかず、ZOOさんの被害者と同じ服装で芸能プロダクションに行き、犯行を行った。その後、付け爪を落としたことに気づき、ZOOさんに戻り、シールを元通りにして落とした付け爪を拾って元のように指に戻していた。そして、動物のシールからは森高の指紋がバッチリと検出されたのだった。

007」:「オクトパシー」。1983年のシリーズ第13作で、3代目ボンドの第6作である。本作からMが2代目のロバート・ブラウンになった。(初代はバーナード・リーで、第11作の「ムーンレイカー」まで出演して没した。前作「ユア・アイズ・オンリー」では、Mは出張中ということにして登場していない。)また、ボンドを演じるR・ムーアにアクションのキレが無くなってきたこともあってか、数多くの秘密兵器が登場していて、派手な活躍を見せた作品でもある。特に、オープニングの所に登場したアクロスター小型ジェット機は、某メーカーのビデオデッキのCMにも登場したこともあって、知名度が高い秘密兵器でもある。

今回取り上げるこの物語に登場した動物は、「ワニ」である。(当然、生きているワニではありません。)で、それは「ワニ型小型潜水艇」である。当然のことながら、開発したのはQである。

オクトパシーの住む水上宮殿に潜入するためにボンドが使ったのがワニ型小型潜水艇である。(その湖には野生のワニがいてもおかしくはない所である。)1人乗りの潜水艇であるが、外観は動物のワニそのものである。(ワニの体長を考えると、1人乗りというのにはピッタリの大きさでもある。)出入り口は、ワニの口の部分であり、本物のワニが大きく口を開けるのよりも更に大きく開き、出入りをすることになる。

ボンドは夜の闇に紛れて、このワニ型小型潜水艇でオクトパシー・パレスに近づき、口を開けて降りて、潜入に成功した。

また、その後の帰還時にボンドは、敵の用心棒の一人とぶつかるが、その時はこのワニ型小型潜水艇を使ってワニに食べられたように見せかけて、これに乗り込み、脱出している。

共通点は、動物の名前を使っているその物が、中に1人の人間が入ることが出来るものであることそれなりの高度な技術が用いられているメカであること、である。動物そのままではないというのであれば、ごく普通のアイデアということで片付けられてしまい、「驚くべき類似点」ということは出来ないが、中に1人の人間が入ることが出来るという共通点がある所が「傑作」ならではに共通する事柄である。特に「ケータイ刑事」では、日焼けマシーンを区別するのに、動物の名前を使わずとも、「1号機」「2号機」…、という言い方でも良いし、色を変えることでも特に問題は無い。また、何かの「物」を使うにしても、動物ではなくても、例えば「果物」「食べ物」「乗物」…、というように、使えるものはいくつか考えられる。が、それが「動物」ということになるというのだから、面白い所である。

一方、相違点は、「ケータイ刑事」では主役となる銭形はこれの中には入っていないが、「007」では主役のボンドはこれの中に入っているという点と、「ケータイ刑事」では殺人現場となって人が死んでいるが「007」では、あくまでも移動手段の乗物であることから、これのある所では人は死んでいない。(尚、「007」では、ボンドがワニに食べられたように見せかけてこれに乗り込んで脱出しているので、遠目に見ていた人にすれば、ボンドがワニに喰われて死んだと感じているが、実際は死んでいないので「共通点」にはならず、「相違点」の一つである。)

次回も、「ケータイ刑事」から「銭形命」を取り上げて、「ある物」をテーマにして記します。何が登場するかはお楽しみに。

 

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