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THE SMITHS『THE SMITHS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの1st.アルバムである。結成されたのが1982年であるため、待望のアルバムが発表されたということになった。そのため、チャート成績も、イギリスでは最高位2位を記録する大ヒットになったが、アメリカではBillboardで最高位150位を記録しただけであった。

収録曲は以下の全11曲である。『Reel Around The Fountain』『You've Got Everything Now』『Miserable Lie』『Pretty Girls Make Graves』『Hand That Rocks The Cradle』『This Charming Man』『Still Ill』『Hand In Glove』『What Difference Does It Make?』『I Don't Owe You Anything』『Suffer Little Children』。

この中からシングル・カットされたのは『What Difference Does It Make?』で、イギリスでは最高位12位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。尚、このシングルの後は、アルバムに収録されていない曲をシングルとして次々と発表している。(次のアルバムが1985/2に発表になるが、それまでの間に4曲のアルバム未収録シングルを発表している。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『What Difference Does It Make?』と、本アルバムを象徴する暗さのある『Still Ill』『Suffer Little Children』、そして彼らの特徴が出ている『Pretty Girls Make Graves』をピックアップしておく。

本アルバムは1st.アルバムであるが、既に2枚の(アルバム未収録)シングルを発表していたこともあって、完成度の点では(1st.アルバムとしては)高くなっている。また、アルバムからシングル・カットをしていくという従来のスタイルとは異なった音楽発表の仕方も特異な存在であった。現在でこそ'80'sを代表するバンドの一つとされているが、当時は今一つ評価されなかったものの、ファンの間では評価されていた。(イギリスの一部だけでしたね。)が、それはサウンドを聴けば分かることであるが、音楽的に劣っていたという事ではない。

彼らのサウンドは、'90'sになってヒットを飛ばしたオルタナ系のアーティストたちに多大な影響を与えていることからも、単なる変わり者のバンドではないことが明らかである。で、ら再評価されることになったのはご存知の通りである。それだけに、本アルバムは彼らの5年間という短いキャリアにおいても重要なポジションにあるものであり、'80'sサウンドがお好きな方だけでなく、'90'sのオルタナ系グループを聴く方にも聴いておいて貰いたいアルバムの一枚である。

 

The Smiths

The Smiths

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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