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「OCEAN'S ELEVEN」(1960) [映画(洋画)]

表題の作品は1960年の「オーシャンと十一人の仲間」である。(ビデオ化された時に「オーシャンと11人の仲間」というように漢数字が算用数字に変更された。)2001年にリメイクされて更にその続編まで製作されたが、本作はフランク・シナトラ一家によるオリジナル版である。リメイク作の40年前の作品ということで、時代を感じさせる所も色々とあるのだが、それが古き良き時代のアメリカの芸能界を感じさせてくれるところでもある。

作品データを記しておくと、時間は130分、原作はジョージ・クレイトン・ジョンソン、製作と監督はルイス・マイルストン、脚本はチャールズ・レデラーとハリー・ブラウンの2人、撮影はウィリアム・H・ダニエルズ、音楽はネルソン・リドルであ。そして出演は、フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、ピーター・ローフォード、アンジー・ディキンソン、サミー・デイヴィス・Jr.、リチャード・コンテ、リチャード・ベネディクト、シャーリー・マクレーン、パトリス・ワイモア、ジョーイ・ビショップ、ノーマン・フェル、エイキム・タミロフ、ヘンリー・シルヴァ、イルカ・チェイス、バディ・レスター、ジーン・ウィルス、セザール・ロメロ、クレム・ハーベイ、たちである。

元空挺部隊の軍曹だったオーシャンは、大晦日の夜にラスベガスのカジノを襲撃する計画を立てていた。そして、その仕事のために、かつての10人の仲間を集めた。彼らはそれぞれ金が必要であり、その計画に参加することにした。で、11人は着々と準備を進めていった。5人が襲撃する5つのカジノに働き、5人がそれぞれのカジノの客になる。そして1人がゴミ運搬車の運転手となって、ゴミと共に金を運ぶという計画で、いよいよ大晦日となる。計画通りに停電させ、奪った金をゴミとして出し、それを回収し、非常線も突破した。が、メンバーの1人が急死してしまった。遺体を入れた棺に金を隠して本拠に金を運ぼうとしたが、死んだバーグドーフの妻が遺体を引き取りに来て、その場で火葬することにした。で、金の入った棺は火葬されてしまった...

犯罪映画であるが、切羽詰まった緊張感は殆どなく、ノリで勝負という作品である。また、コメディ仕立てであることも、サスペンスという要素を無くすことに繋がっている。また、展開も前半は色々と語りが多いということもあってダレ気味である。一応、それをシナトラ一家が色々と楽しませてくれることで繋いでいるのだが、そうなると犯罪映画にする必要があったのか?という気になってしまう。また、シナトラ一家による'60'sらしいエンターテイメントといったらいいですかね...尚、本作に犯罪ドラマの緊張感を期待したり、サスペンス・タッチを期待するのは、キャスティングを考えると無理なことである。特にリメイク作が製作されたことから、オリジナル版である本作を見ようという気になっても、期待するものを間違えないようにしましょう。本作はあくまでもシナトラ一家によるエンタメ映画なのですから...

 

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