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ケータイ刑事銭形命1話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形命」の第1話「サックス刑事登場! ~セブンティーンクイーン殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語の登場人物だった森高沙織の元ネタとなる「森高千里」について、「南沙織」について、都倉たかしの元ネタとなる「都倉俊一」について、森田トシの元ネタとなる「森田公一」について記します。尚、「南沙織」については「・29話(2nd.16話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものに少し手を加えました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

森高千里」:1969年4月11日、大阪出身のシンガーである。しかし、芸能界デビューは歌手ではなく、ポカリスエットのイメージ・ガール・コンテストでの優勝によるCM出演である。その後、1987年に映画「あいつに恋して」で女優としてデビューし、同時に主題歌『NEW SEASON』で歌手デビューを果たした。普通は役者としての活動に力を入れる人が多い中、彼女は歌手としての活動に注力するようになり、1988年には歌手としての活動に絞ることになる。また、歌手としてだけでなく作詞を行い、斬新なその歌詞が評価される。また、彼女の代名詞となるコスプレもこの頃から始まっている。

1989年には南沙織の『17才』のカヴァーを歌い、これがヒットしてシンガーとしての人気を不動のものにする。(この影には、コスプレやパンチラがある。)

'90's前半は人気シンガーとして活躍するが、1994年には顎関節症のためにコンサート・ツアーがキャンセルされるが、他の方面での活動が始まる。1999年に江口洋介と結婚してからは、歌手活動の方は殆ど休業していることもあって、今や「'90'sの懐かしのあの人」というようになっていたが、2009年の後半には久しぶりにシンガーとしての姿を見せた。(が、今後は果たして?)

代表的なアルバムとしては1988年の「ミーハー」、1989年の「非実力派宣言」、1990年の「古今東西」等がある。また、LaserDiscの宣伝では彼女のものが派手に使用されたこともあって、LDがDVDに置き換わった現在では、やはり過去の人という印象の方が強くなっている...

南沙織」:「シンシア」(この名前はクリスチャンの洗礼を受けた時に授かった名前でもある。)という愛称で親しまれた元アイドル歌手である。生まれは1954年7月2日で、沖縄県出身である。

1971年に『17才』でレコード・デビューをして、これが大ヒットを記録した。この曲は、後に森高千里がカヴァーしてヒットを記録したのをはじめ、現在までに多くの歌手がカヴァーしており、スタンダード・ナンバーといってもよい。(アルバムの中の1曲としてカヴァーしているシンガーも多数以いる。)

'70's前半というのは、'60年代のアイドルとは違った新しいアイドルが登場した時期であり、'70'sアイドルという歌を中心に、バラエティにも登場する新しいアイドルが誕生していくが、彼女はそういう'70'sアイドルのイメージを決める存在でもあって、時代を代表するアイドルの一人である。('70's前半は南沙織、天地真理、小柳ルミ子が「三人娘」として代表的なアイドルであり、その後、山口百恵、桜田淳子、森昌子という三人の時代となっていく。→昔も今も「3人」を持ってくるものですね。)兎に角、『17才』のヒットで日本レコード大賞で新人賞を受賞、NHK紅白歌合戦にも出場するなど、大活躍をする。また、当時はアイドルの指標として重要視されていたブロマイドの売り上げも1位となるトップ・アイドルとなる。

その後も次々とヒット曲は放ち続け、ニューミュージック系のシンガー・ソングライターたちからも楽曲の提供を受けるほど、シンガーとしての評価も高かった。そして1975年には『人恋しくて』では日本レコード大賞の歌唱賞を受賞する。(実力の方もこれで折り紙付きとなった。)

1978年に上智大学に進学するが、学業専念のために同年10月のコンサートで歌手を引退する。同年4月にはキャンディーズの「お別れコンサート」が行われているが、彼女も「さよならコンサート」を行ったが、現在では当たり前のように行われる「引退コンサート」を定着させたのも彼女の「さよならコンサート」の成功によるものである。

1979年に写真家の篠山紀信と結婚し、篠山紀信夫人となったが、その後は芸能活動は大々的には行っていない。(何度か、短期間だけの復帰を行っているが、本格的に復帰ということはしていない。→'70'sアイドルとしてのイメージが余りにも強烈であるだけに、復帰しない方が伝説として残ることになって良いと思います。山口百恵も復帰しないからこそ、伝説として輝き続けているのですから。)

代表曲は『17才』『潮風のメロディ』『色づく街』『人恋しくて』『哀しい妖精』などとであるが、彼女の特徴は、アルバムの中では洋楽のヒット曲のカヴァーも積極的に行っていたことである。(アルバート・ハモンドの大ヒット曲『カリフォルニアの青い空』、ボブ・ディランの名曲『風に吹かれて』などのカヴァーは有名なところであるが、これは'60'sのアメリカでは当たり前のように行われていたことであり、それを行ったということで、洋楽ファンの間でも高い人気を得ることになった。)また、その実力を認められたこともあって、大物が彼女のために書き下ろされた曲というのもいくつかある。

当時のアイドルは歌手としてだけでなく、役者としても活動し、映画やテレビドラマへ出演するというのは当たり前であったが、彼女は歌手としての活動を中心にしていて、ドラマへの出演が殆ど無い。(これは珍しいことであるが、されだけシンガーとしてのポテンシャルが高いことが認められた証でもある。)

数少ないシンシアの出演ドラマであるが、珍しいのは「ミラーマン」のパイロット版でヒロインを演じている所である。(パイロット版のみであり、TVシリーズ「ミラーマン」には出演していない。よってこれは幻の作品と言うこと言われているが、特撮ファン(特に円谷プロ作品のファン)の間では語りぐさになっている。(ちなみにパイロット版「ミラーマン」の主役は柴俊夫であるが、彼もTVシリーズ「ミラーマン」には出演していない。が、TVシリーズの「シルバー仮面」で主役を務めた。その縁なのかは分からないが、南沙織は「シルバー仮面」の第6話にゲスト出演している。)

都倉俊一」:1948年6月21日、東京生まれの作曲家である。大学時代にはザ・パニック・メンのボーカリストとして活動してレコード・デビューをしているが、作曲活動を始めると、そちらに移行して、1970年代にはアイドル達の曲の作曲を手広く行い、数多くのヒット曲を生み出している。(他には、山本リンダ(代表曲の『どうにもとまらない』『狙いうち』)、フォーリーブス、麻丘めぐみ、浅田美代子、岡田奈々、倉田まり子、高田みづえ、などのアイドルの楽曲や、狩人(代表曲の『あずさ2号』)、ペドロ&カプリシャス(『ジョニィへの伝言』『五番街のマリーへ』)などの大ヒット曲も手掛けている。)

また、数多くのスターを生み出したオーディション番組の「スター誕生」では審査員を務めていて、「スタ誕」出身の代表的なアイドルの山口百恵の楽曲やピンクレディの楽曲の多くを作曲している。

また、「ケータイ刑事」ファミリーの中では、松山さんの松崎しげるの『私の歌』と『マイ・ラブ~I Gave You My Love~』の作曲を行っている。

森田公一」:1940年2月25日、北海道出身の作曲家であり歌手である。やはり、1970年代に数多くのヒット曲を生み出している。また、歌手としては「森田公一とトップギャラン」で1976年に『青春時代』のヒット曲を放っている。

1960年代に、原トシハルとB&B7に参加して、作曲と編曲を手掛けると同時に、ピアノを担当して音楽活動を始める。1969年に、自分のバンドとして「森田公一とトップギャラン」としてデビューを果たすが、これというヒット曲はなく、作曲家としての活躍が目立つ。1972年の和田アキ子の『あの鐘を鳴らすのはあなた』をはじめ、当時のアイドルの天地真理(『ひとりじゃないの』『虹をわたって』『恋する夏の日』『空いっぱいの幸せ』『恋と海とTシャツと』『想い出のセレナーデ』などがある。)やアグネス・チャン(『ひなげしの花』『小さな恋の物語』などがある。)、キャンディーズ(『あなたに夢中』『そよ風のくちづけ』『危い土曜日』『ハートのエースが出てこない』などがある。)の楽曲を作曲していて、数多くのヒット曲を生み出し、時代をリードする売れっ子作曲家となる。その後も桜田淳子、リリーズ、林寛子、榊原郁恵、石野真子のヒット曲を手掛けている。(「ケータイ刑事」関係者ということでは、石野真子ぐらいしかいません。)

森田公一とトップギャランとしては、1975年の『下宿屋』、そして1976年に大ヒットした『青春時代』があり、大活躍となる。また、ラジオのパーソナリティとしても活動するようになったのもこの時期であった。

1978年には、人気TVドラマ・シリーズの必殺シリーズの「大江戸プロフェッショナル 必殺商売人」の主題歌である『夢ん中』(歌は小林旭)とドラマの音楽を担当している。また、特撮番組「スターウルフ」の主題歌『青春の旅立ち』(歌はヒデ夕樹)を手掛け、1980年にはアニメ映画「サイボーグ009 超銀河伝説」の主題歌『10億光年の愛』を手掛けていて、アイドルだけでなく、映像作品の音楽の作曲も行っている。

また、ソロとしては、日本香堂のCMソングである『青雲のうた』を生み出していて、この曲は余りにも有名であり、誕生から30年以上が経過した現在でもCMで使用されている。(誰もが一度は聴いたことがあるでしょうね。)

この物語に登場した4人は、森高千里は'80's後半から'90'sに活躍したが、他の3人はいずれもが'70'sに全盛期を迎えているが、丹羽Pの世代であれば、子どもの頃にはお馴染みの顔ぶれである。(井口監督の年でも、下限のギリギリということになるでしょうね。)また、森高千里は、丹羽P世代であれば、大学から社会人になった頃から活躍を始めていることになるが、それよりも南沙織の代表曲である『17才』のカヴァーのヒットから、と考えるのが妥当なところでしょうね。

 

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