やつらは多分宇宙人!#2

クレジット上は谷村美月が主演になっているものの、実質的には嶋田久作が主役ですね。早くも絵子はいなくても良いようなキャラになっている。特に今回は単なるサービス的な顔見せにしか思えませんでした。（が、ロデオマシーンに乗っているだけでは、サービス･カットとしては不十分です。）ということで、「谷村美月出演」ということでは本作はハズレのようですね。まあ、嶋田久作の怪演ぶりがあるから、これはこれでよろしいかと...

銀側家の人々（宇宙人）は今回は「普通の地球人」ということをやたらと口にしていたが、これだけこれを強調すると、呂葉守もおかしいと思って突っ込むべきだと思いますが...

今回は、会社を解雇された父・広大の職探しという物語。が、銀側家は地球征服のために地球にやってきているため、地球人のふりをして暮らしているだけなので、職探しと言っても切羽詰まった感じが全く無く、ダラダラしている。が、居候となっている呂葉守の方が気を使い、バイトを始めるというのだから、やはりシュールである。

コメディであるが、ドタバタを見せるのではなく、言葉を中心とした笑いと、地球人の常識の無い宇宙人の考え方のギャップで笑わせるというのは分かるが、この様子だと、何処かでギアを変えないと、先細りになりそうですね。

今回の物語のオチは、広大が再就職できなかったということで、専業主夫になり、妻・謎美が働きに出る、というのは、何となく予感していたのだが、その通りということになってしまったのは今一つでした。（伏線を張っていたので、このオチは誰でも途中で分かってしまったことでしょうね。）

それなりに面白いのだが、現状では何か一枚足りないのですよね。この内容では、土曜夜ではなく、かつての不思議コメディシリーズのように、日曜朝の放送の方が相応しいと思うのですが...（やはり、土曜夜の放送であるならば、それなりのサービス･カットを入れてくれなきゃ...→再放送ではあるが、やはり土曜の夜のお楽しみは「メタル侍」です。）

 

↓嶋田久作のこのような怪演ぶりを期待するだけですが...

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