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TRISHA YEARWOOD『TRISHA YEARWOOD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1991年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。アメリカでは根強くカントリー・ミュージックが支持されているが、彼女がデビューした'90's初頭というのは何度目かのカントリーのブームが起こっていた時期でもある。新たなカントリー界の歌姫として現れた彼女は、人気を得てそのブームを牽引することにもなった。本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位31位を記録して、1992年の年間アルバム・チャートでは81位にランクインするヒットとなった。(ちなみに、カントリー・チャートでは最高位2位を記録している。)

収録曲は以下の全10曲である。『She's In Love With The Boy』『The Woman Before Me』『That's What I Like About You』『Like We Never Had A Broken Heart』『Fools Like Me』『Victim Of The Game』『When Goodbye Was A Word』『Whisper Of Your Heart』『You Done Me Wrong (And That Ain't Right)』『Lonesome Dove』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。(いずれもがBillboardのHOT 100にはチャートインしていないが、カントリー・チャートでは全てTOP 10入りを記録している。)デビュー・シングルである『She's In Love With The Boy』はカントリー・チャートで1位、当時のカントリー・ブームの主役だったGARTH BROCKSとデュエットした『Like We Never Had A Broken Heart』は同チャートで4位、『That's What I Like About You』は8位、『The Woman Before Me』は4位を記録している。

お薦め曲は、シングル・カットされてヒットを記録した『She's In Love With The Boy』『Like We Never Had A Broken Heart』『That's What I Like About You』『The Woman Before Me』の4曲と、『Victim Of The Game』『Whisper Of Your Heart』『Lonesome Dove』をピックアップしておく。

デビュー当時の彼女はアイドル的な要素もあって人気を獲得することになったが、歌の方はポップな要素を持ちながら、そつなくこなしていて、歌唱力の方もなかなかのものがあり、巧さも持ち合わせており、実力の面でも確かなものを持っている。(でなければ、カントリー・チャートと言えども、4曲全てをTOP 10ヒットにすることは不可能である。)

現在では貫禄もある彼女であるが、本アルバムでは初々しさもあり、ポップに近い聴きやすいサウンドであるので、カントリーに入門するという場合でもその窓口にしても良いアルバムである。

ただ、カントリー系のアルバムでは収録時間が短いという傾向があるが、収録時間が約35分という本アルバムもその例外ではない。(本アルバムはLPからCDに移行してからの作品であるだけに、40分に満たないというのはやはり「短い」と感じてしまう...)→時間が短いことは、アルバムの出来には関係ないはずなのだが、やはり気になってしまうところでもある...

 

Trisha Yearwood

Trisha Yearwood

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCA Nashville
  • 発売日: 1991/07/02
  • メディア: CD


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