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TAYLOR DAYNE『TELL IT TO MY HEART』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1988年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。パワフルなボーカルとリズミカルなダンス・チューンで'80's終盤に彗星の如く現れた彼女であるが、その記念すべきアルバムである。アメリカではBillboardのアルバム・チャートで最高位21位を記録、イギリスでも最高位24位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Tell It To My Heart』『In The Darkness』『Don't Rush Me』『I'll Always Love You』『Prove Your Love』『Do You Want It Right Now』『Carry Your Heart』『Want Ads』『Where Does That Boy Hang Out』『Upon The Journey's End』。

この中からは4曲がシングル・カットされていずれもが全米TOP 10入りをする大ヒットを記録している。アルバム・リリースよりも先行して1987年の発表されたデビュー・シングルの『Tell It To My Heart』はBillboardで最高位7位を記録し、イギリスでも最高位3位を記録、また1988年のBillboard年間シングル・チャートでは53位にランクインしている。続く『Prove Your Love』はアメリカでは最高位7位、イギリスでは最高位8位を記録すると共に、1988年のBillboard年間シングル・チャートでは100位にランクインしている。続く『I'll Always Love You』はイギリスでは最高位41位であったが、アメリカでは最高位3位を記録していて、1988年のBillboard年間シングル・チャートでは20位にランクインしている。(1988年のBillboard年間シングル・チャートのTOP 100に3曲が入っている。)そして1989年になってからシングル・カットされた『Don't Rush Me』は、イギリスでは最高位76位であったが、アメリカでは最高位2位を記録して、1989年のBillboard年間シングル・チャートでは38位にランクインしている。

お薦め曲は、全米TOP10入りとなった『Tell It To My Heart』『Prove Your Love』『I'll Always Love You』『Don't Rush Me』(中でも『I'll Always Love You』は出色のデキです。)と、『In The Darkness』『Upon The Journey's End』をピックアップしておく。

デビュー・アルバムが広く受け入れられたことで、次作も期待された彼女であり、ダンス・ミュージックの世界では時代を背負っていくことが期待されたのだが、1989年終盤に発表した2nd.アルバムはアメリカ以外ではさっぱりと言うことで、アメリカ以外では本アルバムの一枚だけという印象が残ってしまったのはちょっと残念でした。(2nd.アルバムからは全米No.1ソングが生まれている。)複数のヒット曲を持っているので「一発屋」とは呼ばないが、アメリカ以外ではそれに近い印象のある彼女であるが、それだけに、聴いておきたいアルバムである。(特に、'80's終盤から'90's初頭のダンス・ミュージックを聴く上では外せないアルバムでもある。)

 

Tell It to My Heart

Tell It to My Heart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pegasus
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓ジャケット違い

Tell It to My Heart

Tell It to My Heart

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pegasus
  • 発売日: 2004/03/15
  • メディア: CD

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