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ケータイ刑事銭形命3話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形命」の第3話「猛スピードで移動する死体! ~競輪選手殺人事件」の「裏ネタ編」は5回目となる今回で打ち止めです。で、今回は犯人が自転車便で届けた写真の受け取り場所の「現像所」について、届け先である「出版社」について、そしてアリバイ主張に使われた「配達伝票」について、そして首を絞めることになった(レンタカーの)「借用書」についてと「利用明細書」について記します。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

現像所」:フィルム写真、及び映画フィルムなどの撮影済フィルム(露光済フィルム)を可視像に返るための処理を行う作業を行う場所のことである。または、フィルム写真の現像と焼き付けを行う店舗であって、DPE店と呼ばれることもある。(DPEは、「現像(Development)」「焼き付け(Printing)」「引き伸ばし(Enlargement)」の3つの工程の頭文字を取った略語である。が、和製英語である。)

銀塩写真のフィルムは暗室での作業が必要であり、更に化学薬品を使って行うものであるため、それなりの設備と装置が必要になる。特に、現像液の廃液については、そのまま排水として流してしまうことが出来ず、それなりの処理を行う必要があるため、ある程度の規模になった方が効率が良くなる。ということで、フィルム・カメラ全盛期にはDPE店は、自分の所では現像や焼き付けを行わない中継取扱店として数を増やしていった。が、デジタルカメラが登場した頃から、それに対抗するために、DPE店でも現像や焼き付けを行うための小さなシステムが開発されて、それが広がる。しかし、次第にデジタルカメラに押されていき、フィルムの需要の減少と共に、自分の所で現像や焼き付けを行うDPE店は現象している。(デジタルカメラの撮影データからプリントするというサービスの方が多くなっている。)

この物語では、届ける荷物が写真と言っており、出版社が届け先であったことから、銀塩写真の現像と焼き付け、更には宣伝用ポスターのように引き伸ばしのでの作業を行ったものを荷物として届けたものと思われるが、フィルムを扱う現像所は現在ではどこも経営状態は厳しくなっているだけに...

出版社」:書籍を発行することを業としている会社のことである。(書籍には様々なものがあって、専門書から学芸書、文芸作品から雑誌、漫画、写真集など、様々なものがある。)要は、製本された印刷物の発行を行っている会社である。尚、新聞を発行している新聞社も、書籍の出版を行っているが、新聞を発行している会社は「新聞社」と呼ばれ、一応「出版社」とは区別されている。

かつては花形産業の1つであったが、現在はインターネットの普及によって、電子化されたデータとして情報のやりとりが簡単に行えるようになったこともあって、売り上げは世界的にも減少しており、特に雑誌は販売部数の減少が大きく、歴史のある雑誌の休刊/廃刊が相次いでいる。また、出版社の統廃合も進んでいる。また、書籍だけではなく、他のメディアを含めての展開が当たり前のようになっている。

歴史は、15世紀にグーテンベルグが活版印刷術を発明したことから普及することになるが、それ以前にも書籍は存在している。(写経もその一つであり、手書きされたものが(数は少ないが)流通していた。例えば、平安時代に書かれた「源氏物語」をはじめ、奈良時代の「古今和歌集」などの各和歌集などがある。)

英語では「Publisher」と言うが、近年では他業種への進出は当たり前になっているだけに、純粋な意味での出版社(Publisher)というのは殆ど無くなっている。何せ、個人でも出版することが容易に出来る時代になりましたから...(「出版」することと、販売するということは別でもありますし...)

配達伝票」:「伝票」とは、会社間または会社と商店との間、及び店舗と消費者との間で発行される紙片であり、取り引き内容などを記したものである。これは、取り引きの責任を明確にする役割と、後日になって取り引きを行ったことの証拠となるものである。

様々なものがあって、金銭のやりとりに関するもの(入金伝票、出金伝票、振替伝票など)から、物品の取り引きに関するもの(仕入伝票、売上伝票、受注伝票、契約伝票など)がある。

「配達伝票」もそういう伝票の1つであって、物品の配達を行ったことを記した伝票である。(宅配便でもこれはありますね。)また、郵便でも「書留郵便」の受領証や「配達証明」も「配達伝票」の仲間ということになる。

借用書」:「借用証書」のことであるが、一般的には「借用書」と呼ばれている。これは金銭、または物品の借用を証明する書類である。英語では「Bond」と言うが、簡単なものは「IOU」と言うこともある。(これは友人間などでちょっとお金を借りたときに「I owe you」と言うことの音から生まれた略語である。)

この物語では、車(レンタカー/トラック)を借りているので、これが発行されるというのは当たり前である。→考えてみたら、何でもかんでも書面で証明するということで、書類社会なんですね...

利用明細書」:「明細書」とは、細かな内容を記した書類のことである。金銭取り引きを行った際の内容を記したものから、梱包された荷物の内容を記したもの、特許/実用新案で(その技術分野の専門家が)その発明内容を実施することが出来る程度まで内容を記した書類などがある。

英語では「Bill」、ドイツ語では「Rechnung」、フランス語では「Facture」、イタリア語では「Distinta」、スペイン語では「Detalle」と言う。→海外旅行した場合、利用明細書は何かと必要になることがあるだけに、この単語は覚えておいた方が良いですね。

「利用明細書」は、サービスを利用した際に、その利用内容が記された明細書のことである。身近な所では、ATMを利用して現金の取引(出し入れ)を行った際に発行されるもの、コイン・パーキングをはじめとした有料駐車場を利用した際に発行されるものなどがある。また、利用明細書で金銭の取り引きが行われたことを記してある場合は、利用明細書が領収書と兼ねていることも多く、「利用明細書」だけでなく「領収書」という言葉も併記してある場合もある。(特に、クレジットカードの場合、後日、クレジットカード会社から郵送されてくる利用明細書は(先月分の)領収書と兼ねているというのは当たり前である。→法的にも領収書として認められる。)

 

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