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ケータイ刑事銭形命5話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

銭形命」の第5話「売れないモデルの悲劇! ~恋とオシャレと男のコ殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、松山さんがモデルに対して持っている印象として口にした「自己中」について、ちゃんがそれはこれと言った「偏見」について、松山さんがちゃんがこれと言った「ホープ」について、そしてこの物語はこれということで「ワンシーンワンカット」について記します。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

自己中」:「自己中心」のことであり、自分を第一に考えること、または自分が世界の中心にいるように思う思想のことである。「自分本位」と言うこともある。英語では「Egoism」と言う。

これは乳幼児の思考様式とされていて、自分の視点を超えた考えが出来ず、物事を相対的に見たり、客観的に見ることが出来ない、ということから生まれるものでもある。→乳幼児であればそれでも良いでしょうが、大人になるとそれではね~...

偏見」:偏った見方、見解、意見のことである。「色メガネ」と言うこともある。(「差別」とは別である。)

物事を捕らえる場合には何なりかの見方をするが、中立的な立場で捕らえたり、客観的に捕らえるということはまずなく、その人の考え方や経験などを元にして捕らえることになる。その際、一般的な社会通念から離れた見方をすることは普通に行われることであって、何なりかの偏見はあるものである。(→常に中立的な立場で物事を捕らえるということの方が異常と言って良いかも...)それが一般的な禁断基準から(特に基準は無いが)かけ離れてる場合を特に「偏見」と言う。

逆に常に中立的に物事を捕らえるような人がいたら、まるで機械が判断することになるような冷たいイメージがするだけになるでしょうね。

尚、英語では「Prejudice」、ドイツ語では「Vorurteil」、フランス語では「Préjugé」、イタリア語では「Pregiudizio」、スペイン語では「Prejuicio」と言う。

ホープ」:英語では「Hope」、「望み」「希望」「期待」と言う意味である。また、そこから派生して、将来に期待を掛けられている人、有望な人のことを指して言う。(この物語では後者の意味で使われている。)

どんな世界でも、若い人は将来の活躍を期待されることから「ホープ」と呼ばれることになるが、全ての若い人が「ホープ」と呼ばれる訳ではない。才能を持っていたり、血筋が良いなど、何なりかの特徴を持っている人のことを言うことになる。

ちゃんは従姉妹やお姉ちゃまたちの活躍もあり、血筋も警視総監の孫ということで「ホープ」と呼ばれるには十分すぎるだけのものがある。が、平の巡査である松山さんと、既に警視正であるちゃんということを考えると、既に「ホープ」の域を出ていると思うのですが...(が、一般的にはちゃんが上司であるとは誰も考えないですからね...)

ワンシーンワンカット」:「ケータイ刑事」では「・13話」で実験的に導入された手法である。が、せっょくてきなものというよりは、製作費の赤字対策として、製作費を抑えるために用いられた手法であった。が、これが面白く、デキの良い作品となったことで、伝説となった。→他に余計な考えを持っていて、複数の効果があることを狙っていたことでは無かったのが幸いしたのでしょうね。が、物事って不思議なもので、余計考えがある(所謂「二兎を追う者」)と、不思議と転けることになるのである。

「ケータイ刑事」では「・13話」の成功によって味を占めて、二匹目のドジョウを狙って、直ぐにその第二弾、第三弾をやらなかったことも良かったということですね。逆に、「ワンシーンワンカット」を看板にしたドラマ「恋とオシャレと男のコ」は内容的には今一ということで終わってしまい、雑誌「セブンティーン」とのコラボが「癒着」というイメージを植え付けることになってしまった。(結果的には岡本あずさの修行の場になったことと、製作費をかなり抑えることが出来た、という効果はあったが、「銭形命」までの繋ぎというだけになってしまって...)

尚、「ワンシーン」とは、映画やテレビドラマにおいて、ある一定の場所を舞台として、その中で行われる一場面のことである。日本語では「場面」というが、1本の映画やドラマでは複数のシーンをつなぎ合わせたもので構成されることになる。(場面が変わり、それぞれの場所で繰り広げられて物語となる。)しかし、「ケータイ刑事」では、「・13話」や今回の物語のように、1本の作品を1つのシーンで構成した作品のことを特に言う。

また、1つのシーンは「カット」と呼ばれる「ある方向から撮影した一つの単位」を複数繋いだもので構成される。(場所は同じであるが、カメラ・アングルが異なったり、表情を捕らえたアップなどがある。)また、同時に複数のカメラで別アングルから撮影し、それらを編集して複数のカットを交えて1つのシーンを構成することもある。これらは監督の演出プランによって決定されるが、中には1シーンを1カットで構成されることもあり、特に時間的に長くなる場合を「長回し」と言う。尚、スピード感を出すための手法として、1カットを短くして、1シーンを大量のカットで繋いで構成することはよく見られる表現方法である。

1カット、または1シーンが(時間的に)短いものであればNGとなることは少ないが、時間的にも長い1カットになると、NGの可能性も大きくなる。(それだけ失敗してしまう可能性が高くなると言うことである。)それだけに、1カットを長くする「長回し」ではNGの確率が高くなることで制作効率が悪くなる可能性があるが、「一発OK」となった場合は効率が良くなるので、役者の力量にも左右されることになる。特に「長回し」を用いた場合では、途中で途切れることがないので舞台劇のような連続した緊張感が生まれるというメリットもある。

尚、舞台劇は基本的に1つのシーン(「幕」とも言う)が連続したものであるので細かいカット割りは無いので、それを収録したものは結果的には「ワンシーンワンカット」ということになる(「ケータイ刑事」では「・1st.9話」が該当する。)が、これは特に「ワンシーンワンカット」として扱われないのが基本である。

 

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