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WANG CHUNG『POINTS ON THE CURVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの2nd.アルバムである。本作のヒットによって彼らの名前も知られるようになった。ニューウェーブの系譜のバンドであるが、ポップなサウンドであって、ダンス・ミュージックという様な感じで受け入れられてヒットを記録したが、そのサウンドは'80'sらしい楽しいものである。

収録曲は以下の全10曲である。『Dance Hall Days』『Wait』『True Love』『Waves』『Look At Me Now』『Don't Let Go』『Even If You Dream』『Don't Be My Enemy』『Devoted Friends』『Talk It Out』。

本アルバムからシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Don't Be My Enemy』は、彼らの曲としては初めてのチャートインを果たす曲となって、イギリスで最高位92位、アメリカでも最高位86位を記録した。続いて『Don't Let Go』はイギリスで最高位81位、アメリカで最高位38位(Billboardのダンス・チャートでは1位を獲得している。)、『Dance Hall Days』はイギリスでは彼らの最大のヒット曲となって、最高位21位、アメリカでは最高位16位を記録し、Billboardのダンス・チャートでは1位を獲得している。そして『Wait』はイギリスで最高位87位を記録している。(アメリカでは4th.アルバムからのシングル曲2曲がTOP 10入りをしている。)

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Dance Hall Days』と『Don't Let Go』、『Wait』と、『Look At Me Now』『Talk It Out』をピックアップしておく。

アメリカではダンス・チャートでヒットを記録しているが、ダンス・ミュージックというよりは普通の'80'sポップスである。彼らは'70's終盤のディスコ・サウンドのブームの後に登場したニューウェーブの系のバンドであるが、それがディスコから衣替えしたダンス・チャートでヒットを記録するのも面白い所である。しかし、聴いていると体が自然に動き出すようなサウンドであるだけに、やはりダンス系ということになるのが適当なところだと感じる所でもある。

彼らのサウンドを聴くとすると、やはり4th.アルバム「MOSAIC」ということになるが、より聴こうとすれば、本アルバムはキャリアの上でもここからということにもなるだけに、マークしておきたいアルバムである。

 

Points on the Curve

Points on the Curve

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: CD


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