SSブログ

ケータイ刑事銭形命7話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形命・裏ネタ編]は第7話の「犬は知っていた! ~『バスカヴィル家の犬』殺人事件」に突入です。1クール(全13話なので、早くも中間点に辿り着いてしまいました...)初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「」についてと「バスカヴィル家の犬」について記します。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

」:漢字では「狗」という表記もある。食肉目イヌ科イヌ属の哺乳類である。人間によく慣れる動物でもあって、人間とのつきあいが最も古い動物の一つである。(家畜動物としては旧石器時代の後半からということで、数万年という歴史がある。)

嗅覚と聴覚が発達しているため、それを利用した特殊な用途に使われることもあって、その代表的なものが狩猟犬、軍用犬、警察犬である。それ以外としては、番犬として、労役犬として、愛玩用としても利用されている。特に愛玩用ということでは最も一般的な動物となっている。(ペットの王様でもある。)→ペットとして飼育されている犬だけでも世界中には「億」に達しているとされていて、その他、野生の犬などがいるため、地球上には数億匹の犬がいると見られる。

品種は多く、国際畜犬連盟は331種類を公認しているが、それ以外の種類がいて、400種類以上が確認されている。(特に愛玩用の犬は、色々と掛け合わせて作られた種類もある。)ディンゴやパリア犬が犬の祖先とされているが、中には狼やコヨーテと交配されて生まれた種類もあるぐらいで、人間との関わり合いの歴史が長いため、色々と手が加えられている品種が多いのも特徴である。

特に、手を加えるのは、昔は狩猟犬として適した能力を持つようにしたものが多く、鳥猟犬と獣猟犬というように細かく適正が分かれている。しかし、19世紀以降は愛玩用の方に品種改良の力が注がれることが多くなった。

大きいものは肩高が1m近くになるもの(セントバーナード)がいて、体重の方も100kg近くにまでなる。小さいものは肩高が10cm強で、体重も1kgに届かない。(チワワが最小のものとされている。)

犬が高い能力を持っている嗅覚は、人間の数百倍から数千倍と言われているが、これは臭いを感じ取る嗅覚受容神経が発達しているたけでなく、臭いに対する優れた記憶力を有しているためである。(記憶力が無ければ、かぎ分けることが出来ても、その臭いを辿っていく追跡をすることが出来ない。これは、機械センサーの検出精度が高いだけではセンサーとしては役に立たず、検出結果を比較できる処理能力も持ち合わせていないと役に立たないのと同じである。)この特徴を利用したものとしては警察犬が有名であるが、最近では災害救助犬も広く知られるようになってきた。

また、聴覚の方は可聴周波数が40~45kHz程度とされている。(人間は20~20kHz)そのため、人間では可聴帯域外となる25k~30kHz程度の音を出す笛(「犬笛」)を犬の訓練に使用したり、労役犬への命令を出すことに使われる。(人間の可聴帯域外だと、犬には聞こえるが人間には聞こえないため、騒音となることがないというメリットがある。しかし、人には聞こえないため、本当に笛の音が伝わっているのかを確認することが出来ない。→これを解消したものが16kHz~20kHz程度の音を出す犬笛である。しかし、これは騒音とされてしまう場合もある。)

視覚に関しては、優れた動体視力を持っているが、色覚に関しては赤に対してが見えないとされているため、色盲と言うことが出来る。しかし、赤を含まない色であれば見分けられる。

寿命は種類によっての違いがあるが、おおむね10~20年である。一応、12年以上になると老犬とされていることを考えると、犬の実年齢を6倍ぐらいした数字を人間の年令に当てはめるとよろしいかと...(生まれて5年の犬は人間では30歳ぐらいと考える。)

ところで、犬に絶対食べさせてはいけない食べ物があることをご存知ですか?(犬を飼っている方ならば当然知っていますよね...)それは「チョコレート」「ネギ」「タマネギ」である。→中毒を起こす。

バスカヴィル家の犬」:アーサー・コナン・ドイルの人気小説シリーズ「シャーロック・ホームズ」の中の一編であり、1901年に発表された作品である。(8年ぶりの新作として発表された。)「シャーロック・ホームズ」シリーズは短編作品が多いが、4本の長編作品がある。本作はその4作ある長編の中の1つである。(但し、他の3作の長編は2部構成となっているが、本作は2部構成にはなっていない。)尚、原題は「THE HOUND OF THE BASKERVILLES」である。

また、事件の調査の依頼をホームズが受けるが、ロンドンで別の事件に関わる必要があったことから、ホームズではなくて助手のワトソンが調査を行うことになる。ということで、物語の前半はワトソンが主役になるという作品でもある。(最終的に事件の謎を解くのはホームズですが...)

この事件は何年に起こったかというはっきりとした記述がないが、劇中の話から1889年に起こったとされているが、1889年はワトソンは既に結婚していてホームズと同居していないのてで、基本的な設定が狂ってしまう。そのため、1886年に起こったという説から、1900年に起こったという説まである。→シャーロキアンであれば、これぐらいのことは常識である。

事件(物語)の方は、劇中でちゃんが簡単に語っているが、それを捕捉する形で簡単に記しておくことにする。

魔の犬の伝説がある富豪・バスカヴィル家。当主のチャールズ・バスカヴィル卿が死体で発見された。死体の側には巨大な犬の足跡があった。表向きには心臓発作による病死と発表されたが、チャールズ卿の死には謎があり、チャールズ卿の主治医であって友人でもあるモーティマー博士がホームズに調査を依頼する。しかし、ホームズはロンドンで別の事件に関わる必要があって、チャールズ卿の事件の調査をすることが出来ず、助手のワトソンが調査をすることになった。

チャールズ卿には子供はおらず、正統な後継者は甥のヘンリー・バスカヴィル卿だけであった。そのヘンリー卿の元にも、バスカヴィル家の館を訪ねることを警告する手紙が届いていた。ワトソンはヘンリー卿の客人として、バスカヴィル家の館に向かった。

館には執事のバリモアとその妻がいた。また、脱獄囚のセルデン、近所の住人で昆虫学者・ステープルトンとその妹・ベリル嬢などがいた。ワトソンは館で見聞きしたことを日記に綴り、また、ホームズへの手紙として書き記していく。

やがて真実に迫っていくワトソンだったが、ホームズがやって来てからは主役が交代して、ホームズが事件の謎を解く事になる。(ホームズがワトソンに「君の下した結論は大部分間違っているよ」と言う。)

今回の物語は「バスカヴィル」の名前が使われているが、特にこの作品をヒントにしたような事件ではない。強いて言うと、ワトソンが謎を解けず、ホームズが説くということが、松山さんが解けなくてちゃんが解くというお馴染みのパターンが一致していると言ったところですかね...

ホームズの物語は多くが映像化されているが、本作もその例外にはならずに映像化されている。特に1959年にはイギリスで映画化されている。(日本では劇場未公開である。)

この作品のデータを記しておくと、原題は「THE HOUND OF THE BASKERVILLES」(小説と同じである。)、時間は100分、原作はアーサー・コナン・ドイル、監督はテレンス・フィッシャー、脚本はピーター・ブライアン、撮影はジャック・アッシャー、音楽はジェームズ・バーナードである。出演は、ピーター・カッシング、アンドレ・モレル、マーラ・ランディ、クリストファー・リー、ユアン・ソロン、フランシス・デ・ウルフ、マイルズ・メイルソン、ジョン・ル・メスリエール、たちである。ホームズはP・カッシングが、ワトソンはA・モレルが、ヘンリー卿はC・リーが演じている。

また、1983年にはイギリスでリメイクされているが、日本ではやはり劇場未公開である。こちらのデータは、原題は「HOUND OF THE BASKERVILLES」(原作小説にはあった「THE」が外されている。)、原作はアーサー・コナン・ドイル、監督はダグラス・ヒコックス、脚本はチャールズ・ポーグ、音楽はマイケル・J・ルイス、出演は、イアン・リチャードソン、ドナルド・チャーチル、グリニス・バーバー、ブライアン・ブレッスド、コニー・ブース、エレノア・ブロン、ニコラス・クレイ、デンホルム・エリオット、フランチェスカ・ゴンショー、エドワード・ジャッド、ロナルド・レイシー、ピーター・ラザフォード、マーティン・ショウ、たちである。

更に、TVムービーということでは、これまでに何度か製作されていて、日本でもテレビ放送されたものもある。(最近では2002年製作で、デヴィッド・アットウッド監督、リチャード・ロクスバーグがホームズを、イアン・ハートがワトソンを演じたものがある。)→ホームズは人気があるので、何度も映像化されるのは当たり前ですね。(日本では名探偵金田一耕助が何度もドラマ化されるのと同じです。)

(ここでは「バスカヴィル家の犬」の結末は記していないが、結末を知りたい方は原作小説を読むか、映像化作品を見てください。→犯人は○○で、□□という動機で、…と記してしまうのは簡単であるが、ホームズ作品はやはり自分で読んで謎を解いていく方が良いですから...)

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓いくつか

犬語の話し方 (文春文庫)

犬語の話し方 (文春文庫)

  • 作者: スタンレー コレン
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 文庫

新犬種大図鑑

新犬種大図鑑

  • 作者: ブルース フォーグル
  • 出版社/メーカー: ペットライフ社
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 単行本

犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る

犬の科学―ほんとうの性格・行動・歴史を知る

  • 作者: スティーブン ブディアンスキー
  • 出版社/メーカー: 築地書館
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 単行本

よくわかる犬種図鑑ベスト185 (主婦の友ベストBOOKS)

よくわかる犬種図鑑ベスト185 (主婦の友ベストBOOKS)

  • 作者: 藤原 尚太郎
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

だっこだいすきワンちゃん ゴールデンレトリーバー オフホワイト

だっこだいすきワンちゃん ゴールデンレトリーバー オフホワイト

  • 出版社/メーカー: タカラトミー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

あまえんぼワンちゃん こいぬのレトリバー

あまえんぼワンちゃん こいぬのレトリバー

  • 出版社/メーカー: イワヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓読む/見る ぐらいはしましょう。

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

バスカヴィル家の犬 (新潮文庫)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1954/05
  • メディア: 文庫

バスカヴィル家の犬 (創元推理文庫 101-7)

バスカヴィル家の犬 (創元推理文庫 101-7)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1960/07
  • メディア: 文庫

バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

バスカヴィル家の犬―新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)

  • 作者: アーサー・コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (ラダーシリーズ)

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (ラダーシリーズ)

  • 作者: コナン ドイル
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2010/02/07
  • メディア: 単行本

シャーロック・ホームズバスカヴィル家の犬 (新潮CD 名作ミステリー)

シャーロック・ホームズバスカヴィル家の犬 (新潮CD 名作ミステリー)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: CD

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

シャーロック・ホームズ/バスカヴィル家の犬 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

  • 作者: コナン・ドイル
  • 出版社/メーカー: 朝日ソノラマ
  • 発売日: 2006/06/21
  • メディア: コミック

シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬【字幕版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS

シャーロック・ホームズ バスカヴィル家の犬【日本語吹替版】 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • メディア: VHS


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

「POSSESSION」WOODENTOPS『LIVE HYPN.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。