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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その146) [ケータイ刑事]

今回はシチュエーションということで「海からの援軍」がテーマです。尚、「援軍」と言うからには「助けられた」という意味でもあります。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.1話」、「007」からは(今回も)「ユア・アイズ・オンリー」です。

ケータイ刑事」:「・1st.1話」。「マーメイド刑事登場 ~素もぐりクイーン殺人事件」という物語。ちゃんの初登場となる物語であるが、当然のことながら、相棒となる高村さんが前の物語(=「・2nd.14話」)でロス市警に栄転したので、高村さんがどうやって日本に戻ってきたのかも描かれている物語である。この物語では、助けられたのは高村さんで、海から現れたのがちゃんである。

高村さんはロス市警に赴任していたが、4ヶ月前にサンタモニカのビーチで遭難した。(そのため、警視庁では死亡扱いとされていた。)ゴムボートに乗っていた高村さんはそのまま流されてしまった。で、食糧も底を尽き、もうおしまいだと思っていた。更に、高村さんは人喰い鮫の背びれを目にした。もはやこれまで、と死を覚悟した高村さん。しかしそれは鮫ではなくてダイビングスーツに身を包んだちゃんだった。高村さんは「ジャパニーズ・ガール?」と声を掛けるも、訳が分からない高村さん。その場所は日本の海岸から直ぐのところであり、高村さんは太平洋を流されて日本に漂着したのだった。ちゃんは、ここは日本ということを話し、高村さんも日本に帰ってきたことで安心した。

ということで、ちゃんに助けられて日本に上陸した高村さんだった。→自分の背後を振り向いたら、陸地(海岸)が見えるのは当然なのだが、高村さんは陸地にはずっと背を向けていたので、そこが海岸沿いということに気づかなかった。

尚、これがちゃんと高村さんのファースト・コンタクトであるが、この時はお互いに名乗ることもしていない。で、海ちゃんは(お約束の)「変なおじさん」と呟いていた。(その後、事件現場にちゃんが現れて、「第1話」のお約束がしっかりと描かれていくことになります。)

007」:「ユア・アイズ・オンリー」。1981年のシリーズ第12作で、3代目ボンドの第5作である。美しいエーゲ海での海中シーンは見所満載である。しかし、中盤では雪山でのシーンが登場するというように、夏と冬のスポーツが揃って登場するというのはどうかと...

この物語では、助けられたのはボンドで、海から現れたのは、後にボンドと手を組むことになるギリシャの暗黒街では「鳩」と呼ばれているミロス・コロンボの配下の手下たちである。

ギリシャの暗黒街に名を馳せているコロンボをマークしていたボンドは、コロンボの店でクリスタトスと話をしていた。店にはコロンボと、彼と繋がりの深いリスル伯爵夫人がいて、喧嘩別れをしてリスルが店を出て行く。で、ボンドはリスルに接近し、一夜を共にする。朝、海岸に出た2人は突然、クリスタトスの密命を受けた殺し屋のロックとクラウスが襲った。

逃げるリスルはサンドバギーにはねられて死亡、ボンドも追いつめられる。

が、その時、海から現れたダイバー姿の男たちが水中銃を放ち、ボンドを襲ったクラウスを仕留めた。(ロックには逃げられてしまう。)これによってボンドは(殺し屋の襲撃からは)助かることになったが、男達はボンドを捕らえて連れて行った。(この男たちはコロンボの配下の者たちだった。)

実は、クリスタトスとコロンボはライバル関係であり、クリスタトスはボンドに協力するふりをしてライバルのコロンボを潰そうとしていた。(クリスタトスは、暗黒街での自分のことをコロンボがやっていることと告げていた。)一方、コロンボは、ボンドがイギリス情報部員ということを知っていて、ボンドが接近してきたことを警戒し、自分の店だったので、ボンドとクリスタトスの会話を盗聴していて、リスルを使ってボンドと接する機会を得ようとしていたのだった。ボンドは男たちによってコロンボの元に連れて行かれた。そして、コロンボから、クリスタトスが自分を陥れようとしていると言うことを告げ、ボンドの愛用の拳銃のワルサーPPKを返し、信用を得る。更に、クリスタトスのヘロイン倉庫を教え、ボンドと共に襲撃した。

尚、リスル伯爵夫人を演じたのは、5代目ボンドのP・ブロスナン夫人のカサンドラ・ハリスだったというのは有名な話である。(この時のボンドは3代目なので、この時点では「ボンド繋がり」ということには鳴らなかったのだが、後から「ボンド繋がり」が出来ることになった。)

共通点は、海から現れたダイバースーツ姿の人間が人助けをしたということ助けられた方にしてみると「命の恩人」になったということその時点では互いに正体を明かしておらず、後に味方として組むことになるということである。また、この出会いは物語上では大きなポイントになるというのも共通している。(「ケータイ刑事」では主役のちゃんと相棒となる高村さんの出会いであり、「007」では主役のボンドと協力者のコロンボとの対面に繋がる出来事となった。)

相違点は、「ケータイ刑事」では主役のちゃんが「海からの援軍」という形となって高村さんを助けているが、「007」では主役のボンドが「海からの援軍」によって助けられている、という所である。また、海からの助けが現れるというのは同じであるが、「ケータイ刑事」では海岸が側にあるとはいうものの、高村さんはそのことに全く気づいていなかったこともあって、全ては海の上で起こったこと(但しちゃんの背が立つ浅瀬である。)であるが、「007」ではボンドは陸上(海岸)にいて、陸上で助けられている、という違いがある。

次回は「ある物」シリーズということにして、物を取り上げる予定です。(変更はあり得ますが...)何が登場するのかはお楽しみに。

 

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