SSブログ

ALARM『STRENGTH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの2枚目のスタジオ・アルバムである。彼らの結成は1978年であるが、当時は「SEVENTEEN」という名前であり、「ALARM ALARM」に改名し、更に1981年からに「ALARM」に改名して1983年にようやくレコード・デビューを果たしたという苦労人バンドである。しかし、大物アーティストのツアーに参加していたことでライヴでのパフォーマンスには定評があり、高い実力のあるところが伺えるアルバムとなっている。本アルバムは、本国イギリスでは最高位18位、アメリカではBillboardで最高位39位を記録している。

収録曲は以下の全11曲である。(ラストの1曲はボーナス・トラックである。)『Knife Edge』『Strength』『Dawn Chorus』『Spirit Of '76』『Deeside』『Father To Son』『Only The Thunder』『The Day The Ravens Left The Tower』『Absolute Reality』『Walk Forever By My Side』『Majority』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、イギリスではそれなりのヒットを記録しているが、アメリカでは余り大きなヒットとはなっていない。(USでは1曲だけのヒットである。)『Absolute Reality』がイギリスで最高位35位を記録し、『Strength』はアメリカで最高位61位、イギリスでは最高位40位、『Spirit Of '76』はイギリスで最高位22位、『Knife Edge』はイギリスで最高位43位を記録している。

お薦め曲は、(イギリスでの)ヒット曲の『Knife Edge』『Spirit Of '76』『Absolute Reality』とUSでもヒットしたアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Strength』、そして『Father To Son』『The Day The Ravens Left The Tower』をピックアップしておく。

ちょっとアクの強いところもある彼らであるが、エネルギッシュで熱い所(ライヴ盤を聴けば、そのことはよりいっそう分かりますが...)はスタジオ・アルバムでも垣間見ることが出来る。しかも、彼らはバンドとしては第二次ブリティッシュ・インベージョンの波に乗っても良い時期に活動を始めているが、それに乗れなかったことで、ヴィジュアル的な部分で語られることなく、ロックの音で語られるようになったのだから、何が幸いするのか分からないと頃ですね。(こういう所も面白いところでした。)→第二次ブリティッシュ・インベージョンに乗っていたら、ヴィジュアル的な部分でも注目されることになったのは間違いないでしょうが...

ただ、アメリカでは今一つヒットの規模が小さかったために知名度が低いだけに、彼らがオープニング・アクトを努めた'80'sの有名ライヴ(U2のツアー)も余り知られていないのは残念なところである。それだけに、予備知識抜きで聴いて、彼らの熱い魂を聴くという楽しみをするというのも乙なものかと思います。'80'sのUKロックがお好きな方はマークしておきたいアルバムの一枚である。

 

Strength

Strength

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 2004/04/05
  • メディア: CD

Strength

Strength

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mca
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。