AEROSMITH『TOYS IN THE ATTIC』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年に発表された彼らの3rd.アルバムであり、同時に彼らの名前を広く知らしめることになったアルバムである。(現時点でも、彼らの発表したアルバムの中で最大のセールスを記録している。→の血に全米No.1を獲得したアルバムをはじめ、複数の全米TOP 10入りアルバムがあるが、セールスでは本アルバムが頂点に立っている。)メンバー・チェンジがあるものの、結成してから今年で40年という長いキャリアの中では初期のアルバムになるが、彼らの代表作でもあるアルバムである。
チャート成績は、Billboardのアルバム・チャートで最高位11位を記録しているが、ロング・セラーとなった、1975年の年間アルバム・チャートでは32位、1976年の年間アルバム・チャートでは15位、1977年の年間アルバム・チャートでは54位というように3年連続で年間アルバム・チャートにランクインしている。(これはロングセラーにならないとあり得ないことであり、これだけでも如何に本アルバムが人気があるのかが分かるでしょう。)
収録曲は以下の全9曲である。『Toys In The Attic』『Uncle Salty』『Adam's Apple』『Walk This Way』『Big Ten Inch Record』『Sweet Emotion』『No More』『Round And Round』『You See Me Crying』。
この中からシングル・カットされたのは3曲で、『Sweet Emotion』がBillboardで最高位36位、『Walk This Way』が最高位10位、『Toys In The Attic』が最高位96位を記録している。また、『Sweet Emotion』は1991年に再発されてヒットを記録している。(この時はBillbordのHOT 100にはチャートインしていないが、メインストリーム・ロック・チャートでは(奇しくも)最高位36位を記録している。)
お薦め曲は、彼らの代表曲でもある『Walk This Way』と『Sweet Emotion』『Toys In The Attic』のシングル曲と、『Uncle Salty』『Round And Round』をピックアップしておく。
現在でもライヴでは必ず演奏される曲が収録されているということを含め、彼らのスタイルが完全に確立したのも本アルバムであり、ヒットの規模、セールス、全てに於いて彼らのキャリアの上でも重要なアルバムである。彼らのサウンドを聴く場合、本アルバムを聴いていないというのは、肉のないスキヤキと同じであるだけに、聴いておかなければならないアルバムである。
それにしても、本アルバムが30年以上も前のアルバムというのだから、月日の流れるのは早いですね... 尚、本アルバムはSACDでもリリースされていることもあって、これから手に入れるというのであればSACDの方をお薦めします。
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