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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その150) [ケータイ刑事]

遂に連載が150回に達したが、この記念と言うことはしません。それよりもあと7回で丸3年となることの方が...ちなみに「ケータイ刑事」は「」から「」までで15クール(3年9ヶ月)・196話と映画2作品、「007」は映画22作品ですから、そこから150回に達するほどのネタがあるということも「驚くべき点」としてもいいかもしれませんね。(ちなみに、まだまだネタはありますので、暫くは続きます。)

今回のテーマは「昆虫の標本」です。(但し、本人が採集した昆虫かどうかまでは語られていないが、設定や展開から、その標本を作った本人が採集したものと思われる昆虫の標本という条件を付けておきます。)取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・1st.7話」、「007」からは「女王陛下の007」です。

ケータイ刑事」:「・1st.7話」。「美しいものが勝つ! ~銭形雷VS黒いバラ」という物語。この物語はちゃんが捕らえられて、あわや剥製にされそうになるというピンチになる物語であって、それを岡野さんが助けることになる物語でもある。助けられたちゃんは「岡野さんは命の恩人です」と言って感謝していて、岡野さんは大いにポイントを稼いだのに、ちゃんからのモールス信号を正しく解釈できなかったということで、折角稼いだポイントもあっという間に失ってしまい、柴田束志さんに八つ当たりということもあるのか、突っ込んでいました。→岡野さんのカッコイイ活躍が見られるということでは珍しい物語でもある。

赤坂山中で遺体が発見されたと言うことで、ちゃんは自転車で、岡野さんは車で、それぞれ別々に現場に向かった。で、捜査をしている内に、現場の隣の家に住む昆虫学者の黒井バラに話を聞きに行ったちゃんと岡野さん。(待っている間に岡野さんは置いてある瓶を触り始めるが、「この前のように壊したらどうするのですか?」とちゃんに怒られていたのが笑えるところでもありました。)

黒井バラがやってくると、「美しいもの」の話を始める。で、見せたのが蝶の標本だった。黒井バラは、蝶を標本にする理由として「美しい姿を留めるために標本にする」と言っていたが、岡野さんは蝶は苦手、ちゃんは興味なしだった。(但し、「美しいお嬢さん」と言われると、ちゃんはニコニコとしていて、この言葉に弱いという所を見せていましたけど...)更に黒井バラは、熊の中村くん(縫いぐるみの熊)について色々と語り始め、岡野さんもそれに乗って話が盛り上がろうとしていた。が、ちゃんはそういう話は相手にせず、本題(事件についての聞き込み)に入ろうとして、「もしも~し」と呼びかけていて、盛り上がる2人の話を遮って、本題に入った。

話を聞いた雷ちゃんは、黒井バラが真犯人だと感じるが、岡野さんはそうとは考えずにいた。この後、警視庁に戻った岡野さんだったが、ちゃんは戻らずに事件現場で捜査をしているところを黒井バラによって拉致され、地下室に閉じ込められて、あわや剥製にされるという窮地に陥る。ちゃんの周囲には、過去に赤坂山中で失踪した若い女性たちが剥製にされていた。この後は岡野さんの活躍によってちゃんは救出され、黒井バラを最初の事件の犯人としてだけでなく、連続女性失踪事件の犯人としても逮捕した。

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作で、2代目ボンドの唯一の作品である。シリーズ第21作の「カジノ・ロワイヤル」に抜かれるまでは本作がシリーズで最長の時間の作品でもあった。

ブロフェルドを追うという任務を解かれたボンドだったが、ブロフェルドに関する情報を掴み、それを報告して元の任務に戻して貰おうとして、Mの屋敷にやってきたボンド。(MI-6の本部に行ったのではない。)

Mは蝶や蛾の研究を趣味にしていて、壁にはそういう蝶や蛾の標本が所狭しと並んでいた。また、その時Mは新たな標本を作ろうとしていて、作業を行っていた。そんな所にボンドがやってきた。ボンドはMが触っている蝶を見て、それが「小さなタテハチョウ」だと言う。これにMはボンドの博学なことに感心していた。Mの手は引き続き標本作をしていて、休暇中のボンドに用件を尋ねる。

ボンドはブロフェルドに関する新たな情報を掴んだと言うことを報告した。しかしMは「解任した」と言うことを改めて口にする。しかしボンドは、その新たな情報を詳しく語る。で、ブロフェルドが紋章院に爵位を申請しているということで、ボンドは独断で紋章院と交渉して、ブロフェルドと接触する手筈を整えていた。そういう話をして、ボンドは再びブロフェルドを追う任務に就いた。

共通点は、様々な昆虫がいるのに登場したのは「蝶の標本」だったということである。(ただ、色鮮やかであり、見た目にも美しく華やかなのは蝶(蛾も含む)であること、また、蝶だと標本にするにしても比較的容易に出来ることもあるので、昆虫採集をして標本にする場合は最もポピュラーなものでありますけど...)しかも、その標本の持主は共に研究家でもあったということ(「ケータイ刑事」では昆虫学者、「007」では研究の専門家ではないが、Mが趣味として蝶の研究を行っていると言うことは有名な所である。)も設定上の共通点であり、更に物語の展開に於いても、(物語の)主人公の銭形/ボンドに、蝶に関する話は無視されて本題(「ケータイ刑事」」では事件の聞き込み、「007」ではブロフェルド追う話)に持って行かれたという所も共通している。

相違点は、「ケータイ刑事」では他の動物の標本として、熊と人間の標本(「剥製」と言った方がよいかも知れません。更に「熊」は標本ではなくて単なる縫いぐるみと言った方が正しいでしょうけど...)も登場しているが、「007」では蝶(蛾を含む)以外の標本は登場していなかったということ、「ケータイ刑事」ではこの物語の真犯人(=悪役)が昆虫標本の持主であったが、「007」ではボンドの上司であるM(=正義側)が昆虫標本の持主であったこと、「ケータイ刑事」では更に「標本」のネタ(=人間標本)がこの物語に登場するが、「007」ではこのワンシーンのみにしか昆虫標本は登場していない、ということが挙げられる。

次回は、あるシチュエーションで述べる予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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