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ケータイ刑事銭形泪22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第9話(通算では第22話)「シャーロキアンは知っている ~『赤毛連盟』殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語では通算9回目)となるが、今回は冒頭のちゃんと高村さんのやりとりに於いてこれだと知ったちゃんが安心した「ドラマ」について、これで見てみようと言った「DVD」について、中盤でちゃんと柴田さんがワトソンのことで話して名前が出てきた「『ねじれた唇』」について記します。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/4/9、11、12、14、16、18、20日付けで記しています。)

ドラマ」:演劇、芝居、劇のことであって、登場人物の行為や行動を通して物語を進めていくものである。一般的にはテレビで放送されているドラマのことを指す。また、これは芸術作品の一つでもあるが、近年のテレビドラマの中には「芸術」の「げ」の字すら感じられない様なものもありますが...

作品の登場人物の行動によって物語が進んでいき、その行動や台詞によって何らかのテーマが語られるのが一般的である。(何らかの障害にぶつかり、それに苦悩し、乗り越えていくというのが基本である。)

元々は演劇や戯曲(則ち舞台劇)のことを「ドラマ」と言ったが、19世紀末に映画が発明されたことで、この概念が変化することになる。そして、登場人物が苦悩し、人間的な成長をみせるものを「ドラマ」と呼ぶようになって、従来は「ドラマ」と呼ばれていた演劇や戯曲は、それぞれ「演劇」「舞台劇」/「戯曲」「シナリオ」などと呼ばれるようになって、これらの者に対しては「ドラマ」とは言わなくなる。更に、戦後にテレビが登場し、テレビ用の劇が制作されるようになると、それらのことを「ドラマ」と呼ぶようになった。また、映画に於いては、苦悩する人間の姿を描いたジャンルのものを「ドラマ」(「人間ドラマ」と言うこともある。)と呼ぶようになった。→言葉は生きものであって、時代と共に変化していく、ということの見本のような言葉である。

いずれにしても「ドラマ」はフィクションであって、あくまでも架空のものである。(現実に起こった出来事を描いている作品もあるが、脚色されていたり、演出によって100%が現実に起こったことでは無くなっているので、「架空」という言葉が入ることになる。)

または、現実世界で起こった出来事や事件のことであっても、それが戯曲のような劇的なものであった場合は「ドラマ」(この場合は「ドラマチック」「劇的」という言葉が使われる場合もある。)と呼ぶ。尚、この場合の「ドラマ」は、まるでフィクションのことのような、という意味合いがある。

尚、英語では「Drama」という。

DVD」:「Digital Versatile Disc」の頭文字から取った名称で、光ディスクを用いた映像信号と音声信号をデジタル信号として記録、再生を行う映像の録画・再生装置のこと、またはそれに使用される光ディスクのことである。

現在でも「Digital Video Disc」と勘違いしている人が多いが、「V」は「映像」を表す「Visual」ではなくて、「用途の広い」と言う意味の「Versatile」である。開発段階では映像信号をデジタル記録する装置というこちだったので、「Digital Video Disc」という名前であったが、デジタル信号を記録するということは映像信号に限られることではなく、他の信号(例えば、音声信号、コンピューターのデータ、静止画データなど)の記録も可能であることから、「Video」が「用途の広い」と言う意味の「Versatile」に変更された。

これはCDが開発当初は「Digital Audio Disc」(略して「DAD」)と呼ばれていたが、その規格がCD方式に統一され、「CD」の名前で製品化されたが、そのCDフォーマットに於いて、音声信号以外の信号としてコンピューターのデータや静止画信号などの記録のために使用され、「CD-○○」というようないくつかの規格が生まれたことから、1つの用途に限定しない名称に改めることが求められたという背景もある。(ちなみに、CDは「Digital Audio Disc」の規格の1つであるが、規格統一されて普及したことで、CDがDADに取って代わる名称になってしまった。尚、「CD」は「Compact Disc」の頭文字を取った略称である。→CDの開発当初では、直径12cmというものはコンパクトなものでもありました。)

使用される光ディスクのサイズはCDと同一の直径12cmで厚さは1.2mmあるということで、物理的にはCDと同一であるが、信号記録に用いるレーザーの波長、ピットのサイズなど、規格的には全く別物である。一番大きく異なっているのは、DVDのディスクは0.6mm厚のディスクを2枚貼り合わせているということである。信号面はディスク表面から0.6mmの厚さの所にくるため、普及していない者の両面ディスクというものも実現できる。(CDは信号面から見て厚さ1.2mmの位置(レーベル面の直ぐ下)に信号面が位置することになる。そのため、両面ディスクというものは不可能である。)→CDの開発時は手探り状態であったが、CDに於ける問題点や改善点が考慮されているためでもある。

また、DVDと言ってもいくつかの規格が存在していて、それらの間には互換性がない。(現在市場に出回っているディスク・ドライブは複数のフォーマットに対応したものである。)

市販ソフトとしては、映像信号を記録したDVD-Videoと音声信号のみのDVD-Audioがあるが、前者は今ではVTR(ビデオテープ)に取って代わったが、後者はCDに取って代わるような状況にはなっていない。(CDの高音質化したフォーマットは、SACDという異なる方式もある。)記録できる規格としては、DVD-R、DVD+R、DVD-RW、DVD+RW、DVD-RAMの5つのフォーマットがある。-Rと+Rは1回のみ書き込みが可能なものであり、それ以外の3つは複数回の書き込み(書き込んだデータの消去も含む)が可能である。また、2層記録が可能な規格としてDVD-R DL、DVD+R DLがあるが、DVD-R、DVD+Rを発展させたものである。しかし、2層ということで2倍のデータ容量が記録できるのではない。これは1層目はレーザー光を全反射することがないようにするため(全反射してしまうと2層目が全く読み出せなくなってしまう。)記録密度を下げているためである。→BDではこの問題を解決しているため、2層のBD-R、BD-REは1層の2倍のデータ容量がある。

この物語でちゃんが口にした「DVD」とは、映像ソフトのことである「DVD-Video」のことであるが、単に「DVD」と言った場合はDVD-Videoのことを指すのが一般的である。(セルDVDとレンタルDVDがある。)

『ねじれた唇』」:原題は「THE MAN WITH THE TWISTED LIP」、「唇のねじれた男」「もう一つの顔」という邦題もある。1891年にアーサー・コナン・ドイルが発表したシャーロック・ホームズ・シリーズの中の一編である。(短編作品である。)この作品は月刊誌の「ストランド・マガジン」の1891年12月号に掲載されたものである。

この作品は、ワトソンに関することで興味深いことが記されている作品であるため、シャーロキアンであればこの作品については知っていて当然となっている。(当然、ワトソンに関することも含めてである。)

というのは、ワトスンのフルネームは「ジョン・H・ワトスン」というのだが、この物語では、妻のメアリーがワトスンのことを「ジェームズ」と呼んでいるためである。この解釈は、ワトソンのミドルネームの「H」は「Hamish(ヘイミシュ)」であると推論がされている。(「Hamish」とは、スコットランド呼称の「ジェームズ」である。)

物語の方は、1889年6月に起こった事件として記されている。事件名としては「ネビル・セントクレア氏失踪事件」である。

ワトソンの元に、患者・アイザ・ホイットニーの妻が、夫をアヘン窟から連れ出してほしいという助けを求めてきた。で、アヘン窟へ向かったワトソン。そこにはホームズがいて事件が起こっていた。ネビル・セントクレア氏はアヘン窟の3階で妻に目撃されたが、妻が警官と共にやってきたら彼の姿は無く、唇のねじれた障害を持った男ヒュー・ブーンがいただけだった。窓枠に血痕があったことからヒューは逮捕されたが、セントクレア氏の遺体は発見されず、行方不明となった。妻は、夫は生きていると主張する。最初、ホームズは既に死亡していると推理したが、セントクレア氏の失踪の謎を解き明かしていく...(結末や事件の詳細については、ここには記しません。各自で読んでください。)

 

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