ケータイ刑事銭形泪23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]
今週のBS-hiの「名曲探偵アマデウス」本放送は再放送(ファイルNo.048のショスタコーヴィチ「交響曲第5番」の再放送・初放送は2009/11/08でした。)だったので、ピンチヒッターとして泪ちゃんの登場です。尚、4/20朝の再放送もショスターコヴィチで、水曜深夜の再放送はファイルNo.047のリスト「エステ荘の噴水」、来週月曜はファイルNo.050のヤナーチェク「シンフォニエッタ」の再放送です。次の新作は5/10のファイルNo.063のシューマン「幻想曲 ハ長調」までオアズケです。
「銭形泪」の2nd.第10話(通算では第23話)「ミステリー作家の挑戦状 ~犯人は私だ!殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が2回目(この物語では通算10回目)となるが、今回は、事件現場にやってきた泪ちゃんが転んでしまってこうなったかも(?)と言っていた「骨折」について、高村さんが現場をこれみたいと言った「ジャングル」について、そして現場はこうなっていたということから「密室」について、桃白がアリバイを主張するものの高村さんはこれだと言った「捏造」について記します。尚、「捏造」については「命・10話[裏ネタ編]PART 5」で記したばかりであるが、改めて今回の物語向けにして追記をしています。
また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/4/23、25、27、28、30、5/2、5、6日付けで記しています。)
「骨折」:骨が折れること、または骨が折れた症状のことを指す言葉である。英語では「Fracture」または「Break」と言う。
健康的な骨は折れにくいが、強い外力を受けると、変形し、限界を超えると折れてしまう。(限界点は骨の健康状態によって変わり、骨密度の低下した骨は折れやすくなる。)特に、強い力を受けた場合(転倒、打撲、交通事故など)には、瞬間的に大きな外力を受けることになるため、骨折するということがよくある。また、単に1つの骨が1つに折れたという骨折から、1つの骨が3つ以上にになってしまう骨折、粉々になってしまう粉砕骨折などまである。
この物語では、泪ちゃんは躓いて転んだため、「骨折?」ということを言っていたが、17歳の泪ちゃんであれば、よほど打ち所が悪かったということが無い限り、室内で躓いて転んだだけで骨折というのは考えにくいところでもある。(泪ちゃんではなくて高齢者であれば、骨密度が低下していて骨折しやすくなっているため、骨折しているという可能性が高くなりますが...)
骨折は、骨の強度が弱いと起こりやすくなる。そのため、骨を強くすることがその予防方法となる。カルシウムを毎日適量摂取して、骨を強くしましょう。(牛乳や小魚を摂取しましょう。)
尚、骨折した場合は、適切な治療が必要であるため、一刻も早く医者に行きましょう。(その際、患部を固定することを忘れないように...)
「ジャングル」:英語では「Jungle」、日本語では「密林」と訳される。繁茂した草木で覆われている荒れ地のことである。一般には熱帯地方の高温多湿多雨地帯にある密林のことを指して言う。そのため「熱帯雨林」と呼ばれることもある。高温であり、多湿であることから木々の成長も早く、生物の多用な地帯でもある。
語源は、ヒンドゥスターニー語の「荒れ地」を意味する「Jangal」とされていて、樹木に覆われた未開の荒れ地のことを指す。また、単に樹木が生い茂っているだけでなく、つるを持った植物(草)も混じっている森林地帯のことでもある。
森林地帯には「林」「森」「森林」「樹海」「ジャングル」などがあるが、これらは樹木の密度や規模によって(明確な基準は無いが)使い分けられている。「ジャングル」はそれらの中でも、最も未開であり、森林の密度も高く、手つかずに近いものを言う。
世界でも「ジャングル」として知られているのは、南米のアマゾン川流域地帯から中南米、アフリカのコンゴ川流域地帯、東南アジアの赤道付近(インドシナ半島、マレー半島、インドネシアの島々、ニューギニア島など)などがある。
ジャングルは生物の非常に多い場所であり、地球上に棲息する全ての生物の約半数がこの地帯にいると言われている。また、未開の土地であることから、昔ながらの生態系を保っている所も多く、固有の生物が棲息していることもある。
フィクションの世界では、イギリスの作家であるエドガー・ライス・バローズが生み出したターザンがこの地に住んでいるとされている。サイレント映画の時代から、ターザンは映画化されているので、最も知名度の高いキャラクターの一つでもある。トーキーになっても、1930年代から1950年代にかけては毎年のように何らかのターザン映画が製作されていた。(1970年代以降は、ターザン映画の数が激減している。→世界的にジャングル地帯への旅行も身近になったことも、ターザン映画の衰退の理由の一つとされている。)
「密室」:密閉された部屋のことであって、外界から完全に切り離された状態になっている部屋のことである。そのため、密室の中には人が侵入できない状態になっている。(ドアや窓には密室内部から鍵が掛けられている状態になっているため、外から入ることが出来ない。)
推理小説の世界では、密室で事件が起こり、そこで死体が発見される、というものが定番のジャンルとして確立している。どうやって犯行が行われたのか、どうやって密室が作られたのか、という謎を解いていく所がポイントとなる。「ケータイ刑事」シリーズでも「密室」はお馴染みのものであるのは言うまでも無い。
英語では「Locked Room」と言うが、「Closed Door」と言う場合もある。但し、後者は推理小説に登場する「密室」というよりも、「非公開の」「秘密の」と言うニュアンスが強い。→「密室」には「秘密の」と言う意味もある。「密室会議」「密室政治」という言葉があるが、この場合の「密室」は「秘密の」「公ではない」という意味であって、英語の「Closed Door」のニュアンスの意味である。
「捏造」:慣用的には「ねつぞう」と読んでいるが、元々は「でつぞう」と読んでいた。事実ではないことを事実のように仕立て上げること、または事実のように流布することを言う。類義語としては「でっち上げ」「作り話」「嘘」「虚構」「フィクション」という言葉がある。英語では「Fabrication」と言う。
捏造されたものは、事実ではない事柄であるが、身の回りにも色々とあるものである。三流週刊誌に掲載されている記事であれば、たいていの記事は捏造というのは一般的な認識である。(ただ、その雑誌にすれば、「推察」とか「推論」と言って、「捏造」とは認めないというのもパターンですが...)また、駅売りの某スポーツ紙に掲載されている記事は、誰もがこれだという認識でいるのが常識になっている。(まあ、「フィクション」としたら話のネタにはなりますが...また、よくもまあ想像力が働くものだと感心してしまいますが...)
歴史を紐解くと、権力者が政敵を追い落とすために事件を「捏造」するということはよく見られたことである。また、考古学の世界でも大規模な捏造事件が発覚したことがある。(「ケータイ刑事」でも「雷・1st.3話」はそういう事件を思わせる物語でした。また、「泪・1st.8話」も考古学と捏造が関係していた物語でもありました。)
↓参考まで
カラー写真でみる!骨折・脱臼・捻挫―画像診断の進め方と整復・固定のコツ (ビジュアル基本手技)
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- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2005/05
- メディア: 大型本
救急・当直で必ず役立つ!骨折の画像診断―全身の骨折分類のシェーマと症例写真でわかる読影のポイント
- 作者:
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
これが知りたかったここまで知りたかった骨折ケアパーフェクトブ
- 作者: 佐藤 徹
- 出版社/メーカー: メディカ出版
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: 単行本
↓こういう作品がありました。
ジャングル・ブック―オオカミ少年モウグリの物語〈第2部〉 (偕成社文庫)
- 作者: ジョセフ・ラドヤード・キップリング
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1990/08
- メディア: 単行本
グレイストーク -類人猿の王者- ターザンの伝説 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- メディア: DVD
↓いくつか
世界史未解決事件ファイル 「モナ・リサ贋作疑惑」から「アポロ11号着陸捏造疑惑」まで (PHP文庫)
- 作者: 日本博学倶楽部
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/08/02
- メディア: 文庫
歴史研究の最前線〈Vol.1〉揺らぐ考古学の常識―前・中期旧石器捏造問題と弥生開始年代
- 作者:
- 出版社/メーカー: 総研大日本歴史研究専攻国立歴史民俗博物館
- 発売日: 2004/02
- メディア: 単行本
前期旧石器問題とその背景―いったい、あの捏造事件はなんだったのか…!?
- 作者: 段木 一行
- 出版社/メーカー: アム・プロモーション
- 発売日: 2002/03
- メディア: 単行本
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