大魔神カノン#3 [特撮]
物語が進まない、カノンの青春ドラマなの?、ということで、作品タイトルに偽りがあるような物語でしたね。2クールあるからということで、キャラをじっくりと描こうというつもりなのだろうが、そこまでして描くような物語では無いと感じられるのですがね...これではますます視聴者は離れていくだけですね。(深夜枠だから、リアルタイム視聴者よりも録画して見る人の方が多いでしょうけど...)
女子大生・巫崎カノンの青春物語ということにしたら、ファミレスでバイトをして、というのはごく平凡な展開である。が、履歴書に書いていることはまともではない。「趣味:分かりません」って、「スポーツ」の所を空欄にしていることを考えたら、「趣味」も空欄というのが普通なのに、何を考えているのやら...ということで、そこまでとなるだけでしょう。そんなカノンのバイトを採用するファミレスって、よほど人手に困っているということなのですかね?(流行っているようには見えなかっただけに...)
で、カノンは「今どき」「ノリの悪い子」など、第一印象は全て負のイメージを与えまくっているが、これって主人公がまだ大人になりきっていないということで、成長物語にするにはもってこいのキャラということが(一応)出来る。ただ、一歩間違えると「奇人変人の物語」ということで終わってしまう。既に周囲には奇人変人が登場しているだけに、行く末に黄信号が灯ったと言って宜しいかと...
主人公であるカノンがどういうキャラなのかということをじっくりと描いている、と言えば聞こえは良いのだが、今回の物語は、アクション・シーンはなく、カノンの(ファミレス店員の)コスプレとイケチヨのエロさだけで繋いだと言っても良いだけに、本当に中身のない物語でした。また、今回は特に金を掛けていると思われる部分も無いだけに、製作費も低く収まっているでしょうね。2クールで10億という破格の金を投入していても、絞るところは絞るということなのでしょうが、これが劇場映画であった場合、間違い無しに「金返せ!」という酷い作品になるのは疑う余地がない...
出だしが今一つで、第3話も何がしたいのかよく分からず、単に放送枠を埋めただけというどうでも良いようなゴミでした。3話まででこうも何も無いと、完全に期待外れだったということで、「話題性だけという駄作」という烙印が押されるのも時間の問題になった。やはり「特撮冬の時代」はまだまだ続いている。
次回で本作から離脱するか、もうしばらく様子を見るのかを決めようと思うが、離脱スイッチに指か掛かったのは間違いないところです。(今期は「三代目明智小五郎」だけということになりそうで、「アザミ嬢のララバイ」も期待しない方が良さそうだし...)
こんな内容ならば、これも期待出来ないでしょうね...
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↓これは完全に忘れた方が良いですね。
↓B級作品だけど、こちらの方が面白い!
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