ケータイ刑事銭形命11話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形命・裏ネタ編]は第11話の「交響曲第28番多聞調 作品194≪ボム≫ ~世界ペア音楽祭爆弾予告事件」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から「交響曲」について、「ペア」にいて、「爆弾」について記します。尚、「爆弾」については「愛・15話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。
尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「交響曲」:オーケストラ(管弦楽団)によって演奏されるソナタ形式の音楽である。基本的には4つの楽章から成り立っているものであり、数多くの楽器を用いた大規模な楽曲である。
英語では「Symphony」、ドイツ語では「Symphonie」、イタリア語では「Synfonia」と言うが、日本語では「シンフォニー」「シンフォニア」などと呼ばれることもある。
元々は、バロック期のオペラの中の楽曲の内、歌唱を伴わない曲のことを「シンフォニア」と読んでいたが、これが語源となったとされている。そのシンフォニアが発展していって「シンフォニー(交響曲)」が生まれることになった。
初期(古典)のものとしては「交響曲の父」と呼ばれたハイドンの作曲したものが有名であって、モーツァルトのものがこれに続くことになる。それ以降、ベートーベンの登場によって古典派と呼ばれる交響曲が完成することになる。その後、ロマン派と新古典派の両者が登場し、それぞれで幾多の音楽家が交響曲を生み出した。そしてブラームスの登場となり、新たな交響曲を生み出した。
尚、「シンフォニエッタ」はイタリア語で「小さな交響曲」という意味であって、大人数で演奏される「シンフォニー(交響曲)」とは少々規模などの点で異なる。
交響曲は4つの楽章から構成されていることもあって、1曲の時間が長いものとなる。が、聴いていくと様々なものを音で表現していて、色々と面白いことがある。→泪お姉ちゃまこと黒川芽以さんが出演している「名曲探偵アマデウス」が様々なクラシック音楽を取り上げて、音楽に隠された様々な謎や仕掛けを解説してくれている。また、愛お姉ちゃまこと宮﨑あおいさんがナレーションを務めている「ぴあのピア」ではクラシック音楽(基本的にピアノ曲ですが...)の簡単な解説をしてくれている。(本家の長女と次女がNHKのクラシック音楽番組に登場しているというのもまた面白い所ですね。)
「ペア」:2人からなる一組のことである。または対になった2つで1つのものとなる物のことである。尚、2人組の場合で「ペア」というのは、基本的に男女一人ずつの二人一組となったものを指す。
二人組ということでは、「コンビ」「デュオ」「相棒」という言い方もあるが、それらの言葉では性別に関しては特に問うことが無いため、男同士のコンビ、女同士のデュオなどもあるが、同性の2人のペアというような言い方は一般的には行われない。そのため「ペア」は異性の2人組ということになり、「夫婦」や「恋人」という二人組のことを意味する場合もある。→「ペアルック」と言うのは基本的に恋人同士で揃いの服を着ることを言うが、「ペア」というのが男女ということからきている言葉でもある。(「コンビ・ルック」とか「デュオ・ルック」とは言わない。)
英語では「Pair」というが、英語にはこれとは異なる綴りで同じ発音をする言葉がある。(日本語としてカタカナ表記をしたら、いずれもが「ペア」となる。)それらは「Pear」と「Pare」である。「Pear」は西洋梨(洋梨)のことであって、「Pare」は「皮を剥く」「切り取る」「切り詰める」という意味である。(男女の)二人組ということで「ペア」という英単語を使う場合は「Pair」であるが、くれぐれも間違えないようにしましょう。
「爆弾」:殺傷や破壊を目的とした爆発物の総称である。英語では「Bomb」と言う。色んな種類の爆弾があるが、狭義の爆弾は、航空機から投下して使用する炸裂弾のことを言う。
大別すると「通常爆弾」と「核爆弾」に分けられる。また、使い方で分類すると、人が投げて使用するような小形のものを「手榴弾」、水中に投下するものを「爆雷」、大砲から投射するものを「榴弾」、推進装置を備えたものを「ロケット弾」、誘導装置を備えて目標に向かっていくものを「ミサイル」と呼んでいる。
また、焼夷弾、毒ガス爆弾、細菌爆弾、照明弾、ナパーム弾、ボール爆弾、などという種類があって、それぞれの爆弾に使い方の爆弾に相殺されて使用される。(手榴弾に関しては、使用者にも影響がでることから、毒ガス爆弾や最近爆弾が使われることはまず無い。)
爆弾は内部に充填された火薬を爆発させることで、殺傷や破壊が行われることになるが、爆弾を爆発させるには起爆装置が使われる。(爆薬に点火するのは信管が行う。)信管が動作すると、急速な化学反応が起こり、爆薬が爆発する仕組みになっている。(タイマーなどを用いて、ある時間が経過してから信管が動作する用にしたりすることもある。)
しかし、爆弾は機械的に作られたものであるため、信管が動作しても爆発を起こさない場合がある。この場合、爆発しなかった爆弾のことを「不発弾」と言う。これは、何らかの原因で、化学反応で進行せずに火薬に着火しなかったものと、信管が正しく動作しなかったということがその原因である。現在でも第二次大戦中に投下された「不発弾」が発見された、というニュースが時々流れることがある。不発弾は、安全装置が解除された状態であるため、いつ爆発を起こしてもおかしくない状態にある。(何らかの衝撃を与えると、爆発する可能性がある。)そのため、とても危険であるため、不発弾を発見した場合は勝手に処理をすることは危険である。日本では、不発弾が発見されると、その不発弾のある位置から一定範囲内を立入禁止として、その中に住む人を一時的に非難させて、自衛隊が解体処理を行うことになる。また、その一定範囲内に鉄道路線が通っていたとしても、その鉄道は一時的に運休される。
殺傷兵器以外の「爆弾」としては、第二次大戦中に出回った粗悪な密造焼酎のことを指す俗称として用いられたり、米やトウモロコシなどを加圧加熱して急激に大気圧に戻すことで破裂させて作るお菓子のことを指して言う。(「ポン菓子」「爆弾あられ」とも呼ばれている。)
また「爆弾」という言葉を付けた言葉として「爆弾発言」という言葉があるが、兵器の爆弾が破裂した場合のように周囲を大混乱に陥れる発言のことであって、爆弾の様な状態になることから使われる言葉である。
↓参考まで
ロマン派の交響曲~『未完成』から『悲愴』まで (講談社現代新書)
- 作者: 玉木 正之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/05/19
- メディア: 新書
- アーティスト: スウィトナー(オトマール),ベートーヴェン,クノーテ(ディートリヒ),ベルリン・シュターツカペレ
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/06/29
- メディア: CD
ハイドン:交響曲全集(33枚組)/Joseph Haydn: Symphonies 1-104
- アーティスト: ハイドン,アダム・フィッシャー,オーストラリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団
- 出版社/メーカー: Brilliant Classics
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: CD
モーツァルト:交響曲全集(11枚組)/Mozart: Symphonies
- アーティスト: モーツァルト,ヤープ・テル・リンデン,アムステルダム・モーツァルト・アカデミー
- 出版社/メーカー: Brilliant Classics
- 発売日: 2001/12/01
- メディア: CD
未来兵器―スタンド・オフ爆弾からロボット兵器まで近未来の兵器と戦場を図説する (世界の傑作機別冊―Graphic action series)
- 作者: 坂本 明
- 出版社/メーカー: 文林堂
- 発売日: 2005/10
- メディア: 単行本
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